シラバス参照
| 科目一覧へ戻る | 2026/02/02 現在 |
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開講科目名 /Class |
中級マクロ経済学 [公共]/Intermediate Macroeconomic |
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授業コード /Class Code |
B301851001 |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
ECOd309 |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
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開講所属 /Course |
経済学部/Economics |
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年度 /Year |
2026年度/Academic Year |
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開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
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曜日・時限 /Day, Period |
火3(後期),火4(後期)/TUE3(AUT.),TUE4(AUT.) |
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単位数 /Credits |
4.0 |
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主担当教員 /Main Instructor |
竹治 康公/TAKEJI YASUMASA |
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遠隔授業 /Remote lecture |
No |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 竹治 康公/TAKEJI YASUMASA | 経済学部/Economics |
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授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
マクロ経済学の基礎概念についてモデルの限界や現実との対応を十分に理解し、ビジネスや政策立案の現場で活用できるスキルを身につけることを目的とする。 DP(学位授与方針)の「経済問題を総合的に分析できる知識と技能を習得し、自主的な意思決定に活用できると共により良い社会構築に貢献できる」ことを目的とする。 なお、本講義は上場企業の社外取締役としての19年の実務経験のある教員の講義であり、企業経営の視点からマクロ経済政策の有効性とその限界を理解することを目的とする。特に、マクロ諸概念(付加価値、GDPとGNI、債券価格と金融政策)の詳細な理解によって財政・金融政策等を理解する実践教育から構成される授業科目である。 |
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到 達 目 標 /Class Objectives |
付加価値の重要性、財政・金融政策の有効性に関する問題のマクロ理論の適用の妥当性について十分に理解し、将来、政策立案に携わる場合に活用可能な思考能力の基礎を獲得することを目標とする。 |
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授業のキーワード /Keywords |
GDPとGNI、、利子率と利回り、中央銀行と通貨発行、財政政策・金融政策の効果 |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
2時限連続講義において2/3から3/4の時間を講義に充て、残りの時間でその回の講義をノートにまとめる。 また講義に先立って、予習課題についてのレポート提出を課す。 講義ではPPTを使うので、Zoomで収録してオンデマンド配信も実施する予定である。出席できない場合などは、オンデマンド配信を視聴しておくこと。 |
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履修するにあたって /Instruction to Students |
1. 2年次配当「マクロ経済学」について理解できていることを前提に授業を進めるので、2年次で「マクロ経済学」の単位を取得しなかった履修者は授業開始までに、「マクロ経済学」の単位取得レベルかそれ以上のレベルを理解できるようにしておくこと。 2. デヴィッド・モス (著)、 久保 恵美子 (翻訳)『世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 —ハーバード・ビジネス・スクール教授の実践講座』、日本経済新聞出版社、2016を活用するので 授業開始に先立って入手しておくこと。 3. マクロ経済学のテキストや問題集は大変種類が多いので、図書館、書店などで自分に合うものを選んでおくとよい。こうした選書作業も大学における学習の一環として積極的に取り組むべきである。 4.講義資料提供等でMoodleを使うので、Moodleは利用方法には習熟しておくこと。 5. 本講義は2年次にマクロ経済学を履修し、理解していることを前提として講義を進めるので、本講義を十分に理解するためには上記科目の理解が必須である。前年度に上記2科目を履修していない場合は講義開始までに当該講義内容相当の学習をしておくこと。 