科目一覧へ戻る | 2024/09/18 現在 |
開講科目名 /Class |
日本政治史Ⅱ/Political History of JapanⅡ |
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授業コード /Class Code |
B203462001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
LAWc009 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木3(後期)/THU3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
東郷 雄太/TOGO YUTA |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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東郷 雄太/TOGO YUTA | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義では、戦後日本における権力構造の成立過程および対外政策の展開を辿る。具体的には、受講者が法学部が標榜するディプロマ・ポリシーに則り、法律および政治に関する知識を体系的に理解すること(知識・理解)、法的思考に基づく問題解決方法を見出すこと(汎用的技能)、そして国内外の出来事に対する公平かつ客観的な判断能力を習得すること(志向性)を目的とし、それぞれが歴史から得られる教訓を学ぶ機会としたい。なお、日本政治においては内政要因と外政要因が密接に結びついているため、日本を取り巻く国際関係の歴史的変遷も考察範囲として扱う。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・ 戦後期における日本の政治外交および東アジアの国際関係に関する基礎知識を体系的に習得する。|・ 戦後期の歴史的出来事の事実関係を把握し、論理的に解釈、説明できるようになる。|・ 歴史的出来事の現代的意義を踏まえた主張、政策提言ができるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
授業前にレジュメを配布し、講義はその内容に沿って進める予定である。授業の最後の10分間は、その回の内容に関する感想や質問をコメント・ペーパーに書いてもらう。コメント・ペーパーで寄せられた質問に関しては、翌週の授業の序盤に解説する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業計画は、受講者の関心に沿って微調整を加えることがある。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事前学習として教科書の指定箇所に目を通しておくこと(目安として1時間程度)。また、授業後には配布したレジュメと講義内容を踏まえ、復習に取り組むことが望ましい(目安として1時間程度)。なお、授業では、理解を深めるにあたり参考となる文献、映画、ドキュメンタリー等を紹介する。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業の終了時に感想や質問をまとめたコメント・ペーパーを回収する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
(1)授業内での質疑:40% (2)期末テスト:50% (3)グループ・ディスカッションへの参加、貢献:10% |
テキスト /Required Texts |
五百旗頭真(編)『戦後日本外交史 第3版補訂版』 有斐閣、2014年 |
参考図書 /Reference Books |
五百旗頭真(編)『日米関係史』 有斐閣、2008年 ; 宮下明聡『ハンドブック 戦後日本外交史ー対日講和から密約問題まで』 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 講義内容および成績評価の方法に関するガイダンス。 | |
2 | 第2回 | 日本外交の固有の課題 | 今日の日本外交および東アジア情勢に関する重要な争点の紹介。 | |
3 | 第3回 | 「外交」とは何か | 「外交」という営みに関する前提知識と歴史的変遷について概説する。 | |
4 | 第4回 | サンフランシスコ講和 | 終戦後の時期を対象に、GHQによる日本占領からサンフランシスコ講和条約の締結までの経緯を考察する。 | |
5 | 第5回 | 安保改定 | 鳩山政権期から岸政権期を対象として、55年体制の成立、日ソ国交回復から日米安全保障条約の改定までの歴史的展開を考察する。 | |
6 | 第6回 | 高度経済成長の季節 | 池田政権期を対象として、所得倍増計画の成立と発展について考察する。 | |
7 | 第7回 | 沖縄返還 | 佐藤政権期を対象として、日韓国交正常化と沖縄返還交渉を考察する。 | |
8 | 第8回 | 日中国交正常化 | 米中接近から日中国交正常化、日中平和友好条約の締結までの歴史的展開を考察する。 | |
9 | 第9回 | デタント崩壊と「新冷戦」 | 大平政権期から中曽根政権期までを中心に、ソ連のアフガニスタン侵攻から「ロン=ヤス」関係の成熟までの歴史的展開を考察する。 | |
10 | 第10回 | グループ・ディスカッション | これまでの授業内容を踏まえ、グループ単位(少人数)で議論を実施する。 | |
11 | 第11回 | 天安門事件 | 竹下政権期から海部政権期を対象として、改革開放期の中国に対する日本の援助政策の展開を考察する。 | |
12 | 第12回 | 冷戦終結 | 海部政権期から宮澤政権期を対象として、湾岸戦争とPKO法の成立から55年体制崩壊までの経緯について考察する。 | |
13 | 第13回 | 安保再定義 | 細川政権期から橋本政権期までを対象として、北朝鮮核危機、第三次台湾海峡危機から安保再定義までの経緯を考察する。 | |
14 | 第14回 | 21世紀の日本外交 | 9.11同時多発テロ発生から今日までの日本の外交政策について検討する。 | |
15 | 第15回 | まとめ | 講義内容の総括。 |