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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
基礎演習/Basic Seminar
授業コード
/Class Code
B300551002
ナンバリングコード
/Numbering Code
ECOb102
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
経済学部/Economics
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火2(後期)/TUE2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
安逹 啓介/ADACHI KEISUKE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
安逹 啓介/ADACHI KEISUKE 経済学部/Economics
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習)
授業の目的
/Class Purpose
この授業は、学部のDPに示す、「1.経済の歴史や制度に係わる知識を修得し、今日の経済情勢を歴史的・制度的に理解できる」ようになること、および「2.経済理論の基礎を習得し、日常の経済生活や経済全体の動向について理論的に理解できる」こと、「3.経済データに関する基礎的知識を修得し、統計的な処理・分析ができ、政策課題に対応できる」こと、そして「4.自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」を目指す。さらに、「5.経済問題を総合的に分析できる知識と技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協働して、社会に役立てることができる」能力の開発、向上を目指す。

この授業では、教養として知っておいてほしい日本と世界の政治・経済・歴史の基礎を学び、それを下敷きに、思考実験や議論を行うことでその理解を深めていく。また、自身の主張だけでなく、他者の主張・批判を踏まえたうえで、自身の考えを要約し、他者に明確に説明する訓練を行う。それを通して、経済学部のDPに示す、「国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協働して社会に役立て」られるような基礎力を養うことが本演習の最大の目的である。
到 達 目 標
/Class Objectives
・日本と世界の政治・経済・歴史の基礎知識を身につける。
・自身の主張、他者の主張を要約し、レジュメ、レポートにすることできる。
・他者からの意見、批判を建設的に取り入れ、自身の主張を強化することができる。
・自己主張の訓練を通して、他者と議論することに慣れ、その不安を軽減する。
授業のキーワード
/Keywords
社会、経済、勤労、付加価値、GDP、多数決、選挙、民主主義、個人主義、集団主義、公正、信頼、安心社会、歴史認識、公共、多様性、過疎化
授業の進め方
/Method of Instruction
指定テキスト『大人のための社会科』の輪読を行う。事前に指定した受講生は、輪読内容のレジュメ(学んだ内容を簡潔に書きまとめたもの)を作成し、それを報告、議論する。そして、その内容を基礎に内容を深めていく。毎回、授業のまとめとして、自分の意見を要約し、文章にする。ただ単に演習に参加するのではなく、いかに演習での内容を自身の社会の見方と結びつけて考えることができるかが重要となる。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・予備知識は特に必要としないが、常に国内や国際社会の動向。
・授業に集中して取り組み、あとで復習できるように学習内容を記録しておくこと。
・これから社会人になる身として、周りに配慮したふるまいを心がけること。
・分からない言葉に出会ったら、辞書、インターネット等を使用して自分で調べること。
・どのように学習に臨めばよいか分からなくなったら、迷わず質問すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
各回で学習した内容を、プリントやノートなどを見直して復習すること(45分程度)。
次回の学習内容に関しては、事前に下記のリンク(OneDrive)内で配布する資料を必ず確認しておくこと(45分程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業中または下記のリンクで配布する資料上で、課題内容、提出方法を告知する。
課題については、授業中に受講者全体に対してフィードバックを行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
①輪読での報告、質疑応答の内容、要約課題(40%)、②レポート(60%)の成績で評価する。
テキスト
/Required Texts
井出英策・宇野重規・坂井豊貴・松沢裕作『大人のための社会科 未来を語るために』有斐閣、2017年、定価1,500円
参考図書
/Reference Books
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫、1982年、定価970円
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 レジュメ、要約とは何か 自己紹介、授業のガイダンス、レジュメ作成、要約の仕方を学ぶ。
2 第2回 GDPは社会のよさを示すか 付加価値、GDP、物価、社会福祉、経済成長について学ぶ。
3 第3回 勤労と国家の関係① 勤労とは何か、国家、憲法、経済成長の観点から考え、議論する。
4 第4回 勤労と国家の関係② 勤労、国家、憲法、経済成長についての考えを深める。
5 第5回 なぜ時代を区分するのか 時代を分けて捉えることの意味とその必要性を考える。
6 第6回 多数決で決めるということ 多数決とは何か、その功罪について、選挙方法を例に考え、議論する。
7 第7回 <私たち>とはだれか 日本における個人主義、民主主義について考え、議論する。
8 第8回 前半のまとめ 第1回から第7回までの内容について振り返り、そのまとめを行う。
9 第9回 公正・公平・平等の違い 公正・公平・平等の違い、社会の公正性について考え、議論する。
10 第10回 社会に対する信頼 信頼とは何か、現代の日本社会を例に考える。
11 第11回 社会が求めるもの 社会的なニーズに我々はどう応えればよいか考え、議論する。
12 第12回 歴史認識にどう向き合うか 過去の共有における歴史認識、アーカイブスの役割を学ぶ。
13 第13回 「公」と「わたし」 これからの個人と「公」のつながり方を考え、議論する。
14 第14回 希望のある社会とは 「まだ-ない」ものへの希望とそれを語ることの意味を考え、議論する。
15 第15回 後半のまとめ 第8回から14回の内容について振り返り、そのまとめを行う。

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