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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
日本薬局方Ⅰ[19~]/Japanese Pharmacopoeia I
授業コード
/Class Code
B411481003
ナンバリングコード
/Numbering Code
PHMd064
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金2(前期)/FRI2(SPR.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
市川 秀喜/ICHIKAWA HIDEKI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
市川 秀喜/ICHIKAWA HIDEKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
平野 裕之/HIRANO HIROYUKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり2年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、3、4を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

医薬品を安定的に製造供給し、適切に品質管理を行い、適正使用を確実に実施することは、薬剤師に課せられた重要な職務である。これらを適切に実践するためには、当然ながら医薬品の性状や品質にかかる知識の修得と正確な理解が必須になる。厚生労働大臣が定めた医薬品の規格基準書である「日本薬局方(日局)」はその最も基本となるものであり、医薬品の"バイブル"ともいえる公定書である。日局は、通則、生薬総則、製剤総則、一般試験法及び医薬品各条から構成され、収載医薬品については我が国で繁用されている医薬品が中心となっている。本科目では、「日局にはどのようなことが記載されているのかを知り、これを通じて医薬品製剤の種類や特徴、医薬品の品質の試験や分析法の基礎知識を身につける」ことを主題として、とくに、通則、製剤総則ならびに主な一般試験法に関する概要を学ぶ。
到 達 目 標
/Class Objectives
以下の各SBOsを到達目標とする。
「分析関連項目」
・C2-(3)-①-1 代表的な無機イオンの定性反応を説明できる。
・C2-(3)-①-2 日本薬局方収載の代表的な医薬品の確認試験を列挙し、その内容を説明できる。
・C2-(3)-②-6 日本薬局方収載の代表的な純度試験を列挙し、その内容を説明できる。
・C2-(3)-②-7 日本薬局方収載の重量分析法の原理および操作法を説明できる。
・C5-(1)-④-2 日本薬局方の生薬総則および生薬試験法について説明できる。
・E1-(1)-③-1 日本薬局方収載の生物学的定量法の特徴を説明できる。

「製剤関連項目」
・E5-(2)-①-1 製剤化の概要と意義について説明できる。
・E5-(2)-①-2 経口投与する製剤の種類とその特性について説明できる。
・E5-(2)-①-3 粘膜に適用する製剤(点眼剤、吸入剤など)の種類とその特性について説明できる。
・E5-(2)-①-4 注射により投与する製剤の種類とその特性について説明できる。
・E5-(2)-①-5 皮膚に適用する製剤の種類とその特性について説明できる。
・E5-(2)-①-6 その他の製剤(生薬関連製剤、透析に用いる製剤など)の種類と特性について説明できる。
・E5-(2)-②-3 汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。
・E5-(2)-②-4 製剤に関連する試験法を列挙し、説明できる。

授業のキーワード
/Keywords
「分析関連項目」
日本薬局方、通則、一般試験法、医薬品条項、純度試験、確認試験、定量法、製剤に関する試験法および生物学的試験法
「製剤関連項目」
製剤総則、製剤通則、製剤包装通則、製剤各条、剤形、包装容器、製剤試験法
授業の進め方
/Method of Instruction
授業はオムニバス形式の講義とし、「分析関連項目(第1~6回)」は平野、「製剤関連項目(第7~12回)」は市川が担当する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
「分析関連項目」
条文の規定については必要に応じて覚える必要があるが、試験法等については原理をしっかりと理解すること。
「製剤関連項目」
本講は、3年次・4年次開講の「製剤学Ⅰ」「製剤学Ⅱ」「製剤学Ⅲ」の基本となる内容であり、製剤総則や製剤各条の規定は必ずおさえておくこと。

