シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/15 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
キャリア特別講座Ⅲ(社会人直前講座)/Special Lectures on Carrier TrainningⅢ
授業コード
/Class Code
B203372001
ナンバリングコード
/Numbering Code
LAWi009
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
法学部/Law
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木4(前期)/THU4(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
市原 尚子/ICHIHARA NAOKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
市原 尚子/ICHIHARA NAOKO 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
対面講義
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、法学部のDPに示す、法的要素を身につけること、社会における各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析して、法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すことを目指す。
3年次は将来のキャリア目標を具体的に考える時期であるとともに就活の準備期でもある。また、4年次は人生の中の重大テーマの一つである就職先を決める時期である。そこで、本講座では就活の準備期である3年次と卒業を間近に控えた4年次生を対象に、面接の要点を修得するとともに社会人として不可欠な職場内での人間関係において留意すべき点や、顧客との接遇におけるマナー等を修得することを目的とする。
本講座は授業の前半がキャリアに関する理論、後半が時事問題のスピーチやグループディスカッション、ロールプレイングを含めたビジネスマナーの実践を進めていく。また本講座は企業への就職希望者だけではなく、公務員、その他専門職を志望する学生にも十分役に立つ内容としていきたい。
なお、この科目の担当者は、大手損害保険会社、生命保険・損害保険代理店での12年間の勤務経験、地方公共団体より委嘱を受け、就労支援相談、学習支援相談に従事し、人材教育、損害保険商品教育、ファイナンシャルプランニング(FP)、キャリアカウンセリングの実務経験のある教員である。従って、必要に応じて、具体的事例を交え、より分かりやすく『キャリア講座』を指導したい。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.職業をめぐる環境変化について説明できる。(知識)
2.若年者の就労意識の変化と働き方について説明できる。(知識)
3.若年者の適職探しの現状と課題について説明できる。(知識)
4.キャリア開発プラン(職務・生活)を作成し、発表することができる。(知識、態度・習慣、技能)
5.生涯学習計画を作成し、発表することができる。(知識、態度・習慣、技能)
授業のキーワード
/Keywords
職業、働く場(職場)、キャリア開発、ライフステージ、生涯学習、傾聴、メンタルヘルス
授業の進め方
/Method of Instruction
講義中心の授業ではあるが、対話型の授業方式を重視し、他の受講生からの意見や問題点等について、自発的な発言を求める。また授業での進捗状況を見て、学生がこれから社会に出て最も必要とされるコミュニケーション能力を高めるため、発表(個人またはグループ)も適宜取り入れ、これらを通して実践的にマナーを指導していきたい。
さらに、就職(志望)先の相談、社会人としての心構えなどキャリアにかかわるあらゆる問題の指導、就職活動中の学生に対しては、適宜面接の受け方等就職対策の指導も行っていく。
なお、授業の終了前に、毎回振り返りレポートの作成・提出を課する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
受講生は積極的に講義に参加し、将来を見据えた基本的社会マナー(室内脱帽する、講義中の携帯電話の使用の禁止、無断離席の禁止等)を身につけるともに、講義中の質疑応答及び復習発表に対して積極的な参加、つまり相手の話を聴き、自分の意見を相手に伝えられることができるよう希望する。
なお、学習意欲の旺盛な者であれば『キャリア特別講座Ⅰ』及び『キャリア特別講座Ⅱ』の受講の有無を問わず、本講座の受講を歓迎する。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業計画及び、授業内の各回で指示された内容の箇所を丹念に繰り返し読むとともに、キャリアセンター、法学部等で開催のガイダンスや講習会に積極的に参加すること。
事前学習として、60分程度、時事問題に関する新聞記事等を良く読んでおくこと。
講義終了後は配布資料等の内容を再確認し、60分程度の事後学習を行うこと。 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業中に復習として前回学習した内容に関する復習発表を随時実施する。また、授業の内容に関する小レポート提出を毎回出席を兼ねて実施する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
毎回授業の内容に関する振り返り小レポート提出を出席を兼ねて実施し、
その内容をもって100%評価する。詳しくは第1回講義内で説明する。
テキスト
/Required Texts
特に指定しない。毎回講義資料を配付するので、ファイル等に纏めておくこと。
参考図書
/Reference Books
赤堀勝彦『ライフキャリアデザイン』【改訂版】(株式会社三光)(2012年10月出版)(3,100円+税)
赤堀勝彦『【新版】カウンセリング 入門 ~職場におけるメンタルヘルスマネジメント~』(保険毎日新聞社)(2021年3月出版)(2,400円+税) 赤堀勝彦『就活生・新社会人のためのプレゼンテーション入門』(株式会社保険毎日新聞社)(2014年11月出版)(1,400円+税) 
P.Fドラッカー『われわれはいかに働き どう生きるべきか』(ダイヤモンド社)(2017年3月第2刷出版)(1,300円∔税)    
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 講義ガイダンス・学生生活についての説明
講義ガイダンス、講義の進め方、その他学生生活についての説明
2 第2回 大学施設の活用(1) 就職四季報の使い方、業種、職種について考察する
3 第3回 大学施設の活用(2) 図書館利用ガイダンス(図書館ツアー)
4 第4回 キャリア形成
キャリアデザイン

