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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/15 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
法学入門 【①~③】/Introduction to Legal Studies
授業コード
/Class Code
B204501001
ナンバリングコード
/Numbering Code
LAWa001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
法学部/Law
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月3(前期)/MON3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
足立 公志朗/ADACHI KOSHIRO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
足立 公志朗/ADACHI KOSHIRO 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
 この授業は,法学部ディプロマ・ポリシーの内,「法的素養を身につけていること(知識・理解)」及び「法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すこと(汎用的技能)」に対応しており,1年次の法学部の専門科目(特に法学系の科目)を履修し,法学を始めるための,最も基礎的な科目である.
 この授業では,1年次生が法学を学び始めるにあたって,知っておくべき事柄(法に関する基礎知識)を学び,必要な技術(六法を参照し,条文を運用すること等)を修得することを目的とする.
到 達 目 標
/Class Objectives
①六法を使いこなすことができる.
②法解釈の基本を理解し,簡単な事案に法律の条文を当てはめることができる.
③法の理念,仕組みなどを理解し,自分の言葉で説明することができる.
授業のキーワード
/Keywords
法解釈 法制史 裁判 判例
授業の進め方
/Method of Instruction
 講義中心の授業であるが,講義中に一定の作業を求めたり,意見や疑問点に関する発言を求めることがある.講義は配付した資料に基づいて進める.資料はオンラインで配付する(利用するシステムは後日知らせる.).頻繁に六法を参照するので,六法は必携である.
履修するにあたって
/Instruction to Students
 この授業は,法学の専門科目を履修するにあたって必要な知識を身につけ,必要な作業をできるようにするものである.したがって,各回の授業には必ず六法を持参して出席し,授業中はメモをとりながら,指示された条文は全て参照することが求められる.なお,1年次に開講される法学の専門科目は全て履修して,この授業で学んだことを応用していただきたい.
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 この授業は予習不要であるが,復習を十分にすること.例えば,次のような作業が求められる.
・配付した資料を見直す.
・参照した条文は全て六法で確認する.
・理解が及ばなかった部分については,授業で指示する参考書等を読み込む.
 以上の作業のために,各回1時間の自習時間が必要である.
 なお,この授業で学んだ事柄は,他の授業や今後の学修で利用してこそ意味がある.法学の専門科目を履修する際は,この授業の学修内容に留意することで,学修効果が向上するであろう.
提出課題など
/Quiz,Report,etc
中間レポートの提出を求める予定である.詳細は後日知らせる.
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
中間レポート20%,期末試験80%の割合で評価する。
テキスト
/Required Texts
1. 『2024年度法学部案内』(基礎演習Aで配付されます)
2. 六法.『デイリー六法』(三省堂)または『ポケット六法』(有斐閣)のいずれかを購入すること.
参考図書
/Reference Books
参考図書の利用方法は必要に応じて講義中に説明する.
・道垣内弘人『プレップ 法学を学ぶ前に〔第2版〕』(弘文堂,2017年)
・碧海純一『法と社会―新しい法学入門 (中公新書 (125))』(中央公論新社,1967年)
・大林啓吾・岡田順太・白水隆『大学生のための法学トレーニング』(三省堂,2014年)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション この講義の目的と,講義の予定,成績評価の方法を説明する.
2 第2回 法とは何か (1) 法の役割と特質,国家の役割について学ぶ.
3 第3回 法とは何か (2) 法と道徳・宗教との関係を考えることにより,法の規範性について学ぶ.
4 第4回 法の歴史 (1) 明治期以降の法制史の概略を学ぶことにより,日本の法律や法学の成り立ちを理解する.
5 第5回 法の歴史 (2)  日本法が存立する基礎を理解するために,西洋の近代法制史(主に市民革命や近代法典の編纂事業)について大まかな知識を得る.
6 第6回 法の分類・体系 (1) 法律の学術的な分類(内容上の分類,形式上の分類)を概観することによって,法(法律)に関する全般的な知識を得る.
7 第7回 法の分類・体系(2) 前回の続きである.なお,法律の制定・改正につき,憲法を参照しながら学ぶ.
8 第8回 六法の使い方  前半は,中間課題(レポート)についての説明を行う.後半は,法律の構造や条文の読み方,基本的な法律用語について学ぶ.
9 第9回 法の解釈 (1) まず,法学における議論の特徴について概観した上で,法解釈の必要性について学ぶ.次に,法律を解釈し,具体的に適用する方法について学ぶ.
10 第10回 法の解釈 (2) 前回の続きであり,文理解釈,目的解釈,論理解釈について学ぶ.
11 第11回 法の解釈(3) 前回の続きであり,拡張解釈,縮小解釈,反対解釈,類推解釈について学ぶ.
12 第12回 裁判の仕組み (1) 法解釈の実践の場である裁判について学ぶ.まず,裁判の意義を確認し,裁判手続の概要を民事事件と刑事事件に分けて概観する.
13 第13回 裁判の仕組み (2) 引き続き,裁判手続の概要を学ぶ.次に,判決の読み方に関する基礎知識を得る.なお,裁判に関連して,法律家の種類・役割に関する知識を得る.
14 第14回 国際社会と法 国際法に関する大まかな知識を得ると共に,国際法と国内法の関係について学ぶ.なお,外国法を学ぶことの有用性についても触れる.
15 第15回 重要な点の再確認 この授業における重要な点を再び学修し,理解を深める.

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