オフィスアワー
平野: 金曜日 15:30-17:00 必ず事前に電子メールhirano@pharm.kobegakuin.ac.jpでアポイントを取ること
市川: 随時(不在にすることもあるので,訪問前に電子メールichikawa@pharm.kobegakuin.ac.jpでアポイントを取ることを勧めます)
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事前に授業動画を配信するので、必ず視聴して予習を済ませてから対面授業に臨むこと(目安として1.5時間)。動画の配信情報は、Moodle等の学内LMSを通じて通知するので、見落としの無いようにすること。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業時に指示する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
<成績評価方法>
以下の課題の成績を100%として評価する。
<課題>
授業毎に実施するポストテスト(30%)および全授業終了後の定期試験(70%)
テキスト
/Required Texts
(平野担当箇所)
1年次で使用した『薬学領域の分析化学』財津潔、鶴田泰人・編、廣川書店
(市川担当箇所)
科目担当者が作成した講義用パワーポイントスライド冊子(配付します)
(市川・平野共通のサブテキスト)
1年次で使用した『HANDY INTELLIGENCE 日本薬局方 18』平野裕之/市川秀喜・著、京都廣川書店
参考図書
/Reference Books
『第十八改正 日本薬局方解説書』廣川書店
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回(平野) ⽇本薬局⽅の概略と通則 ⽇本薬局⽅の意義と内容を理解する。通則の意義と内容を理解する。
C2-(3)-①-2
C2-(3)-②-6
2 第2回(平野) 代表的な物理的試験法(そ
の1)
⼀般試験法の物理的試験法について学ぶ。
C2-(3)-①-1
C2-(3)-①-2
C2-(3)-②-7
C2-(3)-②-6
3 第3回(平野) 代表的な物理的試験法(そ
の2)
⼀般試験法の物理的試験法について学ぶ。
C2-(3)-①-1
C2-(3)-①-2
C2-(3)-②-6
4 第4回(平野) 代表的な化学的試験法(そ
の1)
化学的試験法を学ぶ。
C2-(3)-①-1
C2-(3)-①-2
C2-(3)-②-6
C5-(1)-④-2
5 第5回(平野) 代表的な化学的試験法(そ
の2)
化学的試験法を学ぶ。
C2-(3)-①-1
C2-(3)-①-2
C2-(3)-②-6
C5-(1)-④-2
6 第6回(平野) 代表的な⽣物学的試験法 ⽣物学的試験法を学ぶ。
E1-(1)-③-1
7 第7回(市川) 製剤化の意義と製剤総則 有効成分を製剤化することの意義および⽇局の製剤総則に記載されている基本的事項の概要を学ぶ。
E5-(2)-①-1
8 第8回(市川) 製剤通則、製剤包装通則、
代表的な製剤試験法
⽇局の製剤通則(製剤全般に共通する事項を記載したもの)および製剤包装通則の意義と内容、さらに、⽇局の⼀般試験法のうち、主な製剤試験法の概要を学ぶ。
E5-(2)-②-3
E5-(2)-②-4
9 第9回(市川) 製剤各条(その1) 製剤各条(剤形の定義、製法、試験法および貯法を⽰すもの)に記載の代表的な製剤の概要を学ぶ。
E5-(2)-①-1
E5-(2)-①-2
E5-(2)-①-3
E5-(2)-①-4
E5-(2)-①-5
E5-(2)-①-6
10 第10回(市川) 製剤各条(その2) その1に引き続き、製剤各条に記載の「経⼝投与する製剤」ならびに「粘膜に適⽤する製剤」の種類と主な特徴を学ぶ。
E5-(2)-①-2
E5-(2)-①-3
E5-(2)-②-3
E5-(2)-②-4
11 第11回(市川) 製剤各条(その3) その2に引き続き、製剤各条に記載の「注射により投与する製剤」の種類と主な特徴を学ぶ。
E5-(2)-①-4
E5-(2)-②-3
E5-(2)-②-4
12 第12回(市川) 製剤各条(その4) その3に引き続き、製剤各条に記載の「⽪膚に適⽤する製剤」ならびに「その他の製剤(⽣薬関連製剤を含む)」の種類と主な特徴を学ぶ。
E5-(2)-①-5
E5-(2)-①-6
E5-(2)-②-3
E5-(2)-②-4

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