基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	歴史情報論教職特別講義／Special Lecture for Teacher Training on Historical Information Studies
授業コード ／Class Code	J012101001
ナンバリングコード ／Numbering Code
開講キャンパス ／Campus	有瀬
開講所属 ／Course	修士／
年度 ／Year	2025年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	金3(後期)／FRI3(AUT.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	大原　良通／OHARA YOSHIMICHI
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
大原　良通／OHARA YOSHIMICHI	人文学科／Humanities

授業の方法 ／Class Format	講義
授業の目的 ／Class Purpose	学校教育における歴史情報について、自ら考える力を養う。 人間文化学研究科のディプロマポリシーにある、専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえる能力（DP1）と、自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元する能力（DP2）の修得を目指す。
到　達　目　標 ／Class Objectives	文献読解力を修得する。 歴史教科書の記載内容について、客観的な考えを持てるようになる。 探究方法についての知識を得ることことができる。
授業のキーワード ／Keywords	探究 世界史 東洋史 歴史教育
授業の進め方 ／Method of Instruction	日本史や世界史の教科書を読みながら、いくつかの事象について注目し、解説・考察する。 博物館・美術館への参観も企画する予定。
履修するにあたって ／Instruction to Students	歴史教師となることへの自覚をもち、常に前向きな態度で授業に臨んでほしい。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	授業で担当する内容について事前研究を行ない、発表することを課し、1時間程度が見込まれる。授業後に1時間程度の復習が必要である。また、学外フィールドワークと学会研究会参加のため、一定の時間を要する。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	研究総括レポート。博物館や美術館への参観を計画しています。その参加レポートは成績に反映させます。また、自主的に博物館・美術館などへの参観を奨励し、それらのレポートも積極的に評価します。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	レポート（50%）、博物館・美術館レポート（30%）、その他授業への積極性など（20%）
テキスト ／Required Texts	適宜指示します。
参考図書 ／Reference Books	適宜指示します。

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	導入	本講義の方針について説明する。
2	第2回	工具書	辞書・字書・辞典・事典・字典など
3	第3回	歴史教育の現状	高等学校歴史科の教科書確認
4	第4回	歴史教育と専門	自己の研究テーマを教科書でどのように扱われているのかを確認する。
5	第5回	文化のはじまり	明石人や兵庫県立考古博物館など、大学近辺の遺跡を中心に。
6	第6回	縄文時代 弥生時代	新方遺跡神戸市文化財資料館 新方遺跡から弥生時代の社会を考えます。
7	第7回	古代	竹取物語と『百人一首』
8	第8回	中世	貴族から武家へ、貨幣経済の発展
9	第9回	近世文化	出版物から近世文化の特徴を考える
10	第10回	日本史の教科書振り返り	日本史の教科書を読み直します。
11	第11回	世界史資料古代	司馬遷『史記』など
12	第14回	中世東アジア世界	『旧唐書』「倭国伝」「日本国伝」と『新唐書』
13	第12回	世界史資料中世	敦煌文書など
14	第13回	近代日本と東アジア	日本の諜報戦の一端を見ます。
15	第15回	振り返り	半年の授業を振り返り、歴史教科書を読み直す。