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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
アドバンストコミュニケーションⅡ[19~]/Advansed VommunicationⅡ
授業コード
/Class Code
B411811001
ナンバリングコード
/Numbering Code
PHMf006
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他/OTHERS
単位数
/Credits
0.5
主担当教員
/Main Instructor
上町 亜希子/KANMACHI AKIKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上町 亜希子/KANMACHI AKIKO 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、専門教育科目であり5年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、1,2,7を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針), http://www.kobegakuin.ac.jp/information/outline/policy/diploma.html

医療のコミュニケーションと日常会話はまったく異なり難しいものです。その難しさの原因は、話題の多くが悲しくてつらい内容であること、日常会話なら決して踏み込まないようなプライバシーにも踏み込んだものだからです。4年次生までの医療コミュニケーションでは患者の初回応対と簡単な説明を中心に学んできました。これは実務実習に行くための最低限のコミュニケーションです。この講義はアドバンドコミュニケーションとして、難しい患者と薬剤師のコミュニケーションを学びましょう。4コマの集中講義では、以下のテーマに学びます。
テーマ:踏み込んで傾聴し、患者の気持ちに対応する

病院や薬局において患者と薬剤師とかかわる時間が十分と言い難い状況ですが、そのような中では、短時間で患者との信頼関係を築くコミュニケーションが求められます。そのためには「踏み込んで聴くこと」が重要になってくるのですが、薬剤師は「何をどこまで聴いていいのか?」とためらいがちです。また、薬剤師は十分に話を聴いたつもりでいても患者はまだ話していない(未完了感)の状態であることが少なくありません。テーマ①では患者との信頼関係を築くコミュニケーションの基本である傾聴と共感のうち、特に踏み込んで聴くことを学びます。
SGD,ロールプレイなど参加型で行います。薬学的知識でわからないところは十分に解説し、今回の授業ではコミュニケーションスキルに重点をおきます。
なおこの講義は実務家教員が担当します。
到 達 目 標
/Class Objectives
以下の各SBOsを到達目標とします。
SBOs1)傾聴と共感のコミュニケーションスキルを用いて、患者の思いを十分に聴きだすことができ、患者の気持ちのマネジメントができる。
SBOs2)患者のがっかりした気持ち(ショックを受けた気持ち)を共有することができる。

授業のキーワード
/Keywords
医療コミュニケーション、踏み込んで聴く 
授業の進め方
/Method of Instruction
授業計画に従って1日あたり2コマ×2日間の集中講義で行います。
履修するにあたって
/Instruction to Students
対面授業で行います。
【持ち物】名札(実務実習用のものでも4年生にしようしたものでもかまいません)
【オフィスアワー】授業開始2週間前から終了後1週間において、17:15ー18:45をオフィスアワーとします。(C号館2階/CCP272上町の教員室まで。事前にaki-ka@pharm.kobegakuin.ac.jpまで連絡をお願いします) 
【参考:受講学生からのコメント(抜粋)】
学生A:自分の長所をたくさんフィードバックしてもらえたので、自信がつきました。
学生B:実務実習後に受講しました。実務実習時に対応に困った患者に対してどうしたらよかったのか答えがみえてきたような気がしました。
学生C:OSCE練習のコミュニケーション実習はどのような意味があるのかと思っていたのですが、今回のコミュニケーションはとても実践的で勉強になりました。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
1日目の授業に予習課題を提示します。(目安として30分)。事後学習として振り返りツールでの自己学習を行ってください。(目安として30分)。 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
提出課題はありません。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
ルーブリック、授業への取り組み(観察記録)、自己評価を総合的に判断して評価します。
テキスト
/Required Texts
プリントを配布します
参考図書
/Reference Books
模擬診察シナリオ集 医療の現場が見えるスケルトン病院(第6版) 藤崎和彦、川上ちひろほか編著(三恵社)       
この書籍は医学生向けですが、患者さんの設定が書かれたシナリオ集です。読むだけでもこんなときどのような対応をしたらよいのか考えるきっかけが学べると思いますので、よければ読んでみてください。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1日目(1時間目) OSCEで終わらないアドバンスドコミュニケーション【講義、ロールプレイ】 医療コミュニケーションのポイントの概説後、学習者同士で患者役、薬剤師役に分かれてロールプレイを行い、傾聴と共感、踏み込んだ質問の活用方法とその意義について学びます。
SBO1)2) 
2 第1日目(2時間目) OSCEで終わらないアドバンスドコミュニケーション【講義、ロールプレイ】と【作戦タイム(SGD)】 引き続き、ロールプレイを行います。振り返りが終わったら、次回の授業課題についてSGDで作戦を討議します。
SBO1)2) 
3 第2日目(1時間目) SPとのロールプレイ 模擬患者とロールプレイを行います。この授業では代表セッションで行います。なお、試験ではなく今回は修得するためのトレーニングです。授業でうまくできなくても取り組みをプラスに評価し、マイナスに評価することはありません。
SBO1)2)
4 第2日目(2時間目) ふりかえりとまとめ 模擬患者とロールプレイとのセッションについてSPを交えて振り返りを行います。
SBO1)2)

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