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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
日本文学読解Ⅱ/Reading in Japanese Literature II
授業コード
/Class Code
B505261001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASd332
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水1(後期)/WED1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
白方 佳果/SHIRAKATA YOSHIKA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
白方 佳果/SHIRAKATA YOSHIKA 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面
授業の目的
/Class Purpose
 本授業では、近現代の日本文学作品(おもに短編小説)を精読し、的確に読み解くとともに、自らの理解や解釈などを適切に表現する能力を向上させることを目標とします。またとくに、「語り」「典拠(素材)・翻案」などといった視点から、文学作品を解釈することができるようになることを目標とします。
 本授業は人文学部専門教育科目と、教職・教科(国語/科目区分・国文学)の選択科目を兼ねます。人文学部のディプロマ・ポリシー2「人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている。」、9(教職志望者)「学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる。」の達成を目指しています。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)文学に対する関心を高める。
(2)文学作品を精読し、的確に理解できる。
(3)作品鑑賞・文学研究の基礎的な視点・方法を理解し、応用できる。
(4)上記を踏まえて、自分の理解や解釈、問題意識、感想などを、適切に表現することができる。
授業のキーワード
/Keywords
文学 読解 日本文学 日本近代文学 日本近現代文学
授業の進め方
/Method of Instruction
・講義形式で授業を進めますが、受講者の授業参加・発言を求める場合があります。また受講者数や新型コロナ感染症の状況にも拠りますが、グループワークを実施する予定です。
・授業の性質上、授業の進め方や授業計画(進度、内容等)に変更を加える場合があります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・指定された回までに授業で扱う作品の本文を読み終えておくこと。
・文学作品を中心に扱います。文学作品を読むことや感想を述べること、グループワークに抵抗がある人の受講はおすすめしません。
・授業中に、映像作品を見る予定があります。
・予習状況、理解度などを確認するミニッツペーパーやワークシートなどの課題の提出を求めます。きちんと予習したうえで授業に参加して下さい。
・私語などで他の受講生に迷惑がかかる場合、退室を指示します。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 各回120~180分程度の事前・事後学習が必要です。事前学習として、事前に配付した資料や授業で取り上げる作品を読み込み、自分なりの考えを用意したうえで授業に臨んでください。また事後学習として、授業内容を再確認してください。課題にはきちんと取り組み、期限までに提出して下さい。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・ミニッツペーパーやワークシートなどの課題(テスト形式の場合もあります)、小レポートの提出を適宜課します。また、期末レポートを課します。
・提出したレポートに基づいたグループワークを課します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・提出物(ミニッツペーパー・ワークシートなどの課題、小レポート)70%
・期末レポート30%

1)ミニッツペーパー、ワークシートなどの課題、小レポートの評価基準は、①適切に事前・事後学習を行うなど、授業や課題に対して真摯に取り組んでいるか、②授業を理解し「到達目標」を達成できているか、の2点です。授業中に適宜、フィードバックを行います。
2)期末レポートの評価基準は、①授業内容を理解しているか、②「到達目標」を達成できているか、の2点です。
テキスト
/Required Texts
・プリントを配布、もしくはデジタル資料をweb上に掲示します。
・図書館、またはインターネット上のテキストの閲覧を指示する場合があります。
参考図書
/Reference Books
授業中に指示します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 授業のねらいや、受講上の注意について説明します。また文学作品の「語り」について概説します。
2 第2回 太宰治『たずねびと』 太宰治『たずねびと』を精読し、小説の読解に関する基礎的な考え方を学びます。
3 第3回 太宰治『カチカチ山』1 太宰治『カチカチ山』(お伽草紙)を精読します。
4 第4回 太宰治『カチカチ山』2 前回に引き続き、太宰治『カチカチ山』を精読します。
5 第5回 太宰治『カチカチ山』3 太宰治『カチカチ山』などを例に、「語り」や、文学作品の典拠や翻案について考えます。
6 第6回 芥川龍之介『地獄変』1  芥川龍之介『地獄変』について概説します。また本作を精読し、作品の「語り」について考えます。
7 第7回 芥川龍之介『地獄変』2 前回に引き続き、芥川龍之介『地獄変』を精読し、作品の「語り」について考えます。
8 第8回 芥川龍之介『地獄変』3 前回に引き続き、芥川龍之介『地獄変』を精読し、作品の「語り」について考えます。
9 第9回 芥川龍之介『地獄変』4 前回に引き続き、芥川龍之介『藪の中』を題材に、小説の読解や「語り」について考えます。また、文学作品の成立背景や「典拠(素材)・翻案」について考えます。
10 第10回 『走れメロス』1 太宰治『走れメロス』について解説します。
11 第11回 『走れメロス』2 森見登美彦『新釈 走れメロス』を例に、文学作品の翻案やパロディについて考えます。
12 第12回 『走れメロス』3 前回に引き続き、森見登美彦『新釈 走れメロス』を例に、文学作品の翻案やパロディについて考えます。
13 第13回 谷崎潤一郎『春琴抄』1 谷崎潤一郎『春琴抄』の映像を鑑賞します。
14 第14回 谷崎潤一郎『春琴抄』2 谷崎潤一郎『春琴抄』を、「語り」に注目して読み解きます。また文学作品の、アダプテーションについて考えます。
15 第15回 グループワーク レポートの内容に基づき、グループワークを実施します。 グループワーク

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