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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開/Theory and Applications of Psychology in Forensics and Criminology Area
授業コード
/Class Code
J009711001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月3(後期)/MON3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
道重 さおり/MICHISHIGE SAORI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
道重 さおり/MICHISHIGE SAORI 心理学部/Psychology
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
 本科目では,司法・犯罪分野に携わる心理師に必要とされる,犯罪・非行に関する専門的知識について学ぶとともに,司法・犯罪心理臨床の実践に必要なアセスメントやアプローチの方法について具体的に学ぶことを目的とします。本科目は,心理学研究科修士課程ディプロマ・ポリシー1.3.4に関連します。なお,この科目は,公認心理師及び臨床心理士を有し、司法領域(警察・少年鑑別所・刑務所)で心理専門職としての実務経験が約14年ある教員が実践的観点から講義を行います。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.犯罪・非行,犯罪被害について基本的知識を身につける
2.司法・犯罪分野における問題に対して必要な心理に関する支援を学ぶ
授業のキーワード
/Keywords
犯罪、司法、矯正、心理
授業の進め方
/Method of Instruction
 授業は、指定した図書をもとに受講生が分担して内容の要旨、要点、疑問点等を発表します。発表の前に各自で資料の当該箇所を読んできていることが前提となります。内容の要点・論点、注意点について解説し、受講生とともに検討して理解を深めます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 原則,遅刻・早退は認めません。毎回、出席確認を行います。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
講義中に指定した図書の該当ページを確認してください。(目安として1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業回ごとに授業内容の理解度を確認する小レポートを実施します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業において見られる毎回の学習意欲・態度・質問・意見等(20%)、担当回の発表内容(40%)、最終確認テスト(40%)から総合的に評価します。
15回の授業の内、2/3以上を出席した学生を評価の対象とします。
遅刻・早退は欠席とみなします。やむを得ない事情に関しては、適宜相談してください。
テキスト
/Required Texts
参考図書:「犯罪行動の心理学」ジェームス・ボンタ&D.A.アンドリュース著(北大路書房)
参考図書
/Reference Books
必要に応じて,授業時に提示します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回  犯罪行動の心理学的理論背景と基礎知識
犯罪行動の心理学的理論背景について解説します。
 
2 第 2回 犯罪行動の心理学的の実証的基礎
犯罪行動の実証的研究の手法について解説します。
3 第3回 犯罪学理論から犯罪行動の心理学的見地
犯罪学的理論概説および犯罪行動の一般的パーソナリティ理論、認知社会的理論について解説します。
 
4 第4回 犯罪行動の主要なリスク・ニーズ要因
犯罪行動のリスク要因とニーズについて解説します。
5 第5回 反社会的パーソナリティ・パターンについて
パーソナリティについて犯罪学的見地から解説します。
6 第6回 犯罪・非行に関わる態度
犯罪行動に至る環境要因および態度について解説します。
7 第7回 アディクションへのアプローチ①
薬物依存・アルコール依存・ギャンブル等依存の問題について説明します。
8 第8回 アディクションへのアプローチ②
架空の事例を用いながら,薬物依存やアルコール依存からの回復に必要な支援について説明します。
9 第9回 アセスメント
RNR原則について解説するとともに臨床的な鍵概念について解説します。
10 第10回 犯罪行動の予測と犯罪者の処遇について
リスクアセスメントおよびアプローチの実際について解説します。
11 第11回 被害者支援①
犯罪被害者が置かれる状況について,制度的・心理的な側面から説明します。
12 第12回 被害者支援②
被害者支援に携わる実務家の講話を聴き,臨床的理解を深めてもらいます。
 
13 第13回 ケーススタディ①
受講者が犯罪に関する関心あるテーマを選び,先行研究をもとに必要なアセスメントやアプローチについて検討します。
 
14 第14回 ケーススタディ②
 第13回の検討結果を発表し,他の受講者との議論を通して,より良い働き掛けについて検討します。
15 第15回 再犯防止
人はどのようにして立ち直るのか?多機関・他職種連携を中心とした再犯防止の取り組みについて説明します。
 

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