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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
学校心理学 (資格)/School Psychology
授業コード
/Class Code
B501711002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木3(前期)/THU3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
難波 愛/NAMBA AI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
難波 愛/NAMBA AI 心理学部/Psychology
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
学校心理学(教育・学校心理学)は,心理学部2年次生以降を対象に開講される専門科目群の講義科目です。また,教職に関する科目(選択科目)でもあります。本講義は心理学部のDP1,2の獲得を目指しています。

現在,通常の学級に在籍するLD等の特別な支援を必要とする児童生徒の増加や,学級崩壊,いじめ,不登校など,教育現場は多様な課題を抱えています。本講義では,学校心理学における心理教育的援助サービスの理論や技法,子どもの行動や学習,教師や保護者などの関わりについて学びます。なお,学校心理学は心理学と学校教育が統合した応用領域であるため,特別支援教育の変化など,最新の教育事情に焦点を絞って解説します。特別支援教育とは,障害のある児童生徒の自立や社会的参加に向けて,一人一人の教育的ニーズを把握し,適切な支援を行うものです。教職に関する科目でもあるため,教師としての姿勢,必要となる知識など,幅広く理解を深めましょう。

また,この科目の担当者は公認心理師であり,スクールカウンセラーとして教育現場で20年以上の実践経験があります。演習の中では,カウンセリングスキルを活かした心理援助の方法についても言及しながら,実践的な理解へと繋げていきます。 
到 達 目 標
/Class Objectives
学校心理学とは何か(概要)を説明できる。
学校教育の心理学的な諸問題,心理学による支援方法などについて意見を述べることができる。
教師が行うべき心理学的援助について興味を持つ。 
授業のキーワード
/Keywords
学校心理学・特別支援教育・発達障害・いじめ・不登校・学級崩壊など 
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式で行います。 
履修するにあたって
/Instruction to Students
毎回,授業に関する資料を配付します。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事後学習として授業計画の各回の配布資料をよく読んでおくこと(目安として45分)。
試験の前にはさらに授業のポイントを整理し,理解を深めておくこと(目安として3〜4時間)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回の授業の内容に関するミニレポートの提出および小テスト。課題総数のうち2/3以上の提出を単位認定の要件とします。次回以降の講義にて解答を示すとともに補足の解説を行います。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
小テスト・ミニレポート課題等50% 定期試験50%
なお課題総数のうち2/3以上の提出を単位認定の要件とします。  
テキスト
/Required Texts
なし 
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 授業の進め方,全般的な諸注意,成績評価などについて説明します。 
2 第2回 第1部基礎編
教育・学校心理学とは
教育・学校心理学の意義子どもと学校教育の今日的課題について概観を学びます。
3 第3回 最新の教育事情について いじめ,不登校,虐待など子どもの心理教育的問題に加えて, 教師のメンタルヘルスや不祥事など,教師側の課題について学びます。
4 第4回 スクールカウンセリングの枠組と援助 スクールカウンセラーの援助の構造, 学校における「こころ」の問題の位置づけなど,スクールカウンセリング全般について学びます。
5 第5回 子どもをチームで援助する 子どもを援助するヘルパーや「チーム学校」の概念,スクールカウンセラーに期待されることについて学びます。 
6 第6回 3段階の心理教育的援助サービス すべての子ども,苦戦している子ども,特別なニーズを要する子どもへの支援について学びます。
7 第7回  第2部実践編
発達障害の理解と援助
発達障害とは何か,学校現場での支援の方法,心理検査の活用について学びます。
8 第8回 不登校の理解と援助
不登校とは何か,不登校の種類や要因,不登校の児童生徒への援助の実際について学びます。
9 第9回 いじめの理解と援助 いじめとは何か,いじめの実際と被害,いじめ予防と対応について学び学びます。
10 第10回 非行の理解と援助 非行について,チーム学校で非行に対応する方法について学びます。
11 第11回 学校における危機対応 学校の危機とは何か,危機状況における対応と支援について学びます。  
12 第12回 学級づくりの援助 学級風土の理解,学級の荒れへの対応,心理学を生かして学級を支援する方法について学びます。
13 第13回 学校づくりの援助 学校のアセスメント,学校の連携協力など,学校全体を支援する視点と方法を学びます。
14 第14回 地域ネットワークづくりの援助 スクールカウンセラーのコミュニティワーカーとしての役割,関係機関との連携について学びます。
15 第15回 まとめ 本講義の全般的なまとめを行います。

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