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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
西洋文化論方法論Ⅱ/Methodology in Western Languages and Cultures Ⅱ
授業コード
/Class Code
J012001001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月3(後期)/MON3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
出水 孝典/DEMIZU TAKANORI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
出水 孝典/DEMIZU TAKANORI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
この授業は、大学院人間文化学研究科修士課程のディプロマ・ポリシーである、1. 専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる/ 2. 自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元することができる、に関連したものである。
具体的には、「会話に見られるある種の特徴」とはどういうことかについて、社会言語学者Robin Lakoff, Deborah Tannenによる論文からの抜粋を精読しながら学んでいく。
本講義では、会話に見られる興味深い特徴としてどのようなものがあり、それがどのような役割を果たし、その違いによってどのように会話が特徴付けられるのかといった点に注目し、テキストを精読しながら考えていく。
到 達 目 標
/Class Objectives
・会話に見られる特徴とその意義について理解を深める。
・原書講読の基本を身につける。 
授業のキーワード
/Keywords
グライスの協調の原理、レイコフのポライトネス3原則、高関与スタイル、高配慮スタイル、力、連帯、類似と差異、間接性、割り込み、話題提起、対立
授業の進め方
/Method of Instruction
テキストを精読し内容を検討していく。
毎回、担当を決めて予習をしてきてもらう。担当者はテキストの該当部分の日本語訳を作成し、それを全員で検討し、自然な日本語に直していく。その後、内容に関して議論をする。
履修するにあたって
/Instruction to Students
英文の精読の仕方、自然な訳し方などについては、参考図書にある表三郎氏の参考書を見て下さい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業中に担当分として指示されたテキストの箇所を丹念に繰り返し読んで、日本語に訳した上で授業に臨んで下さい。(1週当たり90分程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
期末レポート、適宜コメントを返します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業での発表等(60%)(内容を理解していることが示せているか、内容に関する担当者からの質疑応答に答えられているか)と期末レポート(40%)(学んだ内容と関連付けて他のデータを分析できているか否か)をもとに評価する。
テキスト
/Required Texts
プリントで参考図書に挙げてある洋書文献の抜粋を配布する。
参考図書
/Reference Books
Deborah Tannen. (2005) Conversational Style: Analyzing Talk among Friends (New Edition) Oxford: Oxford University Press.
Deborah Tannen. (1994)  Gender and Discourse. Oxford: Oxford University Press.
Robin Tolmach Lakoff. (2017) Context Counts: Papers on Language, Gender, and Power. Oxford: Oxford University Press.

表三郎. (1991) 『スーパー英文読解法』(上). 東京:論創社.
表三郎. (1994) 『スーパー英文読解法』(下). 東京:論創社.
冨士哲也. (1996) 『スーパー英文読解演習』①. 東京:論創社.
冨士哲也. (1996) 『スーパー英文読解演習』②. 東京:論創社.
冨士哲也. (1997) 『スーパー英文読解演習』③. 東京:論創社.




No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 導入 授業のテーマ・目的・方針について説明する。
2 第2回 The logic of politeness; or, Minding your P’s and Q’s (1) Lakoff (2017: 42-44)を精読し、be clearがどういうことか確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
3 第3回 The logic of politeness; or, Minding your P’s and Q’s (2) Lakoff (2017: 44-46)を精読し、be politeがどういうことか確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。 
4 第4回 Stylistic Strategies: Involvement and Considerateness Tannen (2005: 17-19)を精読し、Lakoffの主張を再確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
5 第5回 Features of High-Involvement Style Tannen (2005: 40-42)を精読し、high-involvement styleとhighconsiderateness styleについて確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
6 第6回 Power and Solidarity (1) Tannen (1994: 22-24)を精読し、powerとsolidarityについて確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。  
7 第7回 Power and Solidarity (2) Tannen (1994: 24-28)を精読し、powerとsolidarityの特性について確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
8 第8回 Similarity/Difference (1) Tannen (1994: 28-31)を精読し、similarityとdifferenceについて確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
9 第9回 Indirectness Tannen (1994: 31-34)を精読し、indirectnessについて確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
10 第10回 interruption Tannen (1994: 34-36)を精読し、interruptionについて確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
11 第11回 silence vs volubitliy Tannen (1994: 36-39)を精読し、silenceとvolubitliyについて確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
12 第12回 Topic Raising Tannen (1994: 39-41)を精読し、topic raisingについて確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。 
13 第13回 adversativeness (1) Tannen (1994: 41-43)を精読し、adversativenessについて確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。 
14 第14回 adversativeness (2)  Tannen (1994: 43-46)を精読し、adversativenessについてさらに確認する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。
15 第15回 まとめ Tannen (1994: 46-47)のconclusionを精読し、これまで学んだ内容を整理する。学生が自分の体験のうち内容に関するものを報告し、分析する。

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