科目一覧へ戻る | 2025/05/07 現在 |
開講科目名 /Class |
統計学/Statistics |
---|---|
授業コード /Class Code |
B300121002 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
ECOc101 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
経済学部/Economics |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水4(後期),水5(後期)/WED4(AUT.),WED5(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
谷崎 久志/TANIZAKI HISASHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
谷崎 久志/TANIZAKI HISASHI | 経済学部/Economics |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
世の中は情報化社会といわれ,様々な数量データがあふれている。統計学はデータを分析し,行動指針を見出すための枠組みを提供する学問であり,経済学に限らず,社会学・心理学・政治学・教育学などあらゆる学問分野で重要な分析道具となっている。以上を踏まえて,本講義では,経済学部のディプロマ・ポリシー(DP)に示される「経済データに関する基礎的知識を修得し、統計的な処理・分析ができ、政策課題に対応できる」ようになることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
本講義の到達目標は,(1)統計学の基本を理解する,(2)データの整理ができる,(2)分析能力が身につく。すなわち,データにもとづいて,客観的に意思決定ができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
確率,分布,平均,分散,推定,検定 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
データを有効に分析・処理して,有益な行動指針を見出すためには,統計学は有効な学問である。パソコンの発達によって数量的データの処理は簡単にできるようになった。しかし,パソコンで利用できる統計ソフトは統計学を前提としているので,統計学の考え方や手続きを理解することは不可欠である。本講義では,統計学の基本を理解し,統計ソフト等を用いてデータ分析が行えるようにする。そのために,時には,Excelなどを使って統計学の理解を深める。また,理解を深めるためには,授業内容をもとにして小テストを行い,次週に答え合わせを行う予定である。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
統計学は科目の性質上,一度,授業を欠席するとついてこれなくなる可能性が大きい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
小テストの復習は必ず行うこと。授業でExcelなどのソフトを使った場合は各自自習すること。復習・自習時間は各個人の理解度によるが,1時間程度を目安とする。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎週,小テストを行うので,答案用紙を提出すること。小テスト終了後または次週に解説する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎週の小テスト(100%)で評価 |
テキスト /Required Texts |
溝渕健一・谷崎久志 (2021) 『統計学』(MINERVAスタートアップ経済学11) ミネルヴァ書房 |
参考図書 /Reference Books |
豊田利久・大谷一博・小川一夫・長谷川光・谷崎久志 (2010) 『基本統計学(第3版)』 東洋経済新報社 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 統計学とは? | 統計学とは何かについて学ぶ。(テキスト 序章) | |
2 | 第2回 | データを読み解く | データについて,記述統計・推測統計の違いについて学ぶ。(テキスト 第1章 第1節) | |
3 | 第3回 | データの分布特性を「見える化」する | 度数分布表とヒストグラムについて学ぶ。(テキスト 第1章 第2節) | |
4 | 第4回 | 統計学における代表値の役割 | 代表値とは何かを学ぶ。(テキスト 第2章 第1節) | |
5 | 第5回 | 中心を表す3つの代表値 | 平均,中央値,最頻値を学ぶ。(テキスト 第2章 第2節) | |
6 | 第6回 | データのバラつき具合を捉えたい | 分散・標準偏差の求め方を学ぶ。(テキスト 第3章 第1節) | |
7 | 第7回 | 標準偏差で何が分かるのか | 標準偏差・偏差値の意味を学ぶ。(テキスト 第3章 第2節) | |
8 | 第8回 | 「正規分布」って,聞いたことはあるけれど…… | 正規分布とは何かを学ぶ。(テキスト 第4章 第1節) | |
9 | 第9回 | 正規分布を使って何ができるのか | 正規分布の利用法について学ぶ。(テキスト 第4章 第2節) | |
10 | 第10回 | 標準正規分布 | 標準正規分布について学ぶ。(テキスト 第4章 第3節) | |
11 | 第11回 | 1,800万世帯の行動を,たった900世帯から推測する | 推測統計の考え方を学ぶ。(テキスト 第5章 第1節) | |
12 | 第12回 | 回答者の選び方が大切 | データの取り方について学ぶ。(テキスト 第5章 第2節) | |
13 | 第13回 | 母集団から出てきたデータの分布 | 母集団・標本との関係について学ぶ。(テキスト 第6章 第1節) | |
14 | 第14回 | もし何度も標本をとることができるなら | 標本分布について学ぶ。(テキスト 第6章 第2節) | |
15 | 第15回 | 標本分布のバラつきの程度をどのように評価するのか | 標本平均の標準偏差とは何かを学ぶ。(テキスト 第6章 第3節) | |
16 | 第16回 | 日常的に使われる「点推定」と,あまり使われない「区間推定」 | 点推定・区間推定について学ぶ。(テキスト 第7章 第1節) | |
17 | 第17回 | 実際に区間推定をしてみる | 区間推定の求め方を学ぶ。(テキスト 第7章 第2節) | |
18 | 第18回 | 区間推定の的中率 | 信頼係数95%の信頼区間の意味を学ぶ。(テキスト 第7章 第3節) | |
19 | 第19回 | こうなってほしくない結果を否定する | 仮説の検定について学ぶ。(テキスト 第8章 第1節) | |
20 | 第20回 | 棄却されずに残った母数の集まりが信頼区間 | 仮説検定と信頼区間の関係について学ぶ。(テキスト 第8章 第2節) | |
21 | 第21回 | 2グループの差を客観的に検証する | 2グループの平均の差の検定の考え方について学ぶ。(テキスト 第9章 第1節) | |
22 | 第22回 | 実際に差があるのか検定してみる | 2グループの平均の差の検定の方法について学ぶ。(テキスト 第9章 第2節) | |
23 | 第23回 | もう1つのバラつきの指標 | 標本分散とカイ二乗分布について学ぶ。(テキスト 第10章 第1節) | |
24 | 第24回 | 母分散を推定してみる | 母分散の推定について学ぶ。(テキスト 第10章 第2節) | |
25 | 第25回 | データが少なくても統計的推論はできる | 大標本と小標本の違いについて学ぶ。(テキスト 第11章 第1節) | |
26 | 第26回 | T統計量とt分布 | T統計量について学ぶ。(テキスト 第11章 第2節) | |
27 | 第27回 | T統計量を使った「区間検定」と「仮説推定」 | T統計量を用いて,区間推定と仮説検定について学ぶ。(テキスト 第11章 第3節) | |
28 | 第28回 | 標本データが少ない場合は「t分布」を使う | 小標本における平均の差の検定について学ぶ。(テキスト 第12章 第1節) | |
29 | 第29回 | 2グループの平均の差の検定―「対応なし」の場合 | 「対応なし」の場合の2グループの平均の差の検定について学ぶ。(テキスト 第12章 第2節) | |
30 | 第30回 | 2グループの平均の差の検定―「対応あり」の場合 | 「対応あり」の場合の2グループの平均の差の検定について学ぶ。(テキスト 第12章 第3節) |