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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/15 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
国際社会論Ⅱ/International SocietyⅡ
授業コード
/Class Code
B203601001
ナンバリングコード
/Numbering Code
LAWc068
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
法学部/Law
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水4(後期)/WED4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
山越 裕太/YAMAKOSHI YUTA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山越 裕太/YAMAKOSHI YUTA 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
 この科目は、法学部のディプロマ・ポリシー(DP)に示されているような、国際化社会に対応した政治的素養を身につけること、国際社会論に関する各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析して、説得力ある議論を展開できるようになることを目指す。
 国際社会論は、国家に加え、国際組織やNGOなど多様な主体の政治、経済、社会的な相互作用をひとつの「国際社会」と捉え、その活動や発展、国際社会の構造を研究する、また近年の地球環境問題や人の国際移動などの諸問題に取り組む学問である。
 国際社会論の対象や課題は多岐にわたるが、この科目では、国際社会が抱える課題の解決方法のひとつである国際協力を中心に学習する。国際協力の特徴や国際社会でどのような役割を果たしているのか、そして現在直面している課題を理解、分析できるようになることを目的とする。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.学生は国際協力の特徴や歴史展開を説明できる。(知識)
2.学生は国際社会論の知識を踏まえ、国際協力が直面している課題を分析できる。(知識)
3.学生は国際協力に関する出来事に積極的に接し、意見を述べることができる。(態度・習慣)
4.学生は自ら国際協力に関する情報を収集し、問題を考察することができる。(技能)
授業のキーワード
/Keywords
国際協力、政府開発援助(ODA)、脆弱国家、平和構築
授業の進め方
/Method of Instruction
 基本的にレジュメを配布する予定。レジュメに従い講義を中心に展開するが、リアクションペーパーや質疑応答など適宜取り入れる。レジュメは講義内容を簡単に提示したものにすぎないので、各自で講義内容についてノートを取ることが望まれる。
 この科目は、国際協力の歴史、理論、課題、具体例とテーマを設け講義を展開する。リアクションペーパーなどの課題はそれらのテーマの理解できた点や疑問点などの自己確認に用いる。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 この科目では国際協力に関する前提とする知識は特に求めない。但し「政治学入門」、「国際政治学」、「国際社会論I」を履修済もしくは同時履修していると学習効果が高まる。
 私語、雑談など他の受講生に迷惑になる行為を行った場合は、注意の上、退出を求める場合がある。
 その他、具体的な講義の概要説明を初回授業で行うので、履修者は必ず出席すること。
 ※下記授業計画は講義の展開や履修人数などにより変更する可能性がある。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 事前準備学修として、新聞・テレビなどを通じて各自が個別に関心を持った国際協力に関する出来事に積極的に接すること。(目安として30分)
 事後展開学修として講義ノートや講義で紹介する文献の指定箇所を読み返すこと、理解できた点や疑問点を整理することが望まれる。(目安として90分)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
複数回リアクションペーパーなどの課題の提出を求める。提出時期は事前に連絡する。授業中に適宜フィードバックを行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
成績は、①定期試験70%、②リアクションペーパーなどの課題30%から評価する。
テキスト
/Required Texts
テキストは特になし。講義で示された文献の該当頁を読むことが望まれる。
参考図書
/Reference Books
特に指定しない。但し、講義で示された文献の該当頁を読むことが望まれる。
講義の中で頻繁に紹介されるものとして以下の文献を挙げておく。その他については適宜紹介する。
参考書は特に購入する必要はない。詳細は第1回講義で説明予定。
1.下村恭民ほか『国際協力(第3版)』(有斐閣、2016年)
2.西垣昭ほか『開発援助の経済学』(有斐閣、2009年)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション 国際社会論はどのような問題の解決を目指しているのか考察する
講義の概要説明(履修予定者は必ず出席すること)
2 第2回 国際協力とは何か なぜ協力するのか、国際貢献と国際協力の違いなどから、その意味などを探る
3 第3回 国際協力の歴史①:1980年代まで 途上国支援の方法はどのような変遷を辿ったのか、1980年代までを振り返る
4 第4回 国際協力の歴史②:1990年代以降 1990年以降にみられるようになった新しい国際協力の特徴を考える
5 第5回 国際協力の課題①:貧困削減 国際社会の課題の一つ「貧困」について、その解決方法を考える
6 第6回 国際協力の課題②:国連開発援助 国際協力の形態の一つ国連開発計画の活動を考える
7 第7回 国際協力の課題③:脆弱国家 脆弱国家という視点から被援助国の特徴を考える
8 第8回 国際協力の課題④:平和構築 紛争後にどのように平和を取り戻すのか、平和構築を考える
9 第9回 映像資料 映像資料から国際協力について考える
10 第10回 国際協力の理論:基本的枠組みと背景 開発援助の目的や仕組み、ステークホルダーなど多面的に国際協力を考える
11 第11回 国際協力の具体例①:世界のODA(政府開発援助) アメリカや中国など世界の国々はどのような援助を展開しているのか考える
12 第12回 国際協力の具体例②:日本のODA 日本の援助政策の歴史や特徴を考える
13 第13回 国際協力の具体例③:経済分野 フェアトレードなど経済分野の国際協力について考える
14 第14回 国際協力の具体例④:環境分野 温暖化など地球環境問題への取り組みについて考える
15 第15回 国際協力の具体例⑤:保健衛生分野 伝染病の流行やプライマリー・ヘルス・ケアなど保健衛生分野の国際協力の特徴を考える

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