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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/18 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
生活困窮予防学特論 【総リ/修士】/Living-hardships and Prevention
授業コード
/Class Code
J010511001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月6(後期)/MON6(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
西垣 千春/NISHIGAKI CHIHARU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
西垣 千春/NISHIGAKI CHIHARU 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
各回のテーマに沿って、前半は講義を行い、後半は配布する資料や新聞記事、生活困窮者の支援事例を読み、意見を交換しながら、生活困窮原因とその予防への視点を広げていく。

対面授業を行う予定であるが、必要に応じて遠隔授業(オンデマンド、リアルタイムZoom)も検討する。履修者と相談しながら各回の授業方法を決定する。
授業の目的
/Class Purpose
  現在、社会の中で生活困窮に直面する人は少なくない。病気やケガ、家族の問題、倒産による解雇、詐欺など、その理由も様々である。困った人に出会い、支援を行うということは、同じように困る人を増やさない、生み出さない支援の開発につながなければならない。
この授業では、生活困窮に直面している人々の実情を知り、困窮に至る要因とプロセスについて考える機会を提供し、どうすれば防ぐことができるかについて、考えをまとめられる力をつけることが目的である。ディプロマポリシーすべてに関わるが、特にDP1,DP4に示された態度および力を得ていただきたい。
到 達 目 標
/Class Objectives
1 生活困窮にいたる要因を見いだせる
2 生活困窮を防ぐための方法を考えだせる
3 社会問題への視野を広め、人々の生活にどのような影響があるか常に考える習慣を身につける
授業のキーワード
/Keywords
生活   困窮   原因   予防
授業の進め方
/Method of Instruction
  各回のテーマに沿って、前半は講義を行い、後半には新聞記事や生活困窮支援の実例を通して、生活困窮に至る要因と支援介入のポイントを把握する。さらには、さらには生活困窮に至らずにすむ方法はなかったかについて議論を通して考える。
最終回は、自らが生活困窮の実例を通して、その要因と予防方法について考えたことを発表する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
  現在、様々な理由から生活困窮に陥る人がいる。その実情を学ぶためには、社会での様々な出来事に敏感になってもらいたい。ニュースに積極的に触れる時間をふやしてもらいたい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
  社会問題への関心を高めてもらうことが前提となるため、ニュースに触れる時間を毎日1時間程度は確保してもらいたい。さらに、各回のテーマについて自らさらに情報を集めて理解を深めてもらうことを期待する。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業中に指示する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
毎回の積極的な参加を前提に、最終回の発表の内容(作成資料とプレゼンテーション)を評価の対象とする。
毎回の文献の読み込み状況、発言など、授業への取り組み姿勢 50%、最終プレゼンテーション 50% で評価を行う。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション
生活困窮とは
  授業をどのように進めていくかについて理解する。
  生活困窮は、貧困とは同義ではなく、どのような状態を困窮ととらえるかについて考える。

2 第2回 生活困窮の実情 生活困窮支援の取り組みから見える生活困窮に陥った人々の生活実態、困窮原因について学ぶ。
3 第3回 生活困窮と家族
  困窮にある個人に目を向けるだけでなく、その人がおかれている環境にも視野を広げることにより、解決への糸口は広がる。人が生活する上での最も近いつながりの家族にかかわる原因を知る。
4 第4回 生活困窮と働き方   働けなくなることにより、生計を維持できなくなり困窮に陥ることは多い。働き方との関係について知る。
5 第5回 生活困窮と病気
(生活習慣病)
  健康を害することにより、日常の生活が回らなくなる。特に生活習慣が病を進行させ、困窮を引き起こす場合が増えている。その実情を知る。
6 第6回 生活困窮と病気
(精神疾患)
  精神疾患は周りの理解を含め、対策は十分に進んでいるとは言えず、疾患に気づかないまま、生活が成り立たなくなる場合は多い。その実情について知る。
7 第7回 支援策の実情と課題   福祉施策による支援は行われながらも、どこにもつながらずに、あるいはつながっていても生活困窮に至る人は少なくない。支援の現状を知り、課題を考える。
8 第8回 生活困窮予防への視点   授業を通して、自らが関心を深めた分野について調べ、生活困窮の原因と予防方法について発表を行う。

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