シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2026/02/02 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
政治学/Politics
授業コード
/Class Code
B301741001
ナンバリングコード
/Numbering Code
LAWg202
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
経済学部/Economics
年度
/Year
2026年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木3(後期),木4(後期)/THU3(AUT.),THU4(AUT.)
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
北島 栄儀/KITAJIMA EIGI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
北島 栄儀/KITAJIMA EIGI 人文学部/Humanities and Sciences
授業の方法
/Class Format
・講義形式により、学内で通常の対面授業で行います。
・授業の際に、各回の講義レジュメ・資料を配布しますが、これらの資料等は、office365のMicrosoft Teamsの所定のフォルダにアップロードしておきますので、欠席者は、そこから各自ダウンロードしてください。
・課題や質問・要望の提出については、原則として講義の前後の時間に対応する予定です。尚、質問・要望への回答は、基本的に講義の中でまとめて対応します。Microsoft Teamsに投稿してもらっても構いません。  


授業の目的
/Class Purpose
現代の経済活動に対しては多様な政治的政策的介入が行われるため、経済を学ぶ上でも政治的政策的決定の仕組みや政治と経済のかかわり方に関する知識は極めて重要になります。この講義では、こうした知識の習得を目指します。
(1)講義の前半では、現代の我々の生活を取り巻く複雑な政治現象とその仕組み、及び現代の民主政治が直面している様々な課題といったものを的確に理解し、また客観的で公平な判断を行うために、必要となる①基本的な知識と②技能、及び③柔軟な思考態度や多面的で偏らない物事の見方の修得を目的とします(経済学部のディプロマ・ポリシーにおける、知識・技能及び思考力・判断力・表現力等の能力に対応)。この目的に従い、講義前半では主に、議会や選挙制度など現代の民主政の基本的な政治機構や制度の仕組みと問題点、政党や利益集団といった政治の主要なアクターに関する問題点などを主題として扱います。全体として、政治制度や政治過程に関するものを中心とした講義になります。
(2)講義の中盤以降では、政治の社会的文化的条件に関わる問題や、政治が直面する価値的・規範的な問題などを学びます。まず中盤では、前半で学んだ政治制度や政治過程に影響を及ぼす様々な社会的文化的条件や国際社会の動向について、これらが政治に対してどのように作用しているのか理解することを目的として、政治体制や政治文化、グローバル化といった事項を取り上げます。また、現実の政治課題は、自由や公正といった様々な価値的・規範的な問題を含んでいます。そこで講義の終盤では、これまでに学んだ政治の制度や過程に関する基本的な知識を前提に、政治という人間の営みを如何にして把握し、それに対してどのように関わっていけばよいのかという基本的な問題意識に立って、政治や政策の課題について客観的に考え、公正に対処していくのに役立つ①規範的・理念的な理論や概念、②議論の構造や展開の仕方、及び③柔軟な思考態度や多面的で偏らない物事の見方を修得することを目的とします(経済学部のディプロマ・ポリシーにおける、知識・技能及び思考力・判断力・表現力等の能力に対応)。この目的に従い、講義では、政治の規範的・理念的要素について考察する講学上「政治理論(political theory)」と呼ばれる分野から、自由主義、公共性、デモクラシー、市民社会といった理論や概念を主題として取り上げます。講義全体を通じて、現代の政治問題について理解し判断するための政治学的な視点と基本的な知識を身に付けていってください。
到 達 目 標
/Class Objectives
○講義で扱った知識を整理し、確かなものとして定着させ、頭の中に政治現象を把握するための見取り図を持つ。

○日々、生起し報道される政治現象に対し、先の知識や見取り図を用いて、その現象ないし問題がどのような意義や関連性を有するものであるのか、体系的にはどの項目と関連し何処に位置付けられるものであるのかについて、理解し把握できるようになる。

○日々、政治に関する大量の情報に晒される中で、一面的表層的で偏った主張や報道に流されることなく、多様かつ体系的な視座を確保し、バランスのとれた総合的な理解や判断ができるようになる(そのために必要な思考態度や感覚、習慣を身につける)。

○規範的な問題についての議論の状況や考え方を学び、自分でも論理的に思考し議論を展開できるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
政治、権力と正統性、対立と協調、国民代表、利益代表、政治体制、自由主義、公共性、デモクラシー、市民社会 
授業の進め方
/Method of Instruction
A4またはB4で1枚程度の講義レジュメを配布し、そこに書かれてある項目とキーワードに沿って、講義を進めます。授業では、前提となる知識や理解の度合いを確認したい場合やレジュメの例題の箇所などで、ランダムに指名して質問をしますので、その心構えで受講して下さい。
履修するにあたって
/Instruction to Students
オフィス・アワーなどについては第1回目の授業で告知します。政治学入門の講義ではありませんので、初歩的な知識については各自で整理しておいてください。そのための自習に役立ちそうな文献などについては、ガイダンスや講義の中で触れます。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
予習としては、参考書として挙げてあるもの(他に適当なものがあればその文献でも差し支えない)の中から自分に合うと思われるもの一冊を選び、シラバスの各回における該当箇所を一読し、扱われる内容・項目について大体のイメージをつかんでおくと良いでしょう。

