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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/05/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
西洋文化論演習(2年次)/Seminar in Western Languages and Cultures
授業コード
/Class Code
J012071003
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年/FULL-YEAR
曜日・時限
/Day, Period
月3(前期),月3(後期)/MON3(SPR.),MON3(AUT.)
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
宇野 文夫/UNO FUMIO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
宇野 文夫/UNO FUMIO 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
演習(対面授業)。
授業の目的
/Class Purpose
<主題>音楽の実態の研究
<目的>音楽を実態に即した分析によって捉え、その価値を考察する。
 和声、対位法、楽式といった、クラシック音楽の基礎的な知識を身に付けつつ、歴史に残る作品を分析する。そのことによって深い学識を蓄積し、高度な専門性に基づく指導力を発揮できるようになる。
 更に、人間文化学研究科のDPに則り、文化に関する豊かな学識と幅広い教養をもって地域社会と文化の発展に貢献し、さまざまな実践現場で中核的・指導的役割を担うことができるようになる。
 担当教員は、中学校教諭(音楽)、音楽専門誌への音楽評論、及び作編曲といった実務経験のある教員である。これらの経験を柔軟に活かし、音楽に対し知識や経験の少ない一般学生に対しては極めて解り易く講じ、既に専門的な知識や経験を有する学生には更に高度な教育が可能である。
到 達 目 標
/Class Objectives
クラシック音楽の基礎的な知識を身に付け、作品を分析し、作曲者の意図や、作品の文化的歴史的意味を考察する。 
授業のキーワード
/Keywords
音楽分析、和声、対位法、楽式、楽器とその特性、芸術論、音楽美学、歴史哲学
授業の進め方
/Method of Instruction
発表と音楽の鑑賞、論文の精読及び討論。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業にて取り上げる音楽作品は、履修者の実態や興味に応じる。履修者は、普段から多数の音楽を聴き、音楽への興味を深めておかなければならない。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
和声、対位法の実習、及び多数の音楽の聴取。1週間に3時間。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
和声・対位法の実施課題、音楽分析、作曲家に関するレポート
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業に於ける積極的参加度と、内容の理解度。発表に於ける分析の緻密さ、和声、対位法の実習試験。レポート。発表や試験は、その都度レスポンスを行います。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 西洋音楽とは 西洋音楽概論。
2 第2回 音楽分析の基礎知識 音楽の分析に必要な基礎的な事柄を確認する。
3 第3回 音楽の時間構成1 楽式や楽章構成等、音楽の時間構成について考察する。
4 第4回 音楽の時間構成2 楽式や楽章構成等、音楽の時間構成について考察し、実作品の多彩な表現を研究する。
5 第5回 和音と和声1
西洋系音楽の持つ大きな特徴である、和音とそれの連続することによる和声に関して学修する。
6 第6回 和音と和声2 西洋系音楽の持つ大きな特徴である、和音とそれの連続することによる和声に関して学習する。
7 第7回 対位法とポリフォニー1 線的作曲技法である対位法と、多声部音楽について学習する。
8 第8回 対位法とポリフォニー2 線的作曲技法である対位法と、多声部音楽について、実作品を素材に研究する。
9 第9回 楽器学と管弦楽法 管弦楽の楽譜と、管弦楽法の書物を用い、楽器の扱いと管弦楽法を学修する。
10 第10回 音楽と美学1 音楽の解釈としての美学を知る。
11 第11回 音楽と美学2 音楽の解釈としての美学を知る。
12 第12回 音楽と歴史1 音楽と歴史の関係を考察する。
13 第13回 音楽と歴史2 音楽と歴史の関係を考察する。
14 第14回 楽曲分析1 履修者による任意の芸術音楽の分析発表と全員での音楽の検討。
15 第15回 楽曲分析2 履修者による任意の芸術音楽の分析発表と全員での音楽の検討。
16 第16回 現代音楽とは何か1 歴史と地域性の視点から現代音楽の存在について考察する。
17 第17回 現代音楽とは何か2 音楽の実態、作曲の語法、技法の視点から現代の音楽の特性を考察する。
18 第18回 現代音楽の黎明期 後期ロマン派の音楽に現代音楽の萌芽を探る。ヴァーグナー、ブルックナー、ブラームス。
19 第19回 現代音楽のさきがけ マーラーとドビュッシーの音楽。
20 第20回 現代音楽の確立 新ヴィーン楽派。シェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンの音楽。
21 第21回 原始主義音楽 イゴール・ストラヴィンスキー。
22 第22回 東欧での動き バルトーク、シマノフスキ、エネスコ。
23 第23回 前衛音楽1 メシアン、ノーノ、ブーレーズ、シュトックハウゼン。
24 第24回 前衛音楽2 ベリオ、シュトックハウゼン、ホリガーからファーニホウ、リンドベリまで、前衛の系譜。
25 第25回 実験音楽1 ケージの偶然性、パーチの自作楽器、ナンカロウの自動ピアノ。
26 第26回 実験音楽2 ミニマル・ミュージックの出現と発展。ライヒ、ライリーからB・イーノ、M・ナイマンまで。
27 第27回 ポスト・モダニズム A・シュニトケの音楽に観るポスト・モダンのニヒリズムと実存について考察する。
28 第28回 最新の現代音楽を聴く 1 世界の最新の現代音楽作品を聴く。
29 第29回 最新の現代音楽を聴く 2 世界の最新の現代音楽作品を聴く。
30 第30回 最新の現代音楽を聴く 3 世界の最新の現代音楽作品を聴く。

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