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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/15 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
刑法総論Ⅰ/Criminal Law : General PartⅠ
授業コード
/Class Code
B203111003
ナンバリングコード
/Numbering Code
LAWb005
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
法学部/Law
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木3(前期)/THU3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
荒川 雅行/ARAKAWA MASAYUKI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
荒川 雅行/ARAKAWA MASAYUKI 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
講義形式(対面式)を基本とする。
授業の目的
/Class Purpose
本講義は、主要専門教育科目に位置づけられ、その内容は刑法典の総則部分の解説を行うものである。講義で扱われる内容は、講学上「刑法総論」のうち、序論、構成要件論、違論論、責任論の各分野である。なお、残りの未遂論と共犯論、罪数論は「刑法総論Ⅱ」で扱われる。以上の学習により、学部DPに示された「体系的に学修し、法的素養を身につけること」を目指し、刑法の基本的知識を修得することを目的とする。
到 達 目 標
/Class Objectives
①講義で扱った主要事項の意義・要件・効果を理解して説明することができる。|②講義で扱った主要判例について、その事実の概要や判旨を説明することができる。|③簡単な事例問題について、問題点を摘示し、その解決策を説明することができる。
授業のキーワード
/Keywords
刑法、刑法総論、犯罪論、構成要件、違法性、責任(有責性)
授業の進め方
/Method of Instruction
テキストにしたがって講義形式で行う。なお、講義中、受講生への質疑応答を行う場合がある。
履修するにあたって
/Instruction to Students
「刑法と社会」や「刑法概論」を履修していることが望ましい。六法とテキストは必ず持参すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
予習としては指定されたテキストの該当範囲を精読しておき、疑問点をもって授業に臨むこと(60分程度)。復習としては、授業で得られた知識や疑問点に関する答えなどをまとめたノートを作成しておくことが望ましい(60分程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業の中間段階と期末段階にレポートを求める予定。中間レポート後は、いくつかのサンプルを取り上げてコメントする。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
評価は、中間レポート30%、期末レポート70%の割合で評価する。なお、各レポートは論述問題(~について論ぜよ)または事例形式問題を出題し、論点の把握、それに関する学説・判例の理解を問うものである。
テキスト
/Required Texts
荒川雅行著『講義テキスト 刑法総論』(関学生協教材制作室)
参考図書
/Reference Books
佐伯仁志他編『刑法判例百選Ⅰ(総論)』(有斐閣)。それ以外は、その都度適宜指示する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 刑法の基礎理論 刑法とは何か、罪刑法定主義、刑法の適用範囲等について説明する。
2 第2回 犯罪論の基礎 犯罪論体系とその主要論点について説明する。
3 第3回 不作為犯論 不作為犯について説明する。
4 第4回 因果関係論 刑法における因果関係論について説明する。
5 第5回 違法論 違法性の本質(結果無価値論と行為無価値論等)、違法阻却事由について説明する。
6 第6回 正当防衛論 正当防衛の意義、要件、効果等について説明する。
7 第7回 緊急避難論 緊急避難の意義、要件、効果等について説明する。
8 第8回 被害者の同意(承諾)論 被害者の同意(承諾)の意義、要件、効果等について説明する。
9 第9回 その他の違法性阻却事由 正当行為等のその他の違法性阻却事由について説明する。
10 第10回 責任論 責任の本質をめぐる議論について説明する。
11 第11回 責任能力論 責任能力をめぐる諸問題や原因において自由な行為について説明する。
12 第12回 故意論 主として故意をめぐる一般的な問題について説明する。
13 第13回 事実の錯誤論 事実の錯誤をめぐる諸問題について説明する。
14 第14回 法律の錯誤論 法律の錯誤をめぐる諸問題について説明する。
15 第15回 過失犯論 過失犯の意義、構造等について説明する。

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