シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
経済理論問題演習 [公共]/Economic Theory Exercise
授業コード
/Class Code
B301931001
ナンバリングコード
/Numbering Code
ECOd213
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
経済学部/Economics
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木1(後期),木2(後期)/THU1(AUT.),THU2(AUT.)
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
岡本 弥/OKAMOTO HISASHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
岡本 弥/OKAMOTO HISASHI 経済学部/Economics
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、経済学部のDP(ディプロマポリシー:学位授与方針)の「2.経済理論の基礎を習得し、日常の経済生活や経済全体の動向について理論的に理解できる」ことに資するものである。
この科目は、2年次後期配当の専門科目であり、2年次前期配当の「ミクロ経済学」「マクロ経済学」で学んだ経済理論への理解を深化させるために、経済理論に関する問題の演習にほぼ特化している。経済理論の要所を押さえ、公務員試験の「経済原論」の基礎レベルの問題を解けるようになることを目的とする。
なお、この講義の担当者は、金融機関において融資渉外業務に約6年間従事した実務経験のある教員であり、自らの体験を踏まえてマクロ経済の動向の背景を解説するといった実践性を特色のひとつとする。 
到 達 目 標
/Class Objectives
到達目標として、以下の3つを掲げる。
①2年次前期に履修した「ミクロ経済学」「マクロ経済学」で得た経済理論に関する知識や理解を深めることができる。
②公務員試験の「経済原論」の基礎レベルの問題に十分対応できるようになる。
③問題演習を通じて、経済学的な考え方を体得できるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
効用最大化、需要関数、補償需要関数、IS-LMモデル
授業の進め方
/Method of Instruction
講義では、まず担当者が授業内容について説明し、続いて問題演習を行い、履修者に順番に解答例を板書し説明してもらうことを予定している。加えて、講義内容について隔週を目途にレポート課題を課す。
履修するにあたって
/Instruction to Students
この科目は、2年次前期配当の「ミクロ経済学」「マクロ経済学」と3年次前期配当の「中級経済原論」のつなぎ目に位置する科目である。別の言い方をすれば、上記の「ミクロ経済学」「マクロ経済学」の単位が取得済みであり、これから更に学んで公務員試験の経済原論で合格点をとることを目標としている学生をイメージしている。現時点で公務員試験の受験を視野に入れているかどうかはさておき、ミクロ経済学とマクロ経済学の基礎が固まっていると期待されるレベル、すなわち「ミクロ経済学」「マクロ経済学」の成績がともにB以上であることが望ましい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
レポート課題を授業の復習と位置づけ、1時間程度かけて解くことを想定している。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
「授業の進め方」ですでに述べたように、講義内容について隔週を目途に、レポート課題を課す予定である。極力、次回の講義において模範解答例を示し、簡単な解説を行うこととしたい。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
評価方法は次の通り。
①中間試験:40%
②定期試験:40%
③レポート:20%
テキスト
/Required Texts
テキストは指定しないが、下記の参考書は授業内容の理解を高めてくれるだろう。
参考図書
/Reference Books
①家森信善・小川光(2007)『基礎からわかるミクロ経済学(第2版)』中央経済社
②家森信善(2011)『基礎からわかるマクロ経済学(第3版)』中央経済社
③茂木喜久雄(2021)『試験対応 新 らくらくミクロ経済学入門』講談社
④茂木喜久雄(2021)『試験対応 新 らくらくマクロ経済学入門』講談社
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーションとミクロ経済学の基礎力確認テスト 授業の内容や進め方、評価方法、その他の注意点について説明したあと、現時点のミクロ経済学の知識や理解力を確認するため基礎力確認テストを実施する。
2 第2回 必要な数学の知識の確認 特にミクロ経済学の問題演習において必要となる、①1変数の微分、②偏微分、についてかいつまんで説明し、簡単な計算問題で定着度を高める。 
3 第3回 消費者行動の理論① 講義形式にて効用関数と無差別曲線について概説する。 
4 第4回 消費者行動の理論②
効用関数と無差別曲線に関連する問題の演習を行う。
5 第5回 消費者行動の理論③ 講義形式にて予算制約と効用最大化問題について概説する。
6 第6回 消費者行動の理論④ 予算制約と効用最大化問題に関する問題の演習を行う。
7 第7回 消費者行動の理論⑤ 講義にて需要の価格弾力性や消費者余剰について概説する。
8 第8回 消費者行動の理論⑥ 需要の価格弾力性と消費者余剰に関する問題の演習を行う。
9 第9回 消費者行動の理論⑦ 講義にて需要関数の導出や需要関数の特徴について概説する。
10 第10回 消費者行動の理論⑧ 需要関数の導出・需要曲線の特徴に関する問題の演習を行う。
11 第11回 消費者行動の理論⑨ 講義にて所得効果と代替効果について概説する。
12 第12回 消費者行動の理論⑩ 所得効果と代替効果に関する問題の演習を行う。
13 第13回 消費者行動の理論⑪ 講義にて、無差別曲線、消費の2期モデルと借入制約、市場需要の計算など、消費者行動の理論においてやや発展的と位置づけられるテーマについて概説する。
14 第14回 消費者行動の理論⑫ 無差別曲線、消費の2期モデルと借入制約、市場需要の計算など、消費者行動の理論においてやや発展的と位置づけられるテーマに関する問題の演習を行う。
15 第15回 消費者行動の理論⑬ 前半の講義のまとめを行う。
16 第16回 中間試験  中間試験を実施する。
17 第17回 国民所得の概念と決定① 講義にて国内総生産、三面等価の原則について概説する。
18 第18回 国民所得の概念と決定② 国内総生産、三面等価の原則に関する問題の演習を行う。
19 第19回 国民所得の概念と決定③ 講義にて生産と支出のバランスである"ISバランス"について概説する。
20 第20回 国民所得の概念と決定④ 生産と支出のバランスである"ISバランス"に関する問題の演習を行う。
21 第21回 国民所得の概念と決定⑤ 講義にて"45度線分析"について概説する。
22 第22回 国民所得の概念と決定⑥ "45度線分析"に関する基礎的な問題の演習を行う。
23 第23回 乗数理論① 講義にて有効需要の原理について概説する。
24 第24回 乗数理論② 有効需要の原理に関する基礎的な問題の演習を行う。
25 第25回 乗数理論③ 講義にて投資乗数の理論について概説する。
26 第26回 乗数理論④ 投資乗数の理論に関する問題の演習を行う。
27 第27回 乗数理論⑤ 講義にて投資乗数、政府支出乗数、減税乗数の関係について概説する。
28 第28回 乗数理論⑥ 投資乗数、政府支出乗数、減税乗数に関する問題の演習を行う。
29 第29回 総復習①(消費者理論) これまで解いた消費者行動の理論に関する問題の中から重要度の高いものを選び、以前とは違った方法で解くことでさらに理解を深める。
30 第30回 総復習②(国民所得の概念と決定・乗数理論) これまで解いた国民所得の概念と決定・乗数理論に関する問題の中から重要度の高いものを選び、以前とは違った方法で解くことでさらに理解を深める。

科目一覧へ戻る