シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
兵庫の文学/Literature in Hyogo District
授業コード
/Class Code
B504163001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASd218
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水2(後期)/WED2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
 対面授業(講義)。
授業の目的
/Class Purpose
 この科目は、人文学部のディプロマポリシーのうち1、9を目指して実施される。
 この科目は言語・文学科目群に属する専門教育科目である。
 この科目では、神戸学院大学のある明石地域を舞台とした国文学作品を取りあげ、その内容と魅力、文学史的位置づけを学ぶとともに、明石が日本人のイメージのなかでどのように理解され、表現されてきたかを考察する。
 授業の目的は以下の通りである。
 (1)「明石の文学」に関する文学史的知識を習得する。
 (2)明石に関連する文学作品の内容を原文または現代語訳によって精密に読解する。
 (3)明石に関連する文学作品について、表現上の特色を適切に把握する。
 (4)明石に関連する文学作品について、その主題を読み取る。
 (5)1~4を基盤として文学における明石地域の位置づけを知る。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)「明石の文学」に関する文学史的知識や作者の思想的背景について、適切な工具書等を参照しながら文章で説明できる。
(2)明石に関連する文学作品の原文または現代語訳を基にして、文章のかたちで内容・あらすじを要約することができる。
(3)明石に関連する文学作品の全体的および部分的な表現上の特色を、文章によって説明することができる。
(4)明石に関連する文学作品の主題を、文章によって説明することができる。
(5)1~4を相互に関連させながら、「明石の文学」について論じる、二千字程度の文章を書くことができる。
授業のキーワード
/Keywords
明石、兵庫、国文学
授業の進め方
/Method of Instruction
 講義形式で行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 履修登録者はこのシラバスを読み、内容に同意したものと見なす。
 授業計画は、実際の授業の進度に応じて順序を変更する場合がある。
 授業中は私語を禁じる。 私語が見られた場合、課題を提出する権利を剥奪することがある。
 提出物はフィードバックに利用する場合がある(全体に配布・掲示する場合には、氏名・学籍番号等が分からないように加工する)。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 授業時間外に必要な学修の目安となる時間は、1回あたり3時間程度である。授業内で計5回程度、小レポートを課すので、それに向けて、前時までの流れを整理し、よく理解しておいてほしい。また、授業内で紹介した参考書を読むことが不可欠である。予習は必要ない。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 授業では合計5回程度、小レポートを課す。また、学期末には期末レポートを課す。ともに優秀作を受講生に提示し、必要に応じて解説を加える等する。
 期末レポートについては教務事務窓口の掲示を確認すること。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 授業時の小レポート(計5回程度)を30%、期末レポートを70%として評価する。ともに評価の基準は、「到達目標」(1)~(5)が達成できているかどうかである。
テキスト
/Required Texts
 プリントを使用する。
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 はじめに 梁田蛻巌について講義する。
2 第2回 柿本人麻呂(1) 『万葉集』に収められた明石関連の和歌について講義する。「授業の目的」(1)~(5)に対応(以下すべて同じ)。
3 第3回 柿本人麻呂(2) 『古今集』及びその注釈書等における柿本人麻呂像について講義する。
4 第4回 菅原道真(1) 『菅家文草』に登場する道真と明石のゆかりについて講義する。
5 第5回 菅原道真(2) 『大鏡』に描かれた道真伝説について講義する。
6 第6回 源氏物語(1) 『源氏物語』「須磨」について講義する。
7 第7回 源氏物語(2) 『源氏物語』「明石」のうち前半について講義する。
8 第8回 源氏物語(3) 『源氏物語』「明石」のうち後半について講義する。
9 第9回 平家物語(1) 『平家物語』に登場する平忠度について講義する。
10 第10回 平家物語(2) 平忠度に関する伝承と明石の関わりについて講義する。
11 第11回 藤原定家 藤原定家と松帆の浦の歌について講義する。
12 第12回 松帆浦物語 御伽草子『松帆浦物語』について講義する。
13 第13回 松尾芭蕉 『笈の小文』について講義する。
14 第14回 井原西鶴(1) 『男色大鑑』「傘持つても濡るる身」について講義する。
15 第15回 井原西鶴(2) 『男色大鑑』と『源氏物語』の関係について講義する。

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