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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
基礎日本語学/Introduction to Japanese Linguistics
授業コード
/Class Code
B506612001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASd201
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金2(前期)/FRI2(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
野田 春美/NODA HARUMI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
野田 春美/NODA HARUMI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
本講義科目は人文学科専門教育科目の言語・文化科目群に属し、「日本語学Ⅰ」「日本語学Ⅱ」といった科目の基礎となる科目として位置づけられます。学部のDP1に示されている「複数の分野の基礎知識を教養として身につけている」ことを目指します。教職志望者にとっては、DP9とも対応しています。
具体的には、⽇頃使い慣れている⽇本語の、⽂法、音声、場⾯にあわせた⾔語使⽤などを改めて⾒直し、⽇本語のルールや特徴を考えます。そのきっかけとして、⽇本語を⺟語としない⽇本語学習者に対する「⽇本語教育」や、Jポップの歌詞を参考にします。
到 達 目 標
/Class Objectives
⽇本語の品詞や活⽤について説明できる。(知識)
⽇本語らしい表現について説明できる。(知識)
⽇本語の濁⾳、拗⾳、特殊拍について説明できる。(知識)
⾔葉に興味をもつ。(態度・習慣)
⽇本語について深く考え、論理的に表現することができる。(技能)
授業のキーワード
/Keywords
日本語学 日本語教育 文法 音声 表現
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中⼼に進めますが、講義中、受講者に⾃発的な発⾔を求め、双⽅向性の授業を重視します。 授業の最後に指⽰したことについて出席カードへの記⼊を求め、記⼊された内容の⼀部を次の時間のはじめに共有します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
卒業研究で日本語をテーマにしたい人、3年次以降に「日本語学」を受講する予定の人には、ぜひ受講しておいてほしい科目です。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・事前に、「授業計画」を参考に、どのようなことが問題になるのかを考え、必要に応じて調べてから授業に臨んでください。(毎週30分程度)
・授業終了後に、内容が理解できているかどうかを確認し、必要に応じて⽤語や現象について調べ直してください。(毎週30分程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回、授業内容に関する課題を出し、出席カードに書いてもらいます。記⼊された内容の⼀部は、次の授業のはじめに共有します。
カードは授業開始時に配布します。遅刻者には授業開始後30分ごろに別カードを配布し、配点は通常カードの1/2とします。
授業内のテスト(2回)については、テスト後に正答を示し解説します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
毎回の課題の記⼊内容55%、テスト45%(20点、25点)で評価します。
毎回の課題の記入は以下のように評価します。
4点 講義内容をふまえ、課題に対する充実した記述があり、文章も整っている。
3点 講義内容をふまえ、課題に対する記述が一応なされている。
1~2点 以下の度合いによって評価。
・分量が少ない。
・講義内容の理解が不正確である、あるいは講義をふまえていない。
・講義内容の一部が書かれているだけで、自分の考えが書かれていない。
テストでは、講義の理解度を測ります。

なお、出席回数が全授業回数の2/3に満たない場合は、評価の対象としません。遅刻者カードは、出席回数も1/2回分となります。
テキスト
/Required Texts
テキストは使用しません。プリントを配布します。
参考図書
/Reference Books
必要に応じて紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 導⼊
品詞の境界線
授業の概要を説明したあと、Jポップの歌詞における「ブルーな」「素直を」のような表現を参考にしながら、品詞の境界線について考えます。
2 第2回 現代日本語の活用1 ⽇本語教育を参考にしながら、現代⽇本語の動詞の活⽤を改めて⾒直します。
3 第3回 現代⽇本語の活⽤2 現代⽇本語の動詞の活⽤を把握します。
4 第4回 格助詞の基本とゆれ Jポップの歌詞における「〜を好き」のような表現を参考にしながら、格助詞の基本とゆれについて考えます。
5 第5回 話し⼿と他者の間の⽅向性
に関わる表現
「あげる」「もらう」「くれる」のような授受表現など、話し⼿の他者の間の⽅向性に関わる表現について考えます。
6 第6回 聞き⼿の情報量の配慮に関
わる表現
「ね」「という」など、聞き⼿の情報量の配慮に関わる表現について考えます。
7 第7回 前半のテストと解説
音声1
第6回までの内容についてテストを行ったあと、その解説をします。
日本語の母音と子音の違い,半母音について学びます。
8 第8回 音声2

⽇本語の濁⾳、拗⾳について学びます。
9 第9回 音声3 ⽇本語の特殊拍(促⾳,⻑⾳,撥⾳)について学びます。
10 第10回 「のだ」の機能 「悲しいの?」「いや、嬉しいんだ。嬉しくて涙が出てくるんだ」のような文に現れる「のだ」(「んだ」「のです」「んです」「の」)の機能について考えます。
11 第11回 悪気がなくても失礼になりやすい表現 相手に敬意を払っているつもりなのに、かえって失礼になってしまう表現などについて学びます。
12 第12回 あいまいな表現 「できないわけではありません」のように、解釈があいまいになったり二義的になったりしやすい表現について考えます。
13 第13回 予想と現実の一致・不一致に関わる表現 「も」「のに」など、予想と現実の一致・不一致に関わる表現について学びます。
14 第14回 話し⼿の気持ちに関わる副
「さすが」「まさか」など、話し⼿の気持ちに関わる副詞について学びます。
15 第15回 後半のテストと解説 第7回以降の内容を中心とした確認テストを⾏ったあと、その解説を⾏います。

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