科目一覧へ戻る | 2024/09/18 現在 |
開講科目名 /Class |
比較憲法/Comparative Constitutional Law |
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授業コード /Class Code |
B204591001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
LAWc022 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(後期)/MON3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
福嶋 敏明/FUKUSHIMA TOSHIAKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福嶋 敏明/FUKUSHIMA TOSHIAKI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この講義は、法学部のディプロマ・ポリシー(DP)に示す、「法化社会・国際化社会に対応した法的素養」の習得、および「地域社会から国際社会に至る国内外の公共的事柄に関心と責任感を持」つため、コース選択科目として設けられたものです。比較憲法とは、複数の国の憲法を比較し、その共通性と特殊性を明らかにする学問です。この講義では、日本国憲法との比較の対象として、アメリカの憲法をとりあげます。これまで日本の憲法学は、アメリカの憲法判例や憲法理論から多くの影響を受けてきました。したがって、アメリカの憲法について学ぶことは、日本国憲法のより深い理解につながるものと考えられます。この講義では、アメリカ合衆国憲法の歴史的展開と基本原理・統治機構・権利保障の特徴を概説し、適宜日本国憲法との比較を行うことを通じて、両者の共通性と特殊性を考察します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
合衆国憲法の歴史的展開について、説明できる。 合衆国憲法の基本原理・統治機構・権利保障の特徴について、説明できる。 日本国憲法と合衆国憲法の共通性と特殊性について、説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
比較憲法、アメリカ合衆国憲法、日本国憲法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・レジュメを中心に講義を行います。 ・レジュメは授業の前日までにMoodleに掲載しますので、授業開始までに各自でダウンロード・プリントアウトし、持参してください(10月1日までは下記「遠隔授業情報」欄掲載のOneDriveも併用)。ただし、第1回の授業ではレジュメを使用しません。なお、公開期間(原則として1週間)を設けますので、公開期間中にダウンロード・プリントアウトしてください。また、紛失・データ破損などを理由とする場合であっても公開期間経過後のレジュメ提供の要望には応じませんので、ダウンロード・プリントアウトしたレジュメは各自できちんと管理するようにしてください。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・毎回必ずテキスト、レジュメ、六法を持参してください。 ・「憲法と社会」、「憲法IA(人権総論)」、「憲法IB(人権各論)」、「憲法II(統治機構)」単位取得程度の理解を前提として講義を行いますので、これら科目の復習を各自でしておいてください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
毎回の講義内容について、事前にテキスト・参考図書・レジュメを用いた予習(1時間程度)、事後にテキスト・参考図書・レジュメ・ノートを用いた復習(1時間程度)を行うことが求められます。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
予定しておりません。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期試験100%で評価します。 ・評価は講義内容に対する理解度を中心に行います。 |
テキスト /Required Texts |
これまで各自が履修した憲法関連の科目で指定されたテキスト。 |
参考図書 /Reference Books |
・松井茂記『アメリカ憲法入門〔第9版〕』(有斐閣、2023年) ・樋口範雄『アメリカ憲法〔第2版〕』(弘文堂、2021年) ・阿川尚之『憲法で読むアメリカ史(全)』(ちくま学芸文庫、2013年) ・リチャード・H・ファロン・Jr.『アメリカ憲法への招待』(三省堂、2010年) ・スティーブン・ブライヤー『アメリカ最高裁判所』(岩波書店、2016年) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 比較憲法の意義 | |
2 | 第2回 | 合衆国憲法の歴史(1) | 独立から合衆国憲法の制定まで | |
3 | 第3回 | 合衆国憲法の歴史(2) | 合衆国憲法の制定と権利章典の追加 | |
4 | 第4回 | 合衆国憲法の歴史(3) | 司法審査制の確立 | |
5 | 第5回 | 合衆国憲法の歴史(4) | 南北戦争と憲法 | |
6 | 第6回 | 合衆国憲法の歴史(5) | 自由放任主義とロックナー期 | |
7 | 第7回 | 合衆国憲法の歴史(6) | ニュー・ディールと憲法革命 | |
8 | 第8回 | 合衆国憲法の歴史(7) | 冷戦とウォーレン・コート | |
9 | 第9回 | 合衆国憲法の歴史(8) | 最高裁の保守化と現在 | |
10 | 第10回 | 合衆国憲法の特徴(1) | 合衆国憲法の基本原理 | |
11 | 第11回 | 合衆国憲法の特徴(2) | 統治機構(1):連邦議会 | |
12 | 第12回 | 合衆国憲法の特徴(3) | 統治機構(2):大統領 | |
13 | 第13回 | 合衆国憲法の特徴(4) | 統治機構(3):司法権 | |
14 | 第14回 | 合衆国憲法の特徴(5) | 権利保障(1):言論の自由、信教の自由 | |
15 | 第15回 | 合衆国憲法の特徴(6) | 権利保障(2):平等保護、デュー・プロセス、基本的権利 |