科目一覧へ戻る | 2025/05/07 現在 |
開講科目名 /Class |
憲法と社会 【⑦~⑨】/Constitutional Law and Society |
---|---|
授業コード /Class Code |
B202951003 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
LAWa002 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期)/MON3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
上脇 博之/KAMIWAKI HIROSHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
上脇 博之/KAMIWAKI HIROSHI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
講義。MOODLEで配布する授業レジュメと2冊のテキストに基づいて講義室で授業します。 授業レジュメを事前にMoodleを通じて入手できるようにします(授業中には配布しまません)。 ただし、Moodleはすぐに使用できないので、第1回~第4回の授業レジュメは以下にアップしました。 https://36.gigafile.nu/0502-bc7292147aed015d906c24ccbbda9bfb9 上記にアクセスすると、 「2025年度「憲法と社会」(第1回~第4回)レジュメ.pdf」が表示されるので、それをクリックして入手してください。 なお、Moodleが使用できるようになったら、念のために同じものをお送りいたします。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
本科目の目的は、法学部のディプロマ・ポリシー(DP)に掲げられた「法の理念および現実の社会における法の運用を踏まえて、法および政治について体系的に学修し、法化社会・国際化社会に対応した法的素養を身につけ」ることを目指し、“日本国憲法とそれを取り巻く社会を考えること”である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
本科目の到達目標の第一は、そもそも憲法は何のためにあるのか、日本国憲法はどのような基本原理に基づいてつくられているのかについて受講生が説明できるようになることである。 第二は、日本国憲法がつくられてから現在に至る社会的現状、あるいはまた憲法を取り巻く状況は、どのようなものなのかを、受講生が正確に把握し、説明できるようになることである。 第三は、以上2つの学習を通じて、日本国憲法が歴史的産物であると同時に、一定の普遍性と先進性・先駆性を有していることを、受講生が説明できるようになることである。 |
授業のキーワード /Keywords |
近代的な意味での憲法、市民革命、近代憲法、現代憲法、日本国憲法の基本原理、国民主権主義、平和主義、基本的人権尊重主義、権力分立制、自由権、社会権。 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
本授業の到達目標を達成するために、憲法が置かれた歴史的社会状況に照らして学ぶというアプローチにより執筆されているテキスト2冊を使って、講義を行うことにする。 レジュメをMOODLEで配布するので、各自印刷して講義を受講すること(授業中にレジュメは配布しない)。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
必ず、シラバスを読んで、テキストを購入し精読すること。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
MOODLEで配布するレジュメと購入した2冊のテキストで予習し、毎回の講義を受講し、テキストとレジュメで復習することが望まれる。 授業回数は15回。 授業1回につき予習と復習を最低でも合計4時間行うこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
なし。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
100%定期試験の結果で評価する。試験の際に持ち込みできるのはテキストのみ。 |
テキスト /Required Texts |
・木下智史・上脇博之・渡辺洋・守谷賢輔・金原宏明・高 希麗・脇田吉隆 編著『新・どうなっている!?日本国憲法〔第4版〕 — 憲法と社会を考える —』法律文化社、2025年)。 ・上脇博之『日本国憲法の真価と改憲論の正体 ―施行70年、希望の活憲民主主義をめざして―』(日本機関紙出版センター、2017年、本体価格1500円(税別)) |
参考図書 /Reference Books |
