シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
基礎演習/Basic Seminar
授業コード
/Class Code
B505632016
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASa102
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水2(後期)/WED2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習)
授業の目的
/Class Purpose
 ある場所(地域)がどんなところなのかを理解する視点を身につけることは、社会におけるさまざまな現場において有効に働くことでしょう。その場所の将来について考えていくために役に立つことと思われます。ある場所を理解する研究を行うためには、さまざま手法があります。
 この授業では、ある場所とその変化を理解するための視点を得る実践の基礎を修得することを目的としています。神戸学院大学人文学部が地域連携している明石市大蔵地区をフィールドとして、地域住民による種々の活動とリンクしながら、実際にカメラ(デジタル一眼レフカメラを貸し出す予定)を手にして、休日に2回程度のフィールドワークを行ない、地域の人たちと交流しながら、写真撮影により、大蔵地区の自然、歴史、人々の営み、伝統行事(秋祭り)を通して、地域を「発見」していきます。また、本学有瀬キャンパスをモチーフにした撮影を実施することによりキャンパスの魅力を発見するとともに、建築物内での撮影も経験します。最終的には、撮影結果を写真アート「作品」として、何らかの形で公開することを目標とします。こうした活動を通して、写真撮影の基本的な所作を身につけるとともに、地域社会におけるフィールドワーク手法の基礎を学びましょう。また、著名なプロ写真家の作品を鑑賞することで、写真アートの世界の入口を学びます。大蔵地区は、明石駅の東方から神戸市垂水区との境界付近までの地区で、古代から栄え、近世には明石城下町に連なる宿場町として繁栄しました。なお、撮影予定日が荒天の場合にはロケーション(撮影地)を変更します。なお、本学有瀬キャンパスの学舎を被写体にした撮影を実施することにより、場所の魅力を発見していく有用性を理解します。
 以上から、地域におけるフィールドワーク手法の基礎を学びましょう。
 なお、この授業は、人文学部DP4、5、6、7と対応します。
到 達 目 標
/Class Objectives
・地域におけるフィールドワーク手法の基礎を学びましょう。
・地域を理解するさまざまな研究手法の存在を理解しましょう。
・グループワークに慣れましょう。
授業のキーワード
/Keywords
地域、自然、人々、社会、フィールドワーク、明石、有瀬キャンパス、写真撮影
授業の進め方
/Method of Instruction
少人数の班を編成して、フィールドワークの結果について議論したり、報告したりする作業を行ないます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
グループ作業を重視します。グループは適宜組み替えます。
休日に行なう予定の現地調査(フィールドワーク)には、必ず参加して下さい。歩きまわることになるのでそのつもりで。大蔵地区は明石駅から徒歩圏内です。グループ作業を重視します。撮影ではデジタル一眼レフカメラ(予定)を貸し出します。
10月13日(日)に行われる明石市大蔵地区の稲爪神社秋祭りに応援として加わることで、地域の方から協力を得て、比較的自由に撮影をさせてもらっています。昼から夕方までの予定ですので、必ず予定しておいて下さい。
キャンパス内を撮影した各自の作品は、神戸学院大学フォトコンテストに応募します。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
日頃、ポスター、テレビ、新聞などで目にするさまざまな写真について、撮影者や作成者の撮影意図を想像してみましょう。シラバスを参考にして、授業前に関係する事項について毎週1時間程度の予習を、また、授業後には授業内容について毎週1時間程度の復習をすることを心がけて下さい。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
フィールドワークまとめ発表スライド(班ごと)、発表に対するコメントシート、最終レポート課題。コメントシートは、全員分を印刷して翌週に配布し、ゼミ生どうしが意見交換する材料を提供することで、議論を促し、結果的にフィードバックとなることにつなげます。また、全員が神戸学院大学フォトコンテストに応募することを課します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
第1~3回フィールドワークでの分担作業30%、発表準備作業20%、フィールドワークまとめ発表20%、ゼミ最終レポート30%。
知識・技能、思考力・判断力・表現力などの能力の観点、主体的な態度、グループ学修への参加度合いの観点で判断します。
テキスト
/Required Texts
使用しません。
参考図書
/Reference Books
嵐田大志(2021)『カメラじゃなく、写真の話をしよう』玄光社
神戸学院大学二十年史編集委員会編(1986)『神戸学院大学二十年史』神戸学院大学
高橋伸哉 (2020)『写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか?』インプレス
東京カメラ部・塚崎 秀雄(2022)『名画から学ぶ 写真の見方・撮り方』翔泳社
野間晴雄ほか編著(2017)『ジオ・パルNEO:地理学・地域調査便利帖第2版』海青社
分藤大翼・川瀬慈・村尾静二編(2015)『フィールド映像術(FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ15)』古今書院
山納洋(2019)『歩いて読み解く地域デザイン―普通のまちの見方・活かし方―』学芸出版社
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーションと写真撮影ワークショップ  演習の進め方について説明したのち、一眼レフカメラを使用して、写真撮影の基本的な所作について学びます。なお、以下はコロナ禍がある程度収束している場合の授業内容です。
2 第2回 写真撮影ワークショップ その1 写真撮影ワークショップ本格編として、 写真撮影における構図(フレームワーク)の決め方について、実際にカメラを用いて学びましょう。 
3 第3回 写真撮影ワークショップ その2 写真撮影ワークショップ本格編として、著名なプロ写真家の作品を鑑賞し、心に残る写真に触れましょう。また、次回フィールドワークの準備作業を行ないます。  
4 第4回 第1回撮影フィールドワーク 大蔵地区で撮影のフィールドワークを行ないます(シラバス作成時点では、2022年10月9日(日曜日)に実施予定)。稲爪神社秋例大祭の様子を撮影します。祭りの応援として、男子学生用の軽量な屋台や女性用の神輿担ぎを手伝います。昼から夜までの予定です。
5 第5回 フィールドワークでの撮影結果のまとめ その1 第1回フィールドワークの結果を班ごとにまとめます。
6 第6回 フィールドワークでの撮影結果のまとめ その2 第1回フィールドワークの結果を班ごとにまとめます。
7 第7回 第2回撮影フィールドワーク  休日に明石市大蔵地区で見学・撮影のフィールドワークを行ないます。テーマは当日のロケーションにおける気象条件などにより決めます。撮影予定日が荒天の場合には、ロケーション(撮影地)を変更します。
8 第8回 フィールドワークでの撮影結果のまとめ その1 第2回フィールドワークの結果を班に分かれてまとめます。 
9 第9回 フィールドワークでの撮影結果のまとめ その2 第2回フィールドワークの結果を班に分かれてまとめます。 
10 第10回 フィールドワーク結果の発表  第2回キャンパス内フィールドワークの結果を班ごとに発表します。
11 第11回 第3回キャンパス内フィールドワーク準備作業 第3回キャンパス内フィールドワークの準備作業を行います。 
12 第12回 第3回キャンパス内フィールドワーク 有瀬キャンパスを撮影するフィールドワークを行ないます。テーマは「キャンパス発見」です。
13 第13回 フィールドワークでの撮影結果のまとめ 班にわかれ、第3回キャンパス内フィールドワークで撮影した写真を検証し、作品発表の準備と神戸学院大学フォトコンテストへの応募を行います。
14 第14回 撮影フィールドワーク結果の発表 第3回キャンパス内フィールドワークで撮影した写真を精査した結果を各自発表し、作品発表の準備と神戸学院大学フォトコンテストへの応募を行います。
15 第15回 ポートフォリオの作成 半期の授業を振り返り、ポートフォリオを作成します。

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