シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/15 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
国際法特殊講義ⅡA/Advanced Lecture on International Law ⅡA
授業コード
/Class Code
J012131001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火1(前期)/TUE1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
佐藤 一進/SATO TAKAMICHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐藤 一進/SATO TAKAMICHI 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
文献講読(対面)
授業の目的
/Class Purpose
本科目は、法学研究科のDPに示す、専攻分野における理論的・実践的論点の抽出と追求、また研究成果としての修士論文における一定の解決や方向性の提示を可能とする能力の涵養を念頭に、西洋法思想史の必読文献を読み込むことで、基礎的な知識と思考の枠組みを習得し、自らのテーマに即した学術論文を構成する基礎力の獲得を目指す。具体的には、近代主権国家の概念と理論の生成を念頭に、国家間の規範的関係性を規定する法の概念としての自然法を、近代国際法の原型とみなし、近現代の国際法の原理的な原型と、その発展の様相をを考察する。
到 達 目 標
/Class Objectives
下記「テキスト」の項目に示した候補から、履修者各自の研究計画に基づいて履修者と協議のうえ、文献を確定し、それを購読することで、(1)西欧法思想史の基礎知識と概略を理解できるようになること、および、(2)外国語(もっぱら英語を想定している)と日本語による学術的文章を正確に理解できるようになることを目指す。
授業のキーワード
/Keywords
自然法、実定法、国際法、自然権、主権、社会契約説、政教分離、三十年戦争、ウェストファリア条約、商業社会、市民革命
授業の進め方
/Method of Instruction
指定文献を丁寧に読み進める。全員での文献講読を進め、一定の学習範囲についての報告を各自が分担する。報告にあたってはレジュメの作成と配布を求める。各回は、担当者による報告と、参加者によるディスカッションで構成される。報告者のみならず、すべての参加者が事前に文献の指定範囲を精読していることが求められる。
履修するにあたって
/Instruction to Students
文献を厳密に読み、深く考え、旺盛に議論する主体性を求める。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
毎回の事前の読解を必要とする。予習には1回につき120分程度を要すると想定される。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
基本的には設けないが、状況に応じてレポートを課す場合がある。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
恒常的な授業への参加、随時の提出物、取り組みの意欲や姿勢を総合して評価する。
テキスト
/Required Texts
 T・アクィナス『精選 神学大全2 法論』稲垣良典・山本芳久訳、岩波文庫、2024年
 J・フォーテスキュー『自然法論』直江眞一訳、創文社、2012年
 S・プーフェンドルフ『自然法にもとづく人間と市民の義務』前田俊文訳、京都大学学術出版会、2016年
 H・グロティウス/J・セルデン『海洋自由論・海洋閉鎖論』本田裕志、京都大学学術出版会、2021年
 S・ウォーリン『西欧政治思想史:政治とヴィジョン』尾形典男・福田歓一・他訳、福村出版、1994年
 A・ネグリ『構成的権力:近代のオルタナティヴ』斉藤悦則他訳、松籟社、1999年
 J・G・A・ポーコック『マキァヴェリアン・モーメント:フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統』田中秀夫・奥田敬・森岡邦泰訳、名古屋大学出版会、2008年
 J・G・A・ポーコック『島々の発見:「新しいブリテン史」と政治思想』犬塚元監訳、名古屋大学出版会、2013年
 M・オークショット『歴史について、およびその他のエッセイ』中金聡他訳、風行社、2013年
 L・シュトラウス『自然権と歴史』塚崎智他訳、ちくま学芸文庫、2013年
 J・ロールズ『ロールズ政治哲学史講義Ⅰ・Ⅱ』斉藤純一他訳、岩波現代文庫、2020年
 Leo Strauss et. al., "History of Political Philosophy", The University of Chicago Press, 3rd edition, 1987
 Glenn Burgess, "The Politics of the Ancient Constitution: An Introduction to English Political Thought, 1603-1642", The Macmillan Press, 1992
 J. G. A. Pocock, "Political Thought and History: Essays on Theory and Method", Cambridge University Press, 2009

*上記に列挙した他にも、履修者の関心に応じて文献候補が加えられることがある。
参考図書
/Reference Books
適宜指示する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 導入 授業の進め方について
2 第2回 選定文献(1) 文献読解と報告
3 第3回 選定文献(2) 文献読解と報告
4 第4回 選定文献(3)  文献読解と報告 
5 第5回 選定文献(4)   文献読解と報告
6 第6回 選定文献(5) 文献読解と報告 
7 第7回 選定文献(6)  文献読解と報告
8 第8回 選定文献(7)   文献読解と報告 
9 第9回 選定文献(8)   文献読解と報告
10 第10回 選定文献(9) 文献購読と報告
11 第11回 選定文献(10)  文献購読と報告 
12 第12回 選定文献(11)   文献購読と報告 
13 第13回 選定文献(12)  文献購読と報告
14 第14回 選定文献(13)   文献購読と報告 
15 第15回 選定文献(14)    前期の総括
16 第16回 選定文献(15)     文献購読と報告
17 第17回 選定文献(16)     文献購読と報告
18 第18回 選定文献(17)     文献購読と報告
19 第19回 選定文献(18)     文献購読と報告
20 第20回 選定文献(19)     文献購読と報告
21 第21回 選定文献(20)     文献購読と報告
22 第22回 選定文献(21)     文献購読と報告
23 第23回 選定文献(22)     文献購読と報告
24 第24回 選定文献(23)     文献購読と報告
25 第25回 選定文献(24)     文献購読と報告
26 第26回 選定文献(25)     文献購読と報告
27 第27回 選定文献(26) 文献購読と報告
28 第28回 選定文献(27)     文献購読と報告
29 第29回 選定文献(28)  文献購読と報告
30 第30回 選定文献(29) 年間を通じての総括

科目一覧へ戻る