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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
生物薬学複合科目Ⅰ[15~18]/Comprehensive course in biological Pharmacy I
授業コード
/Class Code
B410861002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木6(前期)/THU6(SPR.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
角田 慎一/TSUNODA SHINICHI
遠隔授業
/Remote lecture
Yes

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
髙橋 隆幸/TAKAHASHI TAKAYUKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
角田 慎一/TSUNODA SHINICHI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
遠隔授業(オンデマンド)
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、薬学複合科目であり6年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、2,3を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

生物系基礎科目の内容を総復習することを通じて、生物や生命のしくみを分子レベル、細胞レベル、生体レベルで理解し、基本的知識を習得することを目的とする。
到 達 目 標
/Class Objectives
以下の各SBOsを到達目標とする。
(高橋)
C6ー(2)ー①ー1 代表的な脂質の種類、構造、性質、役割を説明できる。
C6ー(2)ー②ー1 代表的な単糖、二糖の種類、構造、性質、役割を説明できる。
C6ー(2)ー②ー2 代表的な多糖の種類、構造、性質、役割を説明できる。
C6ー(2)ー③ー1 アミノ酸を列挙し、その構造に基づいて性質を説明できる。
C6ー(2)ー④ー1 タンパク質の構造(一次、二次、三次、四次構造)と性質を説明できる。
C6ー(2)ー⑤ー1 ヌクレオチドと核酸(DNA、RNA)の種類、構造、性質を説明できる。
C6ー(3)ー①ー1 多彩な機能をもつタンパク質(酵素、受容体、シグナル分子、膜輸送体、運搬・輸送タンパク質、貯蔵タンパク質、構造タンパク質、接着タンパク質、防御タンパク質、調節タンパク質)を列挙し概説できる。
C6ー(3)ー②ー1 タンパク質の翻訳後の成熟過程(細胞小器官間の輸送や翻訳後修飾)について説明できる。
C6ー(3)ー②ー2 タンパク質の細胞内での分解について説明できる。
C6ー(3)ー③ー1 酵素反応の特性と反応速度論を説明できる。
C6ー(3)ー③ー2 酵素反応における補酵素、微量金属の役割を説明できる。
C6ー(3)ー③ー3 代表的な酵素活性調節機構を説明できる。
C6ー(3)ー④ー2 血漿リポタンパク質の種類、構造、機能を説明できる。
C6ー(4)ー②ー3 RNA の種類(hnRNA、mRNA、rRNA、tRNA など)と機能について説明できる。
C6ー(5)ー①ー1 エネルギー代謝の概要を説明できる。
C6ー(5)ー②ー1 解糖系及び乳酸の生成について説明できる。
C6ー(5)ー②ー2 クエン酸回路(TCA サイクル)について説明できる。
C6ー(5)ー②ー3 電子伝達系(酸化的リン酸化)と ATP 合成酵素について説明できる。
C6ー(5)ー②ー4 グリコーゲンの代謝について説明できる。
C6ー(5)ー②ー5 糖新生について説明できる。
C6ー(5)ー③ー1 脂肪酸の生合成とβ酸化について説明できる。
C6ー(5)ー③ー2 コレステロールの生合成と代謝について説明できる。
C6ー(5)ー④ー1 飢餓状態のエネルギー代謝(ケトン体の利用など)について説明できる。
C6ー(5)ー④ー2 余剰のエネルギーを蓄えるしくみを説明できる。
C6ー(5)ー⑤ー1 アミノ酸分子中の炭素および窒素の代謝(尿素回路など)について説明できる。
C6ー(5)ー⑤ー2 ヌクレオチドの生合成と分解について説明できる。
C6ー(5)ー⑤ー3 ペントースリン酸回路について説明できる。
(角田)
C7ー(1)ー④ー1 中枢神経系について概説できる。
C7ー(1)ー④ー2 末梢(体性・自律)神経系について概説できる。
C7ー(1)ー⑦ー1 心臓について概説できる。
C7ー(1)ー⑦ー2 血管系について概説できる。
C7ー(1)ー⑦ー3 リンパ管系について概説できる。
C7ー(1)ー⑧ー1 肺、気管支について概説できる。
C7ー(1)ー⑨ー1 胃、小腸、大腸などの消化管について概説できる。
C7ー(1)ー⑨ー2 肝臓、膵臓、胆?について概説できる。
C7ー(1)ー⑩ー1 泌尿器系について概説できる。
C7ー(1)ー⑪ー1 生殖器系について概説できる。
C7ー(1)ー⑫ー1 内分泌系について概説できる。
C7ー(1)ー⑭ー1 血液・造血器系について概説できる。
C7ー(2)ー①ー1 神経細胞の興奮と伝導、シナプス伝達の調節機構について説明できる。
C7ー(2)ー①ー2 代表的な神経伝達物質を挙げ、生理活性および作用機構について概説できる。
C7ー(2)ー①ー3 神経系、感覚器を介するホメオスタシスの調節機構の代表例を列挙し、概説できる。
C7ー(2)ー①ー4 神経による筋収縮の調節機構について説明できる。
C7ー(2)ー②ー1 代表的なホルモンを挙げ、その産生器官、生理活性および作用機構について概説できる。
C7ー(2)ー③ー1 代表的なオータコイドを挙げ、生理活性および作用機構について概説できる。
C7ー(2)ー⑤ー1 血圧の調節機構について概説できる。
C7ー(2)ー⑥ー1 血糖の調節機構について概説できる。
C7ー(2)ー⑦ー1 体液の調節機構について概説できる。
C7ー(2)ー⑦ー2 尿の生成機構、尿量の調節機構について概説できる。
C7ー(2)ー⑨ー1 血液凝固・線溶系の機構について概説できる。
C7ー(2)ー⑩ー1 性周期の調節機構について概説できる。
授業のキーワード
/Keywords
生体成分、代謝、遺伝子発現、器官の構造と機能、生体機能の調節、生理活性分子
授業の進め方
/Method of Instruction
配布されているスケジュール時間割に沿って講義ビデオを配信します。また、講義内容に関する課題を課します。配信スケジュールや課題の詳細はMoodleで通知します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
生命系基礎科目の総復習です。この科目で学習・復習すべき範囲を授業時間内で網羅することはできませんので、自習が不可欠です。疑問点があれば、遠慮せずに質問に来てください。
前半6回は髙橋、後半6回は角田が担当します。
必要に応じて補充講義(オンデマンド)を行います。

