基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	日本文学史Ⅱ／History of Japanese Literature Ⅱ
授業コード ／Class Code	B505281001
ナンバリングコード ／Numbering Code	HASd236
開講キャンパス ／Campus	有瀬
開講所属 ／Course	人文学部／Humanities and Sciences
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	金4(後期)／FRI4(AUT.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	白方　佳果／SHIRAKATA YOSHIKA
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
白方　佳果／SHIRAKATA YOSHIKA	人文学科／Humanities

授業の方法 ／Class Format	対面
授業の目的 ／Class Purpose	本科目は、「日本文学史1」の延長上に位置づけられます。 　本科目では、近代以降の日本文学史を通史的に学びます。対象とする範囲は、明治初期から戦後までです。文学史的な見地から、各時期を代表する作品の特色を知り、日本の近現代文学史についての知識・理解を深め、関心を広げることを目的とします。 　本科目は、言語・文学科目群の科目に属する専門教育科目です。また本科目は、教職・教科(国語/科目区分･国文学)の選択科目です。人文学部のディプロマポリシー1「複数の分野の基礎知識を教養として身につけている。」、9（教職志望者）「学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる。」の達成を目指して実施します。
到　達　目　標 ／Class Objectives	(1)日本文学、日本文学史に対する知識や理解、関心を高める。 (2)日本近現代文学の主要な作者・作品・文学思潮等について知識を獲得し、的確に説明できる。 (3)授業で得た知識や、作品に対する自らの理解・解釈等を、適切な形で他者に伝えることができる。
授業のキーワード ／Keywords	文学史　近代文学　日本文学
授業の進め方 ／Method of Instruction	・講義形式で授業を進めますが、受講者の授業参加・発言を求める場合があります。 ・試験や確認テスト、レポート等について、授業だけでなくDotcampusから通知する場合があります。大学のメールアドレスやDotcampusを、こまめに確認すること。以上を怠った場合、重大な不利益を被ることがあります。 ・授業の性質上、授業の進め方や授業計画（進度、内容等）に変更を加える場合があります。
履修するにあたって ／Instruction to Students	・私語などで他の受講生に迷惑がかかる場合は、退室を指示することがあります。 ・不在時間が長い場合などは、欠席とする場合があります。 ・授業内で取り上げた作品を、できるだけたくさん読んでください。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	・日頃の学修に加え、試験勉強が重要となる科目です。試験のための勉強時間を取れない人の受講は推奨しません。 ・各回120～180分程度の事前・事後学習が必要となります。事前学習として、参考図書を読んでおくことを推奨します。また事後学習として、授業後に授業内容を再確認してください。 ・授業で取り上げられた作品を自分なりに鑑賞し、疑問点があれば担当者に質問してください。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	期末試験、授業内で実施する確認テスト、期末レポートを課します。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	学期末試験50％、授業内で実施する確認テスト30％、期末レポート20％として、総合的に評価します。平常点は加味しません。 （1）学期末試験・確認テスト：一部の問題は解答例を提示し、フィードバックを行います。評価基準は「到達目標」。 （2）レポート：評価基準は「到達目標」。 ・授業欠席回数が3分の1を超過する受講生は、単位取得の資格を失うものとします。公欠およびやむを得ない欠席の取り扱いは、大学の規定に拠ります。受講生は欠席の事由が消滅し次第、速やかに手続きを行ってください。 ・学期末試験、授業内で実施する確認テストは、公欠およびやむを得ない事情により欠席した場合にかぎり、代替試験の受験を認めます。実習等、あらかじめ予定がわかっている場合は事前に申し出てください。 ・上記に関する手続きが遅れた場合、取り扱いに不利が生ずることがあります。 ・質問等については、授業内で適宜、フィードバックを行います。
テキスト ／Required Texts	授業中に配布します。
参考図書 ／Reference Books	①『原色 新日本文学史[増補版] (シグマベスト)』（秋山虔、三好行雄編著、文英堂、2016、715円〔税込〕） ②『日本文学史』（久保田淳ほか編、おうふう、1997、1900円〔税抜〕） ※①は事前・事後学習用に、購入することを強く推奨する。また高校生向けの国語便覧や日本文学史の参考書を用意しておくことが望ましい。ほか、授業中に紹介する。

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	ガイダンス	授業の進め方、受講上の注意点などについて解説する。また、明治初期の文学をめぐる状況について確認します。
2	第2回	移行期の文学１	明治初期の文学と時代状況
3	第3回	移行期の文学２	言文一致運動と近代文学
4	第4回	明治20年代の文学１	森鷗外の文学、日本の文学における「浪漫主義」の展開
5	第5回	明治20年代の文学２	硯友社と「紅露の時代」・樋口一葉の文学
6	第6回	明治30年代の文学	日清戦争前後の文学とルポルタージュ
7	第7回	明治末期の文学	自然主義の文学・夏目漱石の文学
8	第8回	明治末期の文学２・まとめ	これまでの授業のまとめを行い、確認テストを実施します。
9	第9回	近代以降の韻文1	俳句・短歌・近代詩の発展
10	第10回	近代以降の韻文2	俳句・短歌・近代詩の発展2
11	第11回	大正期の文学1	大正期の文学の展開1
12	第12回	大正期の文学１	大正期の文学の展開２
13	第13回	昭和期の文学１	昭和初期の文学
14	第14回	昭和期の文学２	戦時下の文学・戦後文学の展開１
15	第15回	昭和期の文学３	戦後文学の展開２