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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
歴史情報論専門講義Ⅰ/Advanced Lecture on Historical Information Studies Ⅰ
授業コード
/Class Code
J012081001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月3(前期)/MON3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
人文科学のさまざまな研究において、地域的背景を念頭に置いた研究を行うことが肝要である。研究対象とする地域の環境、人々の暮らし、社会とその成り立ちが把握され、かつそれらの関係性の理解がなされていることが大切である。地域の環境と社会、その変容の本質的な認識のためには、実際の現場と整合した理解も欠かせない。本講義は、日本のさまざまな地域の構造と変貌について専門書の精読を通じて理解し、地域理解のための多様な視点を得ることを目的とする。精読する専門書は、参考図書に示した書籍を例にしつつ、学生の専門領域を勘案して判断する。視点とする主な地域は、歴史的水災害常襲地域、農業地域、工業地域、商業地域、都市地域、観光地域で、都市、村落、都市化村落のいずれをも対象とする。また、高度経済成長期以降現代までの変遷の理解を軸とするが、それ以前についても視野に入れる。これにより、人間文化学研究科のディプロマポリシーにある、専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえる能力(DP1)と、自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元する能力(DP2)の修得を目指す。
到 達 目 標
/Class Objectives
文献読解力を修得する。
現代の日本のさまざまな地域を構成する要素の意味を読み解く能力を修得する。
応用的フィールドワークの実践能力を修得する。
授業のキーワード
/Keywords
地域的背景、環境、社会、構造、変貌、フィールドワーク、地理教育
授業の進め方
/Method of Instruction
専門書を分担して精読する。書籍は、受講生の研究分野を勘案しつつ決める。そのため、授業内容は予定と異なる場合がある。また、専門書で取り上げた地域についての理解を深めるため、事例となる地域や類似地域を訪れるフィールドワークを土日祝日に実施する。さらに、史学・地理学あるいは地理・歴史教育学の学会研究会等への参加を課す予定である。
履修するにあたって
/Instruction to Students
専門書の事前研究内容の発表とフィールドワーク参加を必須とする。史学・地理学あるいは地理・歴史教育学の学会研究会等への参加も課す予定である。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業で担当する内容について事前研究を行ない、発表することを課し、毎週1時間程度が見込まれる。授業後に毎週1時間程度の復習が必要である。また、学外フィールドワークと学会研究会参加のため、一定の時間を要する。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
事前研究内容の発表、フィールドワークレポート、研究総括レポート。事前研究内容の発表は、授業時に内容について批評する。フィールドワークレポートは、次回の講義において、内容について批評する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
事前研究内容発表30%、フィールドワークレポート20%、学会研究会参加レポート20%、研究総括レポート30%で評価する。学会研究会参加レポートを課せなくなった場合には、事前研究内容発表40%、フィールドワークレポート30%、研究総括レポート30%で評価する。
高度な知識・技能の観点、高度な思考力・判断力・表現力などの能力の観点、主体的な態度の観点で判断します。フィールドワークレポートは、内容の妥当性、条件達成度、完成度がポイントです。
テキスト
/Required Texts
使用しない。
参考図書
/Reference Books
神田孝治・森本泉・山本理佳編(2021)『現代観光地理学への誘い―観光地を読みとく視座と実践―』ナカニシヤ出版
宿利正史・長谷知治編(2021)『地域公共交通政策論』東京大学出版会
中澤高志(2019)『住まいと仕事の地理学』旬報社
松原宏編著(2014)『地域経済論入門』古今書院
松本 茂章編著(2020)『文化で地域をデザインする: 社会の課題と文化をつなぐ現場から』学芸出版社
山下亜紀郎(2015)『水環境問題の地域的諸相』古今書院
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 導入 本講義の方針について説明する。
2 第2回 取り上げた第1分野に関する研究書の読解 その1 取り上げた第1分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
3 第3回  取り上げた第1分野に関する研究書の読解 その2 取り上げた第1分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
4 第4回 取り上げた第1分野に関する研究書の読解 その3 取り上げた第1分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
5 第5回 取り上げた第1分野に関する研究書の読解 その4 取り上げた第1分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
6 第6回 取り上げた第1分野に関する研究書の読解 その5 取り上げた第1分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
7 第7回 取り上げた第1分野に関する研究書の読解 その6 取り上げた第1分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
8 第8回 現地フィールドワーク 研究書で取りあげられた地域化類似する地域を訪れ、地域を理解するフィールドワークを行う。実施回は未定。
9 第9回 取り上げた第2分野に関する研究書の読解 その2 取り上げた第2分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
10 第10回 取り上げた第2分野に関する研究書の読解 その3 取り上げた第2分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
11 第11回 取り上げた第2分野に関する研究書の読解 その4 取り上げた第2分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
12 第12回 取り上げた第2分野に関する研究書の読解 その5 取り上げた第2分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
13 第13回 取り上げた第2分野に関する研究書の読解 その6 取り上げた第2分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
14 第14回 取り上げた第2分野に関する研究書の読解 その7 取り上げた第2分野に関する研究書を精読したうえで解説する。
15 第15回 日本における都市・村落の成り立ち 講義を振り返り、取りあげた地域の構造が持つ意義について検討し、総括する。

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