オフィスアワー:
(髙橋)月曜日-金曜日は2限と3限の間の昼休み、土曜日は午前9時から午後3時の間にいたしますが、それ以外の時間でも在室の場合は随時対応いたします。場所はC号館1階SP123です。
(角田)LP238室 (月)(金)14:00-18:00としますが、それ以外でも随時対応します。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
予習30分、復習1時間を目安とする。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
課題をMoodleで通知するので、期日までに実施・提出すること。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
課題を課し、高橋担当分50%(50点)、角田担当分50%(50点)、合計100%(100点)として評価する。
(高橋)
課題の詳細はMoodleで通知する。
(角田)
課題の詳細はMoodleで通知する。
テキスト
/Required Texts
必要に応じて補助資料を配布する。
参考図書
/Reference Books
(共通)
薬学ゼミナール編集 薬剤師国家試験対策参考書 <生物>
(髙橋)
コンパス 生化学・改訂第2版(南江堂)
NEW 生化学・第2版(廣川書店)
医歯薬系学生のための基礎生命科学(京都廣川書店)
...など、生化学に関係した書籍。自分の能力に合わせて選んでください。
(角田)
人体の正常構造と機能 改訂第3版 全10巻縮刷版 (日本医事新報社)
薬がみえるvol.1〜3 (メディックメディア)
病気がみえるvol.1~8, 11(メディックメディア)

