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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
英語表現Ⅱ/英語表現法/English Communication Skills II
授業コード
/Class Code
B504792001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASd240
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火5(後期)/TUE5(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
前田 宏太郎/MAEDA KOTARO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
前田 宏太郎/MAEDA KOTARO 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
この授業は、人文学部人文学科のDPに示す「1.複数の分野の基礎知識を教養として身につけている。」、「9.学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる。」と関係します。
英語で何かを表現するとき、一番よく知っている言語(おそらく多くの人にとっては日本語)の発想を知らず知らずのうちに用いることがあります。これには上手くいく場合とそうでない場合とがあり、上手くいかない場合には英語の発想を知っておく必要があります。(もちろん、日本語と発想が似ている点に気づくことも重要です。)この授業では英文法のいくつかの項目について認知言語学的な観点から確認し、辞書などのツールを適切に活用しながら、自然な英語を表現できるようになることが授業の目的です。
到 達 目 標
/Class Objectives
①英語の発想に基づいて表現することができる
②日本語の発想に対して客観的に説明できる
③辞書などのツールを適切に用いて、自然な表現に必要な情報を収集できる
授業のキーワード
/Keywords
Autonomous Learner, Cognitive Grammar, Global/Local Errors, Meaning-Order Approach, Pedagogical Grammar
授業の進め方
/Method of Instruction
テキストを予習していることを前提に講義形式で進めます。授業ではテキストの内容を出発点とし、その他の重要な項目について説明を行います。説明の合間に個人もしくはグループ単位で課題に取り組んでもらいます。授業の最後に和文英訳の課題を出します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業外ではもちろん、授業内でも辞書を用いる場面が多くあります。毎授業必ず紙の辞書もしくは電子辞書(またはWebの辞書)を持参してください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・テキストの予習(40分/週):予習範囲を指定するので事前に読んできてください。わからない箇所には印をつけておいてください。
・和文英訳課題(50分/週):辞書などのツールを適切に用いて取り組んでください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・和文英訳課題(12回)
*翌週の授業にて、前週の課題の解説を行います
*また、提出された課題の中に共有すべき内容があれば、議論のテーマとする場合もあります
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・和文英訳課題(60%)
・期末試験(40%)
*和文英訳課題では、英語の発想に基づいているか(到達目標①)、日本語の発想に対して客観的に説明できるか(到達目標②)を評価し、期末試験では、それらに加え、辞書などのツールを用いて自然な表現ができるか(到達目標③)を評価します
テキスト
/Required Texts
野村益寛(2020)『英文法の考え方』東京:開拓社.
ISBN: 978-4-7589-2587-7、税込2,200円
参考図書
/Reference Books
○池上嘉彦(1995)『<英文法>を考える』東京:筑摩書房.
テキストと合わせて読むと「文法は意味を表すために存在する」ということをより深く理解できると思います。
○綿貫陽・マーク・ピーターセン(2011)『表現のためのロイヤル英文法』東京:旺文社.
英文法の各項目について網羅的な説明がされています。自分がよく理解していないと思う項目があれば参照すると良いでしょう。(物書堂のiOSアプリ版もあります。)
○田地野彰.(2011)『<意味順>のすすめ』東京:岩波書店.
第2回の講義内容で扱う「意味順」について簡潔に紹介されています。意味順の考え方がわかりやすいと思った人におすすめです。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 導入 授業の概要(自己紹介、授業の進め方)、辞書・Google・機械翻訳の活用方法について
2 第2回 語順 英文法の見取り図を確認する:英文法のヨコ糸とタテ糸(意味順)
3 第3回 可算・不可算名詞 You have an egg on your tie!のどこがおかしいか?:モノの境界線
4 第4回 冠詞 「私、犬飼ってるんですけど」vs.「私、犬飼ってるじゃないですか」:聞き手にとって新しい情報かどうか
5 第5回 現在形・現在進行形 「似ている」は be resembling ではない:コトの境界線
6 第6回 完了形 Have you seen the exhibition? と Did you see the exhibition? の違いは?:過去と現在の関わり
7 第7回 未来を表す表現 「あ、電話出るよ」は、I'll answer it.か I'm going to answer it.か:現在と未来の関わり
8 第8回 法助動詞 mayは「かもしれない」だけじゃない:非現実について語る法助動詞の2用法
9 第9回 仮定法 「100万円あったら、どうする?」はなぜ過去形?:非現実について語る仮定法
10 第10回 使役表現 She made the car stop.どうやって車をとめた?:現実における力関係
11 第11回 受身文 Two customers entered the store. vs. Two strangers entered the store. 受身文にできないのは?:被影響という考え方
12 第12回 前置詞 The house is near the bike.が変なのはなぜ?:話し手の空間認識
13 第13回 句動詞 1語(continue)で堅く、2語(keep on)で柔らかく:動詞と前置詞が見せる多様な表現
14 第14回 まとめ 学習成果の確認
15 第15回 補足 学習成果の振り返り

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