科目一覧へ戻る | 2025/05/26 現在 |
開講科目名 /Class |
人間形成論専門講義Ⅰ/Advanced Lecture on Human Development I |
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授業コード /Class Code |
J011851001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火5(前期)/TUE5(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
水谷 勇/MIZUTANI ISAMU |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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水谷 勇/MIZUTANI ISAMU | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面授業) |
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授業の目的 /Class Purpose |
教育学の学問的性格について学術的に検討し、深めるとともに、受講生の関心のある人間形成についてのテーマについて学術的に研究していくための思考法・論理を究めることに重点をおいて、参加型の学習様式を取り入れて問題意識の涵養と研究技法の習得をめざすのが本講の目的です。今期は、久々の担当であるので、基本的な事項を中心に講義しつつ、アップデートな問題にアプローチした講義を行います。その成果として、DP1「専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる」、ことを目的とし人間形成に関わる専門知識とスキルを習得し、高度な課題解決能力と、研究者としての高い倫理性や協働的な力を身につけ、科学的・社会的態度の形成を目指します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
(1)教育についての知見を学術的に一層深いものにするとともに、人間形成の諸事象・発達課題への問いを持つことができる、(2)研究のスキルを習得できる、(3)各テーマについての専門的知識を習得できる。特にこの講義から、学術用語についての深い知見と様々な研究手法についての認識を深めることにより、上記到達目標をより豊かなものにする。 |
授業のキーワード /Keywords |
人間形成論研究 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
人間形成に関する内容の説明と論議、人間形成に関するレポート提出と検討・添削等により、受講生のテーマに即して、重要な文献を紹介しつつ、関連文献情報の収集スキルや研究法のスキルを指導し、研究者としての基本的な知識とスキルを学んでいく |
履修するにあたって /Instruction to Students |
自律的な研究を求める |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
課題について各回180分以上の各回テーマに関連した自宅研究を行う |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
(1)毎回,主題についての学び、気づきの小レポートを作成。(2)前半各回のまとめと補足を加えた情報整理の中間レポートを提出。(3)期末に総括評価のための課題達成レポートを提出。提出物は成績評価に反映させるほか、適宜、匿名にて論評を行う。毎回の小レポートは次回の授業の初めにフィードバックして学習を多面的に深く考察する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回のレポート15回(30%),中間課題レポート(30%),最終課題レポート(40%)の総合判断。 レポート評価の基準として、論文記述の適切性、論理性・客観性、独自性とする。 |
テキスト /Required Texts |
中内敏夫ほか編『人間形成の全体史』大月書店 『中内敏夫著作集Ⅰ 「教室」をひらく』藤原書店 (必要箇所を印刷して配布します) |
参考図書 /Reference Books |
適時提示 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 講義の目標、内容と方法、評価の説明 | |
2 | 第2回 | 教育研究について | 国内外の教育的課題を概観する | |
3 | 第3回 | 教育学の学問的性格1 | 中内敏夫氏の議論を中心に教育学の学問的性格を考察する | |
4 | 第4回 | 教育学の学問的性格2 | 前時に続き、フーコー、マイケル・アップルなど、ウィッティなどの緒論に触れながら深める | |
5 | 第5回 | 学習の認知的な視点 | 学習の認知的アプローチを論じる | |
6 | 第6回 | 研究事例の具体的検討1 | 中内門下生の研究業績(論文)に触れながら、研究成果や研究の進め方について学ぶ | |
7 | 第7回 | 研究事例の具体的検討2 | 前時に続き、具体的研究成果物を読み込んで、その成果や研究手法を学ぶ | |
8 | 第8回 | 形成的なアセスメント | 総括的評価に対する形成的アセスメントの重要性と意義を考える | |
9 | 第9回 | 共同学習1 | 教育方法として近年重視される共同学習の理論と方法を考える | |
10 | 第10回 | 共同学習2 | 共同学習の多様な方法を学びながら、共同学習の効果や成果を考える | |
11 | 第11回 | テクノロジーを活用した学習 | 人がテクノロジーを利用してどのように学ぶのか、その支援と成果、問題点を考える | |
12 | 第12回 | 調べ学習 | 調べ学習の歴史的な視点や学習の重要性を考える | |
13 | 第13回 | 学会動向分析1 | 教育学会、方法学会、カリキュラム学会などの研究動向や最新の成果を学ぶ | |
14 | 第14回 | 学会動向分析1 | 前時に続き、学会の動向や研究成果から受講生の研究課題に最適な手法を創作・選択するための援助をする | |
15 | 第15回 | まとめ | 上記の検討を通じて、学習の実践的な研究はイノベーティブな学習環境の創出をめざしている。世界各国でのその状況について、総括的に考える |