No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回(髙橋) 脂質を知る 脂質を分類し、その構造と働き・生合成経路を理解する。
C6ー(2)ー①ー1
C6ー(5)ー③ー1
C6ー(5)ー③ー2
C6ー(3)ー④ー2
2 第2回(髙橋) 糖質を知る 糖質を分類し、その構造と働きを理解する。
C6ー(2)ー②ー1
C6ー(2)ー②ー2
3 第3回(髙橋) アミノ酸を知る アミノ酸を分類し、その構造と働き・代謝を理解する。
C6ー(2)ー③ー1
C6ー(5)ー⑤ー1
4 第4回(髙橋) 1)タンパク質を知る
2)酵素を知る1(基本性質)
1)タンパク質と、その高次構造を理解する。
2)生体内の主なタンパク質の特徴と働きを理解する。
3)酵素の基本的な性質と働きを理解する。
C6ー(2)ー④ー1
C6ー(3)ー①ー1
C6ー(3)ー②ー1
C6ー(3)ー②ー2
C6ー(3)ー③ー1
C6ー(3)ー③ー2
5 第5回(髙橋) 核酸を知る 核酸の構造と働き・代謝を理解する。
C6ー(2)ー⑤ー1
C6ー(4)ー②ー3
C6ー(5)ー⑤ー2
6 第6回(髙橋) 1)酵素を知る2(反応速度論)
2)エネルギー代謝を知る
1)酵素の反応速度論を理解する。
2)生体がエネルギーを獲得する過程を理解する。
3)余剰エネルギーの蓄積と利用について理解する。
C6ー(3)ー③ー1
C6ー(3)ー③ー3
C6ー(5)ー①ー1
C6ー(5)ー②ー1
C6ー(5)ー②ー2
C6ー(5)ー②ー3
C6ー(5)ー②ー4
C6ー(5)ー②ー5
C6ー(5)ー④ー1
C6ー(5)ー④ー2
C6ー(5)ー⑤ー3
7 第7回(角田) 器官の構造と機能(1)神経系 中枢及び末梢神経系について概説する。神経系による調節機構について概説する。
C7ー(1)ー④ー1
C7ー(1)ー④ー2
C7ー(2)ー①ー1
C7ー(2)ー①ー3
C7ー(2)ー①ー4
8 第8回(角田) 器官の構造と機能(2)循環器系 循環器系とその調節機構について概説する。
C7ー(1)ー⑦ー1
C7ー(1)ー⑦ー2
C7ー(1)ー⑦ー3
C7ー(2)ー⑤ー1
9 第9回(角田) 器官の構造と機能(3)泌尿器系 泌尿器系とその調節機構について概説する。
C7ー(1)ー⑩ー1
C7ー(2)ー⑦ー1
C7ー(2)ー⑦ー2
10 第10回(角田) 器官の構造と機能(4)血液造血系 血液造血系について概説する。
C7ー(1)ー⑭ー1
C7ー(2)ー⑨ー1
11 第11回(角田) 器官の構造と機能(5)内分泌系Ⅰ 内分泌系、生殖器系について概説する。ホルモンによる調節機構について概説する。
C7ー(1)ー⑪ー1
C7ー(1)ー⑫ー1
C7ー(2)ー②ー1
C7ー(2)ー⑤ー1
C7ー(2)ー⑥ー1
C7ー(2)ー⑩ー1
12 第12回(角田) 器官の構造と機能(6)内分泌系Ⅱ 内分泌系、生殖器系について概説する。ホルモンによる調節機構について概説する。
C7ー(1)ー⑪ー1
C7ー(1)ー⑫ー1
C7ー(2)ー②ー1
C7ー(2)ー⑤ー1
C7ー(2)ー⑥ー1
C7ー(2)ー⑩ー1
13 補充授業(角田) 器官の構造と機能
呼吸器系
呼吸器系について概説する。
14 補充授業(角田) 器官の構造と機能
消化器系
消化器系について概説する。
15 補充授業(角田) 器官の構造と機能
神経伝達物質、オータコイド
神経伝達物質・オータコイドについて概説する。

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