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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
応用薬理Ⅱ[15~18]/Applied Pharmacology Ⅱ
授業コード
/Class Code
B411201002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月6(前期)/MON6(SPR.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
屋山 勝俊/YAYAMA KATSUTOSHI
遠隔授業
/Remote lecture
Yes

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
屋山 勝俊/YAYAMA KATSUTOSHI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
講義

授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、アドバンスト科目であり6年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、②、③を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
この科目では様々な薬物の作用機構と特徴に関する理解を更に高めることを目標とする。特にメタボリックシンドロームのような生活習慣を背景とした慢性疾患に対して近年多くの多彩な薬物が登場してきており、それらの代表的な薬物を取り上げ、作用機序・作用点の理解と、それらが臨床応用にどのように関わるかを学ぶ。取り上げる分野は、循環器系作用薬、腎臓作用薬、泌尿器系作用薬、呼吸器系作用薬、消化器系作用薬、抗凝血薬と止血薬、高脂血症治療薬、糖尿病治療薬、骨粗しょう症治療薬、である。
到 達 目 標
/Class Objectives
以下の各SBOsを到達目標とする。
E2ー(3)ー①ー1 以下の不整脈および関連疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。不整脈の例示:上室性期外収縮(PAC)、心室性期外収縮(PVC)、心房細動(Af)、発作性上室頻拍(PSVT)、WPW症候群、心室頻拍(VT)、心室細動(Vf)、房室ブロック、QT延長症候群
E2ー(3)ー①ー2 急性および慢性心不全について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(3)ー①ー3 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(3)ー①ー4 以下の高血圧症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 本態性高血圧症、二次性高血圧症(腎性高血圧症、腎血管性高血圧症を含む)
E2ー(3)ー②ー1 止血薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。
E2ー(3)ー②ー2 抗血栓薬、抗凝固薬および血栓溶解薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。
E2ー(3)ー③ー1 利尿薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。
E2ー(4)ー②ー1.以下の上部消化器疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。 胃食道逆流症(逆流性食道炎を含む)、消化性潰瘍、胃炎
E2ー(4)ー②ー2.炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(4)ー②ー3.肝疾患(肝炎、肝硬変(ウイルス性を含む)、薬剤性肝障害)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(4)ー②ー4.膵炎について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(4)ー②ー5.胆道疾患(胆石症、胆道炎)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(4)ー②ー6.機能性消化管障害(過敏性腸症候群を含む)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(4)ー②ー7.便秘・下痢について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(4)ー②ー8.悪心・嘔吐について、治療薬および関連薬物(催吐薬)の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(5)ー①ー1.糖尿病とその合併症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(5)ー①ー2.脂質異常症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
E2ー(5)ー①ー3.高尿酸血症・痛風について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
これら疾患に使用される薬物の作用を科学的、論理的に考え、薬物の作用、副作用を理解し、それらを説明できるようになることを目指します。
授業のキーワード
/Keywords
薬理、循環器薬理、代謝性疾患の薬理、呼吸器の薬理、消化器の薬理
授業の進め方
/Method of Instruction
授業計画に従って行ないます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業計画に従って12回の講義を行ないます。
オフィスアワー:金曜日 16:00〜18:00 質問があれば、遠慮なくこの時間に教員室(C号館2階、C/LP218)を訪ねてください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
理解を深めるために予習(0.5時間)、復習(1時間)をして下さい。理解できなかった部分は、オフィスアワー等を積極的に利用し理解に務めて下さい。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業後に連絡
