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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
国語講読Ⅰ/基礎国語Ⅲ/Analytical Reading in Japanese I
授業コード
/Class Code
B505232001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASd229
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金5(前期)/FRI5(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
白方 佳果/SHIRAKATA YOSHIKA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
白方 佳果/SHIRAKATA YOSHIKA 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面
授業の目的
/Class Purpose
 本授業は「現代文」を論理的・批判的に読み解く能力、また自らの理解・解釈を的確に表現する能力を向上させることを目標とします。「現代文」としては、実用的文章・随筆・評論・小説・等を取り上げ、文章の種類に応じた読み方を身につけます。
 本授業は人文学部専門教育科目と、教職・教科(国語/科目区分・国文学)の選択科目を兼ねます。人文学部のディプロマ・ポリシー1「複数の分野の基礎知識を教養として身につけている。」、9(教職志望者)「学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる。」の達成を目指しています。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)文章を論理的かつ的確に読み解くことができる。
(2)文章を読み、論理的、批判的、創造的に思考することができる。
(3)文章の内容を的確に要約・説明することができる。
(4)文章を読んで得た自分なりの問題意識や考え、感想などを適切な表現を用いて文章にすることができる。
授業のキーワード
/Keywords
現代文 読解 論理的言語
授業の進め方
/Method of Instruction
・授業は講義形式を基本としますが、グループワークを実施する予定です。
・授業の性質上、授業の進め方や授業計画(進度、内容等)に変更を加える場合があります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・教職志望者以外の受講も可能ですが、教職志望者が受講することを前提にした内容が含まれます。
・事前学習が重要になる授業です。取り上げる文章や作品を事前に読み、課題に取り組むなど、きちんと予習して出席すること。
・授業では一部、文学作品を扱います。文学作品を読むことや、感想を述べること、グループワークに抵抗がある人の受講はおすすめしません。
・5回以上欠席した場合、原則的に本授業の単位取得を認めません。
・私語などで他の受講生に迷惑がかかる場合は、退室を指示します。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・各回120~180分程度の事前・事後学習が必要です。
・事前学習として、事前に配付した資料を読み込み(分からない言葉・表現があればきちんと調べておくこと)、自分なりの考えを用意したうえで授業に臨んでください。また、事前に取り組む課題が課された場合は、期限までに提出すること。
・事後学習として、授業内容を再確認すること。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
(1)ミニッツペーパー、ワークシート、授業内課題(小テスト形式を取る場合もあります)、小レポート。授業の中でフィードバックを行います。事前予習が必要になる場合がほとんどです。
(2)期末課題・レポート
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
提出物(ミニッツペーパー・ワークシート、授業内課題、小レポート)…70%
期末課題・期末レポート…30%

・提出物の評価基準は、①「到達目標」を達成できているか、②適切に予習を行うなど、授業に対して真摯に取り組んでいるか、の2点です。授業中に適宜、フィードバックを行います。
・期末課題・レポートの評価基準は、①「到達目標」を達成できているか、②授業内容を理解しているか、です。「成績評価の内容と基準」で、フィードバックを行います。
テキスト
/Required Texts
夏目漱石『坊っちゃん』(新潮文庫、ISBN:978-4101010038、341円〔税込〕、https://www.shinchosha.co.jp/book/101003/)。ほか、プリントを配布します。電子テキスト等の閲覧を指示する場合もあります。
参考図書
/Reference Books
必要に応じて授業中に紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 授業の進め方、受講上の注意などについてガイダンスを行います。予習は必要ありません。
2 第2回 論理国語1 「論理国語」をめぐる議論・言説を読み解きます。
3 第3回 「論理は跳躍する」 内田樹「論理は跳躍する」を精読します。
4 第4回 論理国語2 「論理国語」に関連する文章を読み解きます。
5 第5回 『俳句的生活』 長谷川櫂『俳句的生活』の一部を精読します。
6 第6回 論理国語3 「論理国語」に関連する文章を読み解きます。
7 第7回 論理国語4 「論理国語」に関連する文章を読み解きます。
8 第8回 『坊つちやん』1 以降3回、夏目漱石の小説『坊つちやん』を題材に授業を行います。今回は、『坊つちやん』冒頭を精読します。 
9 第9回 『坊つちやん』2   『坊つちやん』末尾を精読します。
10 第10回 『坊つちやん』3  『坊つちやん』の表現に言及する評論の内容をふまえて、『坊つちやん』末尾について検討します。 
11 第11回 「里山物語」 日高敏隆「里山物語」を精読します。
12 第12回 『メディア社会』 佐藤卓己『メディア社会』の一部を精読します。
13 第13回 『とぜんそう』 別役実『とぜんそう』を精読します。
14 第14回 『生霊』1 以降2回、久生十蘭の小説『生霊』を題材に授業を行います。今回は『生霊』を精読し、『生霊』に関する評論、論文を参照して作品の解釈について考えます。
15 第15回 『生霊』2 『生霊』の解釈について話し合うグループワークを行います。

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