科目一覧へ戻る | 2025/05/07 現在 |
開講科目名 /Class |
裁判法/Justice Law |
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授業コード /Class Code |
B203031003 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
LAWb009 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水5(前期)/WED5(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
崔 鍾植/CHOE JONG-SIK |
遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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崔 鍾植/CHOE JONG-SIK | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
*遠隔講義(オンデマンド講義) **すべての講義、テスト、課題履行は、Moodleで行われます。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、法学部のDPに示す、社会における各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析して、法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すことができることを目指す。まず、日本の裁判の仕組みについて探索する。現代社会における司法権は国のみに与えられており、その行使は裁判を通して行われる。裁判は社会構成員間の紛争やトラブルを公権力機関である裁判所の判断によって解決を図るプロセスであるといえるが、果たしてその具体的な中身は何なのか、誰によってどこでどのように行なわれるのかを学ぶことは法学部生にとって必修である。本講義は、履修性が日本の裁判制度の概要や基礎について学習するとともに、各裁判制度の特徴や仕組みについて理解を広めることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.様々な紛争解決の方法について3分以内に説明することができる。 2.裁判とその根拠である法との相互関係について1分以内に説明することができる。 3.裁判の種類やその仕組みについて5分以内に説明することができる。 4.裁判に関わる人的要素について1分以内に説明することができる。 5.法律事例について10分以内にkey pointsを三つくらい提示することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
紛争解決手続、司法・裁判制度、裁判所の仕組、裁判の法源、法曹三者、裁判員 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1.Moodleに講義のビデオファイルを載せます。皆さんはそれを開ききちんと勉強を行ってからMoodle上のテストに答えて提出して下さい。 2.できれば、裁判に関わる時事問題をご紹介します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
1.この講義はすべて遠隔講義(オンデマンド)として行われます。従いまして、皆さんは講義ビデオの公開期間中はご都合の良い時間にいつでも何回でも閲覧ができます。 2.毎回、講義のビデオファイルをきちんと最後まで受講してから出されたテストに解答し提出しなければなりません。 3.もし本講義の受講及びテストの提出を通算3回怠った場合単位算定の対象外と致します。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
1.講義講義計画に従ってテキストの関連内容について予習・復習を行うこと(各30分)。 2.日頃マスメディアの裁判関連のニュースからメモを取る習慣を身につける。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・期末レポートがあります。そのテーマなどは追ってMoodleでお知らせします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
1.10回のテスト80%、期末レポート20% 2.本講義の受講及びテストの提出を3回怠った場合単位算定の対象外と致します。 3.期末レポートの提出は必修です。 |
テキスト /Required Texts |
市川正人外『現代の裁判』有斐閣アルマ(第8版) |
参考図書 /Reference Books |
小島武司『ブリッジブック裁判法』信山社(最新版) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ・ウォーミングアップ ・課題提出 |
*第1回目(4月9日)の授業は以下のレポートに代わります。 **新聞記事(ネット版を含む)の中で関連のニュースを見つけて読んでください。裁判の種類を問わず、裁判関連記事に限定します。新聞によって観点の違いが見られるかもしれませんが、記事を鵜呑みにしたりただの紹介ではなく、よく考えたり他の資料も参考しながら、その記事から感じたこと、批判点など主にご自分の私見を中心として書かなければなりません。 (1)必ず、Moodle上の該当レポート室にファイルとして提出して下さい。 (2)書き方: *その記事のタイトル(見出し)を書きます(「ooooについて」 (oo新聞o月o日)、(ぺージ、ネット版だったらURL)。 *次に、学部、お名前、学籍番号を必ず記入すること。 *末尾に参考にした, 参考文献、ホームページなど出典(著者名、文献 タイトル、出 版年度、URL等)を記入してください。 *分量は500字以内 (3)対象記事は、2024年1月以降のものに限定します。 (4)必ず、(1)概要、(2)論点、(3)私見または結論のように見出しで分けながら書いて下さい。 (5)締め切り:6月末まで |
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2 | 第2回 | 法と裁判の役割(1) | 1.民事法の実現と民事手続、刑事法の実現と刑事手続、司法権と違憲審査権について考える。 2.関連判例の紹介 3.フィードバック |
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3 | 第3回 | 法と裁判の役割(2) | 1.刑事法の実現と刑事手続について考える。 2.関連判例の紹介 3.Moodle上でテスト 4.フィードバック |
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4 | 第4回 | 法と裁判の役割(3) | 1.司法権と違憲審査権について考察する。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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5 | 第5回 | 裁判所制度(1) | 1.裁判所の概要について考える。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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6 | 第6回 | 裁判所制度(2) | 1.裁判所の種類とその特徴や仕組みについて考察する。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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7 | 第7回 | 法律家の役割(1) | 1.法曹三者の概観について説明する。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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8 | 第8回 | 法律家の役割(2) | 1.法曹養成制度について考える。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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9 | 第9回 | 裁判の仕組(1) | 1.私人間の事柄に関する民事的紛争の概要について説明する。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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10 | 第10回 | 裁判の仕組(2) | 1.民事裁判の仕組について考察する。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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11 | 第11回 | 裁判の仕組み(3) | 1.家庭裁判所で行われる家事裁判の仕組みについて説明する。 2.政府機関・公共団体と国民との紛争に関わる裁判を行う行政裁判について説明する。 3.関連判例の紹介 4.テスト 5.フィードバック |
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12 | 第12回 | 裁判の仕組み(4) | 1.犯罪を行なったとされている者に対する司法権の概要について説明する。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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13 | 第13回 | 裁判の仕組み(5) | 1.刑事裁判の仕組について考察する。 2.関連判例の紹介 3.テスト 4.フィードバック |
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14 | 第14回 | 裁判の仕組み(6) | 1.憲法以外のすべての法律が、最高法規範である憲法に違反するかどうかを判断する憲法裁判の仕組について考察する。 2.関連判例の紹介 3.フィードバック |
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15 | 第15回 | 裁判をめぐる現代的課題 | 1.司法制度の改革、国民の司法参加等について考える。 2.関連判例の紹介 3.フィードバック |