復習としては、板書して説明した箇所、例題、図表で整理された箇所を中心に、レジュメと講義ノートを何度か読み返し、講義内容を整理して理解しておくことが必要です。知識の定着には頻度が重要ですので、数分~10分程度でも構いませんから講義の当日や次回の講義前にそれまでの講義の復讐を行うことを習慣化して下さい。

その他、新聞の政治欄に目を通す習慣をつけ、そこで扱われている問題が、講義内容のどの箇所と関係しているのか考えるようにすると、理解に役立つでしょう。講義で紹介する参考文献を読む場合についても、同様です。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
中間試験として講義内試験(1回)と、例題の確認のための小テスト(2回)を実施します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
期末試験が55点、講義内試験(中間試験‐1回)が45点、講義内の小テスト(2回)が10点の、合計110点満点中の60点以上で単位を認定します。講義内試験(中間試験)を受けて、小テストを1回以上受けることが、単位取得の条件となります。中間試験と期末試験の記述式問題では講義の到達目標に対応して、項目や概念の相互の関連や異同が正しく理解され、体系的な把握が出来ているか否かを試すような問題や課題が出題されます。 
テキスト
/Required Texts
講義レジュメ(A4またはB4で1枚程度)を配布し、それに基づいて講義を行います。テキストは特に指定しません。
参考図書
/Reference Books
加茂利男・大西仁・石田徹・伊藤恭彦(著)『現代政治学(第4版)』(有斐閣)、砂原庸介・稗田健志・多湖淳(著)『政治学の第一歩(新版)』(有斐閣)、川出良枝・谷口将紀(編)『政治学(第2版)』(東京大学出版会)、伊藤光利・田中愛治・真渕勝(著)『政治過程論』(有斐閣)、久米郁男・川出良枝・古城佳子・田中愛治・真渕勝(著)『政治学(補訂版)』(有斐閣)、川崎修・杉田敦(編)『現代政治理論(新版)』(有斐閣)、佐々木毅『政治学講義(第2版)』(東京大学出版会)、政治・経済教育研究会(編)『政治・経済用語集(第2版)』(山川出版社)、佐々木毅・清水真人(編著)『ゼミナール現代日本政治』(日本経済新聞出版社)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 はじめに—イントロダクション 講義の進め方、政治学とは何か、その他の告知
2 第2回 政治の世界① 政治とは何か、政治と権力
3 第3回 政治の世界② 国家と権力、正統性
4 第4回 政治の機構と制度 議会制、議院内閣制と大統領制
5 第5回 議会と選挙制度 日本の国会、アリーナ型議会と変換型議会、小選挙区制と比例代表制
6 第6回 行政 政治と行政、現代行政と官僚制、行政統制と行政責任
7 第7回 裁判所・その他 政治制度としての司法制度、司法制度の独立性と民主主義、中央銀行
8 第8回 地方自治 分権と地方自治、分権改革
9 第9回 政治、経済、福祉① 政治と経済の関係、戦後福祉国家とケインズ主義
10 第10回 政治、経済、福祉② 福祉国家の分類、福祉国家の危機と再編
11 第11回 政党—国民代表の政治過程 政党とは何か、政党政治と政党制、政党制の変容と衰退
12 第12回 利益代表の政治過程 利益集団、多元主義とネオ・コーポラティズム
13 第13回 政治過程の変容 マスメディア、新しい社会運動
14 第14回 政策過程 政治と公共政策、政策過程のモデル、政策決定論、中間試験の説明
15 第15回 中間試験 講義前半を範囲とした授業内試験(試験時間60分)
16 第16回 解説と補足 中間試験の解説及び講義前半の補足
17 第17回 政治意識と政治文化 政治意識と政治行動、政治文化、イデオロギー
18 第18回 政治とグローバル化 国際政治経済、グローバル・プロブレマティークと地球環境問題
19 第19回 政治体制と政治変動① 政治体制と政治システム、政治変動の諸形態、非自由民主主義体制(全体主義と権威主義)
20 第20回 政治体制と政治変動② 自由民主主義体制、政治文化による自由民主主義体制の違いと分類
21 第21回 自由主義とその課題① リベラリズムの多義性と多様性、積極的自由と消極的自由、福祉国家型自由主義
22 第22回 自由主義とその課題② 功利主義批判と義務論的リベラリズム、リバタリアニズム
23 第23回 公共性 「公」と「私」、共和主義、コミュニタリアニズム
24 第24回 現代民主政とその課題① 古代の民主政と近代の民主政、ルソーと人民主権、自由民主主義体制の成立
25 第25回 現代民主政とその課題② 大衆民主政批判、多元的民主主義論の展開とそれに対する批判、利益集団民主主義、参加民主主義論
26 第26回 市民社会と新しいデモクラシー① 市民社会とは、社会関係資本、市民社会と公共性
27 第27回 市民社会と新しいデモクラシー② 新しいデモクラシー論、熟議的民主主義、ラディカル・デモクラシー、国境をこえるデモクラシーの理論
28 第28回 政治学の潮流-ディシプリンとしての政治学の展開① 伝統的政治学、科学としての政治学、行動論、ポリアーキー
29 第29回 政治学の潮流-ディシプリンとしての政治学の展開② 脱行動論、新制度論、政治哲学の復権
30 第30回 全体のまとめ これまでの講義のまとめと補足、定期試験についての説明

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