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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/05/07 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
基礎演習B/Basic Seminar B
授業コード
/Class Code
B204791022
ナンバリングコード
/Numbering Code
LAWe002
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
法学部/Law
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木1(後期)/THU1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
森 達也/MORI TATSUYA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
森 達也/MORI TATSUYA 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習)
授業の目的
/Class Purpose
本科目は、法学部のDPにおける「社会における各種の問題について、その要点を把握し、法的・政治的思考に基づいた説得力ある解決指針を示す能力」の養成を目指す。
この目的を達成するため、本科目では映画批評を素材として、文章読解力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の向上、および政治と社会に関する知識の獲得を目的としたプログラムを実施する。
映画はときに社会を映す鏡である。映画製作者たちは独自の世界観や社会観のもと、観客に向けて映像を通じてメッセージを送る。それが何であるのかを読み解くのが映画批評の第一の目的である。加えて、個々の作品の枠を超えて、当該作品の映画史上の位置づけやその社会的影響について考察することも映画評論家の仕事となる。優れた批評は作品を理解する助けとなるのみならず、私たちが生きる世界とそこにおける人間についての認識を深める役割も果たす。そうした批評を読解し、その対象となる映画を視聴することで、社会や政治に関する問題に対する理解を深めることが本授業の目的である。
到 達 目 標
/Class Objectives
・文献を熟読してその内容を精確に把握する能力を養う。
・プレゼンテーションを通して的確な要約や効果的な批評の技法を学ぶ。
・社会や政治の問題に関心をもち、他者と議論することができる。
授業のキーワード
/Keywords
政治、平和学、国際関係、映画批評
授業の進め方
/Method of Instruction
まず、文献の読み方や要約の作り方などに関する基本的なレクチャーをおこなう。次に、文献の内容に関するプレゼンテーションを受講者自身がおこない、その内容について参加者全員で議論する。あわせて映像資料を視聴して理解を深める。最終課題(映画評論)を集約して評論集を作成し、受講者にシェアする。
履修するにあたって
/Instruction to Students
演習形式の授業であるため、授業に毎回参加して課題に取り組むことが必須である。
やむを得ない事情により欠席をする際は、事前または事後に、当該事情を証明する書類を提出することで公欠扱いとする。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
予習:次回講読予定の範囲を読み、要点を箇条書きなどのかたちで書き出したものを授業に持参する。(2時間程度)。ただし各回の報告担当者はそれ以上の時間を要する。
復習:授業で扱った範囲の内容をノート等にまとめ、そこに自分の意見などを付記しておく(1時間程度)。
可能であれば批評対象の作品を各自で再度鑑賞する(任意)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・報告担当部分のレジュメ
・学期末レポート
提出課題は授業中にまたはメールにて講評する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・授業内課題(分担報告および討論参加) 70%
・学期末レポート 30%
テキスト
/Required Texts
秋元大輔『ジブリアニメから学ぶ 宮崎駿の平和論』小学館新書、2014年
参考図書
/Reference Books
町山智浩『それでも映画は「格差」を描く』インターナショナル新書、2021年
志田陽子編『映画で学ぶ憲法』法律文化社、2014年
志田陽子・ 榎澤幸広・ 中島宏・ 石川裕一郎編『映画で学ぶ憲法II』法律文化社、2021年
藤原帰一『これは映画だ!』朝日新聞出版、2012年
その他、授業中に適宜指示する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 本講義の目的と進め方を確認したのち、講読文献各章の報告者を決める。
2 第2回 レジュメの作り方 報告のための資料作成の方法について学ぶ。映画批評を読み、批評活動の意義について考える。
3 第3回 文献第1章(1) 映画『風の谷のナウシカ』の内容と著者の批評について議論する。
4 第4回 文献第1章(2) 前回の議論内容を映像を見ながら確認し、理解を深める。
5 第5回 文献第2章(1) 映画『天空の城ラピュタ』の内容と著者の批評について議論する。
6 第6回 文献第2章(2) 前回の議論内容を映像を見ながら確認し、理解を深める。
7 第7回 文献第3章(1) 映画『紅の豚』の内容と著者の批評について議論する。
8 第8回 文献第3章(2) 前回の議論内容を映像を見ながら確認し、理解を深める。
9 第9回 期末課題のテーマ設定(1) 期末課題(映画批評)の対象作品を選択し、方針について簡単な報告をおこなう。
10 第10回 期末課題のテーマ設定(2) 期末課題(映画批評)の対象作品を選択し、方針について簡単な報告をおこなう。
11 第11回 文献第4章(1) 映画『ハウルの動く城』の内容と著者の批評について議論する。
12 第12回 文献第4章(2) 前回の議論内容を映像を見ながら確認し、理解を深める。
13 第13回 文献第5章(1) 映画『風立ちぬ』の内容と著者の批評について議論する。
14 第14回 文献第5章(2) 前回の議論内容を映像を見ながら確認し、理解を深める。
15 第15回 総括 本講義の目的を再確認したのち、授業内容を振り返る。

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