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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
細胞の分子生物学Ⅰ[19~]/Molecular Cell Biology I
授業コード
/Class Code
B411401003
ナンバリングコード
/Numbering Code
PHMd026
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火1(後期)/TUE1(AUT.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
鷹野 正興/TAKANO MASAOKI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鷹野 正興/TAKANO MASAOKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
講義・演習
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり1年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、2を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
【第1回ー第12回】
この講義では、生命とは何かを考え、生命体を構成している最小単位、細胞について理解する事が目的です。皆さんは薬剤師を目指していますが、クスリは体の中に入って、初めて作用を発揮します。これは、化学物質であるクスリが体の中で働くことを指し示しています。つまりクスリの働きを理解するには、細胞がどのような活動をしているかを理解することが重要になります。
分子生物学、生化学、細胞生物学について、広く、基本的な事項を関連づけて理解していきましょう。生命体の基本単位である細胞は分子、タンパク質、DNA、脂質、糖などがどのように結びつき合っていきながら、「生きている」のか理解して行きましょう。
到 達 目 標
/Class Objectives
この授業終了時には、セントラルドグマについて、生命体にとっての意義、また仕組みについて概説出来ることを目標とします。またコアカリのSBOsを下記に列挙します。下記のSBOsについては、概説出来るレベルを到達目標とします。
【第1回ー第12回】
C6-(1)-①ー1 細胞膜を構成する代表的な生体成分を列挙し、その機能を分子レベルで説明できる。
C6-(1)-②ー1 細胞小器官(核、ミトコンドリア、小胞体、リソソーム、ゴルジ体、ペルオキシソームなど)やリボソームの構造と機能を説明できる。
C6-(2)-③ー1 アミノ酸を列挙し、その構造に基づいて性質を説明できる。
C6-(2)-④ー1 タンパク質の構造(一次、二次、三次、四次構造)と性質を説明できる。
C6-(2)-⑤ー1 ヌクレオチドと核酸(DNA、RNA)の種類、構造、性質を説明できる。
C6-(3)-③ー1 酵素反応の特性と反応速度論を説明できる。
C6-(3)-③ー3. 代表的な酵素活性調節機構を説明できる。
C6-(4)-①-1 遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。
C6-(4)-①-2 DNA、遺伝子、染色体、ゲノムとは何かを説明できる。
C6-(5)-①-1 エネルギー代謝の概要を説明できる。
C6-(5)-②-1 解糖系及び乳酸の生成について説明できる。
C6-(5)-②-2 クエン酸回路(TCA サイクル)について説明できる。
C6-(5)-②-3 電子伝達系(酸化的リン酸化)と ATP 合成酵素について説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
分子生物学、DNA、RNA、タンパク質
授業の進め方
/Method of Instruction
本授業は対面授業で行います。自分たちでプレゼン資料を作成し、授業中に互いにプレゼンテーションを行います。資料作製のため、サインペン(出来れば黒、赤、青、その他)を持ってきてください。
履修するにあたって
/Instruction to Students
この科目の一番重要な目標は、遺伝子とタンパク質が生命体の中でどれだけの役割を果たしているのかを「概念」として理解することです。したがって、まず授業でテキストを説明出来るようにまとめること。そして、それに基づいて説明出来るようにしてください。オフィスアワーは随時、メールアドレスはtakano@pharm.kobegakuin.ac.jp講義はベルが鳴ると開始し、遅刻は認めません。私語厳禁、退室して頂きます。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
講義前にMoodleにあげたプレテスト、そして授業後にポストテストを行ってください。課題点として1点加点する予定です。また、その日学習したことを必ず復習すること、 おおよそ、1時間程度。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
講義前にMoodleにあげたプレテスト、そして授業後にポストテストを行ってください。課題点として1点ずつ加点する予定です。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
到達度確認試験30点、定期試験70点、合計100点満点の成績に基づいて評価する。また、プレテスト、ポストテスト、両方回答することで1回について1点加点する予定です。
テキスト
/Required Texts
好きになる分子生物学 荻原清文 著 講談社
参考図書
/Reference Books
エッセンシャル細胞生物学 南江堂
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション・細胞とは何か 細胞の構造について学ぶ。細胞を構成している分子、細胞が集まって組織を構成、組織が器官を構成し、個体を構成する。
2 第2回 タンパク質の姿 アミノ酸がタンパク質を構成し、どのようにして立体構造を形成するかについて学ぶ。
3 第3回 タンパク質の働きぶり 酵素タンパクの働きとその調節がどのように為されているかについて学ぶ。
4 第4回 細胞の呼吸 細胞呼吸、解糖系、クエン酸回路、そして電子伝達系の生体内における意味について学ぶ。
5 第5回 細胞の情報伝達 細胞間、細胞内の情報伝達がどのような仕組みによって行われているかについて学ぶ。
6 第6回 DNAの姿 DNAはどのような構造で、そのような役割を担っているかについて学ぶ。
7 第7回 DNAを複製する DNAはどのように複製されるかについて学ぶ。
8 第8回 遺伝子からタンパク質へ DNAからタンパク質へ翻訳されるのは何のために行われ、どのような仕組みなのかについて学ぶ。
9 第9回 遺伝子を編集する1 DNAからRNAへどのような仕組みで転写されるかについて学ぶ。
10 第10回 遺伝子を編集する2 遺伝子の編集、真核生物におけるスプライシングとゲノムDNAの再編成について、理解する。
11 第11回 遺伝子の読み取り 遺伝子の転写調節について、その意味、仕組みについて理解する。
12 第12回 まとめ 第1回から第11回までのまとめ
C6-(4)-①-1
C6-(4)-①-2
C6-(4)-④-1
C6-(4)-④-2
C6-(4)-④-3
C6-(4)-④-4
C6-(4)-⑥-1
C6-(4)-⑥-2

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