キャリアデザインの意義、考え方、キャリアデザインの描き方について理解する。(カウンセリングの意義と特徴)
キャリア形成の意義と方法、自己理解の必要性、大学生活の目標設定について理解する。
5 第5回 キャリア教育が求められる社会的背景 エンプロイアビリティの向上、専門的な職業能力の習得、資格取得について理解する。

6 第6回 求められる人材


企業が採用時に重視する能力、経営者、人事担当者が今後必要と考えるビジネスの基礎・基本能力、産業界が求める3つの力(志と心、行動力、知力)について理解する。
7 第7回 キャリア教育の意義と内容・能力開発の推進
就職・就業をめぐる環境の変化、新規学卒者の就職環境と高い離職率、フリーター等の問題について理解する。(自己紹介のトレーニング)・(自己PRのトレーニング)
8 第8回 キャリア教育プロジェクトの実施状況・キャリア開発(1)
・これまで内閣府、文部科学省、厚生労働省、経済産業省等が実施した「政府によるキャリア教育プロジェクトの具体的取組」の特徴と課題について理解する。
・求められるキャリア意識とキャリア開発について理解する。
(1分間スピーチのトレーニング)(グループディスカッションのトレーニング①)
9 第9回 キャリア開発(2)
・キャリア形成の礎(自己理解)
キャリア開発プランの具体例について理解する。
キャリア形成の礎である、自己理解を深める。(交流分析の理解、エゴグラムの作成)
10 第10回 生涯学習(1)

生涯学習の起源と意義、最近の生涯学習活動について理解する。
(グループディスカッションのトレーニング②)

11 第11回 生涯学習(2) 生涯学習社会の必要性、国および地方公共団体における取組、生涯学習の課題について理解する。
12 第12回 シチズンシップ教育とパーソナルファイナンス教育(1)  シチズンシップの意義とシチズンシップ教育の重要性について理解する。
(傾聴のトレーニング)
13 第13回 シチズンシップ教育とパーソナルファイナンス教育(2) パーソナルファイナンスの意義、パーソナルファイナンス教育スタンダード、パーソナルファイナンス教育の今後の課題と展望について理解する。
(グループディスカッションのトレーニング③)
14 第14回 職場のメンタルヘルス 職場のメンタルヘルスケアの仕組み、ストレスマネジメントの意義、効果的なストレスコントロール法について理解する。
(ストレスマネジメントのトレーニング)
15 第15回 講座全体の重要ポイント確認と総合レポートの作成 キャリアにかかわる質疑応答を含めた講座全体の重要ポイント確認を行う。さらに総合レポートを作成する。

科目一覧へ戻る