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業中に課す課題で評価する(100%)。
テキスト
/Required Texts
自作のプリントで行います。
参考図書
/Reference Books
田中・加藤編 「NEW薬理学 改訂第7版」 南江堂 ¥8,800+税
浦部、島田、川合編 今日の治療薬2024 南江堂 ¥5,280
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 高血圧治療薬 血圧の調節機構について、学習を深めた後、
①レニンーアンジオテンシンーアルドステロン系について説明できる。
②作用点別に、高血圧治療薬を分類し、それぞれの作用機序、特徴、副作用について説明できる。
③病態生理を説明できる。このことを目標とします。
E2ー(3)ー①ー4
2 第2回 利尿薬 利尿薬の作用機序を整理した上、
①利尿薬について、作用点、作用機序、副作用を説明できることを目標とします。
②循環器疾患における利尿薬の位置づけを説明できる。
③病態に応じた適切な治療薬を選ぶことができる。
このことを目標とします。
E2ー(3)ー③ー1
3 第3回 止血薬、造血薬
抗血栓薬
①血液凝固系を抑制する抗凝固薬の作用機序、そして副作用を説明できる。
②血栓形成を抑制する抗血栓薬、血液凝固塊を溶解して血流を回復させる血栓溶解剤の作用機序、そして副作用を説明できる。
③適切な治療薬を選ぶことができる。
ことを目標とします。
血小板凝集抑制薬ついて学び、
①血小板凝集抑制薬の作用機序、そして副作用を説明できる。
②適切な治療薬を選ぶことができることを目標とします。
このことを目標とします。
E2ー(3)ー②ー1
E2ー(3)ー②ー2
4 第4回 虚血性心疾患治療薬
不整脈治療薬
虚血性心疾患と有効な薬物の分類、作用機序、副作用について整理した後、
①虚血性心疾患に用いる薬物について作用機序、副作用について説明できる。
②抗不整脈薬の分類、作用機序、そして副作用を説明できる。
ことを目標とします。
E2ー(3)ー①ー1
E2ー(3)ー①ー3
5 第5回 心不全治療薬 循環器疾患における心不全の位置づけ及びその治療薬について整理した後、
①心不全に用いる治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
①心不全に用いる治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、作用を説明できる。
このことを目標とします。
E2ー(3)ー①ー2
6 第6回 糖尿病治療薬 糖尿病及びその治療薬について整理した後、
①糖尿病に用いる治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
②病態に応じた適切な治療薬を選ぶことができる。
このことを目標とします。
E2ー(5)ー①ー1
7 第7回 脂質異常症治療薬 高脂血症、その治療薬について整理した後、
①脂質異常症治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
②病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
このことを目標とします。
E2ー(5)ー①ー2
8 第8回 痛風治療薬、
骨粗しょう症治療薬
痛風、骨粗しょう症は患者数の多い病気です。ここでは、その治療薬について整理した後、
①痛風治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
②骨粗しょう症治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
③病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
このことを目標とします。
E2ー(5)ー①ー3
E2ー(2)ー③ー2
9 第9回 呼吸興奮薬・鎮咳去痰薬 現在、呼吸興奮薬が用いられる頻度は減少していますが、その基本を理解しておくことは必要です。一方、鎮咳。去痰薬は風邪症候群の対処療法薬としてよく用いられています。ここでは、その治療薬について整理した後、
①呼吸興奮薬の薬理作用、副作用を説明できる。
②鎮咳。去痰薬の薬理作用、副作用を説明できる。
③鎮咳。去痰薬の特徴を説明できる。
④病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
このことを目標とします。
E2ー(2)ー②ー1
E2ー(4)ー①ー4
10 第10回 気管支喘息治療薬 気管支喘息はその患者数も多く、発作時、予防時で薬の使い方も変わってきます。ここでは、その治療薬について整理した後、
①気管支喘息治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
②気管支喘息発作予防に用いられる薬物の薬理作用、副作用を説明できる。
③新薬(抗体医薬)について、薬理作用、副作用を説明できる。
③病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
このことを目標とします。
E2ー(2)ー②ー1
E2ー(4)ー①ー4
11 第11回 消化性潰瘍治療薬 消化性潰瘍は、ストレス社会においてその患者数も増加しています。胃潰瘍の主たる原因が、ヘリコバクターピロリと判明して以来、その治療薬も大きく変わりました。ここでは、その治療薬について整理した後、
①消化性潰瘍治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
②病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
このことを目標とします。
E2ー(4)ー②ー3
E2ー(4)ー②ー4
E2ー(4)ー②ー5
E2ー(4)ー②ー6
E2ー(4)ー②ー7
E2ー(4)ー②ー8
12 第12回 止瀉・瀉下薬
制吐薬、肝機能調整薬
①止瀉・瀉下薬の薬理作用、副作用を説明できる。
②病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
ことを目標とします。
③制吐の薬理作用、副作用を説明できる。
④肝機能調整薬の薬理作用、副作用を説明できる。
このことを目標とします。
E2ー(4)ー②ー3
E2ー(4)ー②ー4
E2ー(4)ー②ー5
E2ー(4)ー②ー6
E2ー(4)ー②ー7
E2ー(4)ー②ー8

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