6. コロナウイルス対応のため現時点で確定できない変更等が発生する可能性があるのでシラバスは随時確認しておくこと 7. なお、参考書のうちデービッド・アトキンソンの『新生産性立国論』と『日本企業の勝算』は授業で参照することが多いので、入手しておくことが望ましい。また、『高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学』は書き方にやや難はあるが、この科目を履修するにあたって、これまでのマクロ経済学の学習が不十分である場合には用意しておくとよい。 |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業に先立って授業内容の下調べをすることは必須である。授業に先立って予習ノートを作成し、それに書き込むようにすると効率的に授業内容を理解できる。360分/week程度の時間をかけて準備することが望ましい。 |
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提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
1. 試験100%(8週目と15週目に実施) 2. 就職活動等で受験できない場合は事前に申し出ること。その場合、別途追試験を実施する。 急な病気等を除き、事前に連絡なく、試験を受験しなかった場合は成績評価の対象としない(/評価とする)。 |
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テキスト /Required Texts |
特に指定しないが、下記参考書はこの授業を理解するうえで役に立つ。 |
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参考図書 /Reference Books |
1) デヴィッド・モス著、久保恵美子訳『世界のエリートが学ぶマクロ経済入門』、日本経済新聞社 2) 菅原晃著、『高校生からわかる マクロ・ミクロ経済学』、河出書房新社 3) 中谷巌著、『マクロ経済学入門』、日経文庫 4)中谷巌著、『入門マクロ経済学』、日本評論社 5) デービッド・アトキンソン著、『国運の分岐点』、講談社+α新書 6) デービッド・アトキンソン著、『新・生産性立国論』、東洋経済新報社 7) デービッド・アトキンソン著、『日本企業の勝算』、東洋経済新報社 とりわけ1)はマクロの諸概念について正確で丁寧な解説がなされており、将来、ビジネスの世界でマクロ経済学の知識を活用するには最適のテキストである。2) は1) と同様の内容を1) より若干平易に解説しているが、一部誤解があったり、説明が乱暴な部分もある。1) と並行して読むと面白い。3)、4)はマクロの定番テキストである。特に、国家総合職の合格を目指すような場合は4)の内容を理解しておくべきである。5)から7)はマクロというより、現状の日本経済の低迷について特に中小企業問題の視点から分析したものであり、日本の産業界の現状を把握するには優れた良書である。 |
| No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 第1-2回 | マクロ経済学の現実妥当性に関する問題提起 | マクロ経済学の諸理論の理論としての限界と現実妥当性の概要を理解する。また、この講義は政策立案に関わる人材の育成を目標にするので、レポート等はその内容(品質)だけでなく提出期限(納期)の厳守が必須であることを理解する。 | |
| 2 | 第3-4回 | 国民経済計算:付加価値と企業利益 | GDPの実態としての付加価値について、利益との違いをよく理解し、企業にとっての最重要課題は付加価値を生み出すことであることを理解する。 | |
| 3 | 第5-6回 | 国民経済計算:GDPとGNI | 国際収支と日本企業の行動の変容について理解を深める | |
| 4 | 第7-8回 | 45度線分析と乗数効果 その1 | 45度線分析での乗数効果の妥当性について、特に貯蓄のパラドクスについて理解を深める | |
| 5 | 第9-10回 | 45度線分析と乗数効果 その2 | 前回の講義内容に引き続き、特に均衡予算乗数定理との関連で乗数効果について理解を深める | |
| 6 | 第11-12回 | IS-LM分析:投資関数と利子率 | 投資の機会費用としての利子率について理解を深める | |
| 7 | 第13-14回 | 第1回から第12回の復習 | 第1回から第12回までの講義内容について理解の確認を行う。 | |
| 8 | 第15-16回 | 中間試験 | 前回までの授業内容に関する試験を行う。 試験終了後、解説を行う。 |
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| 9 | 第17-18回 | IS-LM分析:中央銀行の通貨発行と貨幣の資産需要 | 貨幣の供給(信用創造)と需要(特に資産需要)について理解を深める。 | |
| 10 | 第19-20回 | IS-LM分析:国債の引き受けと政府の財政破綻 | 国債の種類と引き受けについて学び、日本政府の財政破綻の可能性について理解を深める | |
| 11 | 第21-22回 | IS-LM分析:資本の国際間移動 | 資本の国際間移動を考慮した場合の財政・金融政策の効果について理解する。 | |
| 12 | 第23-24回 | AD-AS分析:労働市場と総供給 | 労働市場の考察に基づいて、総供給関数の妥当性を理解する。 | |
| 13 | 第25-26回 | AD-AS分析:アベノミクスの評価 | アベノミクスの3本の矢についてAD-ASの枠組みで考察し、その失敗原因を明らかにする | |
| 14 | 第27-28回 | 第17回から第26回の復習 | 第17回から第26回までの講義内容について理解の確認を行う。 | |
| 15 | 第29-30回 | 期末試験 | 前回までの授業内容に関する試験を行う。 試験終了後、解説を行う。 |