・長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選I 第7版』(有斐閣、2019年)、 ・長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選II 第7版』』(有斐閣、2019年)、 ・浦部法穂『憲法学教室[全訂第3版]』(日本評論社、2016年) ・浦田賢治・愛敬浩二編『演習ノート憲法〔第4版〕』(法学書院、2010年) ・小林孝輔編『憲法演習・自習セレクト50』(勁草書房、2004年) ・坂本修・小沢隆一・上脇博之『国会議員定数削減と私たちの選択』(新日本出版社、2011年) ・上脇博之『なぜ4割の得票で8割の議席なのか ~ いまこそ、小選挙区制の見直しを』(日本機関紙出版センター、2013年) ・上脇博之『自民改憲案 VS日本国憲法 ~ 緊迫! 9条と96条の危機』(日本機関紙出版センター、2013年) ・上脇博之『安倍改憲と「政治改革」 【解釈・立法・96条先行】改憲のカラクリ』(日本機関紙出版センター、2013年) ・上脇博之『どう思う?地方議員削減 [憲法と民意が生きる地方自治のために]』(日本機関紙出版センター、2014年) ・上脇博之『誰も言わない政党助成金の闇 「政治とカネ」の本質に迫る』(日本機関紙出版センター、2014年) ・上脇博之『財界主権国家・ニッポン 買収政治の構図に迫る』(日本機関紙出版センター、2014年) ・上脇博之『告発!政治とカネ 政党助成金20年、腐敗の深層』(かもがわ出版、2015年) ・上脇博之『追及!民主主義の蹂躙者たち 【戦争法廃止と立憲主義復活のために】』(日本機関紙出版センター、2016年) .・上脇博之『追及!安倍自民党・内閣と小池都知事の「政治とカネ」疑惑』(日本機関紙出版センター、2016年) ・上脇博之『日本国憲法の真価と改憲論の正体 施行70年、希望の活憲民主主義をめざして―』(日本機関紙出版センター、2017年) ・上脇博之『ここまできた小選挙区制の弊害 アベ「独裁」政権誕生の元凶を廃止しよう!』(あけび書房、2018年) ・上脇博之『内閣官房長官の裏金』(日本機関紙出版センター、2018年) ・上脇博之『安倍「4項目」改憲の建前と本音』(日本機関紙出版センター、2018年) ・上脇博之『逃げる総理 壊れる行政 追及!!「桜を見る会」&「前夜祭」』日本機関紙出版センター、2020年。 ・冨田宏治・上脇博之・石川康宏『いまこそ、野党連合政権を! 真実とやさしさ、そして希望の政治を』日本機関紙出版センター、2020年 ・上脇博之『忘れない、許さない! 安倍政権の事件・疑惑の総決算とその終焉』かもがわ出版、2020年。 ・上脇博之『政党助成金、まだ続けますか? 安倍自民党本部主導選挙・河井議員夫妻「1億5千万円買収事件」から』日本機関紙出版センター、2021年。 ・上脇博之・阪口徳雄・前川喜平・小野寺義象・石戸谷豊・岡田正則・松宮孝明 『ストップ!!国政の私物化 森友・加計、桜、学術会議の疑惑の究明する』あけび書房、2021年。 ・河井疑惑をただす会・上脇博之『だまっとれん 河井疑惑 まだ終わっていない』日本機関紙出版センター、2022年(第2部「『政治とカネ』疑惑と市民運動の力」を執筆) ・佐高信・半田滋・小出裕章・大門みきし・上脇博之・矢野宏著、西谷文和 (編集)『聞くだけの総理 言うだけの知事 ウクライナからカジノまで すべてのウソを徹底分析 (路上のラジオ) 』(日本機関紙出版センター・2022年) ・上脇博之『日本維新の会の「政治とカネ」 「身を切る改革」の正体を暴く』(日本機関紙出版センター、2022年) ・上脇博之『憲法の破壊者たち 自民・国民・維新・勝共・日本会議の改憲案を検証する』(日本機関紙出版センター、2022年) ・上脇博之『なぜ「政治とカネ」を告発し続けるのか ~議会制民主主義の実現を求めて』(日本機関紙出版センター、2023年) ・上脇博之『検証 政治とカネ』(岩波新書、2024年) ・上脇博之『自民党“裏金”事件 刑事告発は続く 民主主義をあきらめない』(日本機関紙出版センター・2024年) ・木下智史・上脇博之・渡辺洋・守谷賢輔・金原宏明・高 希麗・脇田吉隆 編著『新・どうなっている!?日本国憲法〔第4版〕 — 憲法と社会を考える —』法律文化社、2025年)。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | オリエンテーションと「憲法とは何か」 | 本科目について説明し、「憲法」について簡単に説明する。 | |
2 | 第2回 | 近代憲法と現代憲法 | 日本国憲法を近代憲法と現代憲法の視点から学ぶ | |
3 | 第3回 | 大日本帝国憲法と日本国憲法の基本原理 | 日本国憲法を大日本帝国憲法との比較から学ぶ | |
4 | 第4回 | 日本国憲法はどのようにつくられたか | 日本国憲法をその「制定」過程から学ぶ | |
5 | 第5回 | 国民主権と参政権 | 日本国憲法の国民主権と参政権(特に選挙権と被選挙権)を学ぶ | |
6 | 第6回 | 国民主権と象徴天皇制 | 日本国憲法における象徴天皇制について「学ぶ | |
7 | 第7回 | 国民主権と選挙制度 | 国民主権における選挙制度について学ぶ | |
8 | 第8回 | 国民主権と政治資金制度 | 国民主権における政治資金制度について学ぶ | |
9 | 第9回 | 国民主権と情報公開制度 | 国民主権における情報公開制度について学ぶ | |
10 | 第10回 | 平和主義と自衛隊 | 日本国憲法における平和主義について自衛隊との関係で学ぶ | |
11 | 第11回 | 平和主義と日米安保体制 | 日本国憲法の平和主義について日米安保体制との関係で学ぶ | |
12 | 第12回 | 基本的人権と公共の福祉 | 基本的人権を、それを制約する「公共の福祉」との関係で学ぶ | |
13 | 第13回 | 法の下の平等 | 日本国憲法の「法の下の平等」について学ぶ | |
14 | 第14回 | 憲法改正 | 日本国憲法の憲法改正について学ぶ | |
15 | 第15回 | 憲法運動 | 憲法運動の重要性について学ぶ |