科目一覧へ戻る | 2025/05/26 現在 |
開講科目名 /Class |
歴史情報論演習(1年次)/Seminar in Historical Information Studies |
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授業コード /Class Code |
J009041003 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期),水2(後期)/WED2(SPR.),WED2(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
矢嶋 巌/YAJIMA IWAO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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矢嶋 巌/YAJIMA IWAO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
演習(対面) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本演習は地理学あるいは地域の歴史的理解に関する修士研究を行ない、人文学研究科の学位論文としての基準を満たす修士論文を完成させることを目的とする。地理学あるいは地域の歴史的理解に関する研究では、現地観察や聞き取り調査、資料収集などのフィールドワーク、統計分析や文献研究が組み合わされて行なわれる。論文執筆の過程で、これらの技能を修得し、研究者として、社会人として実践できる能力の修得を目指す。 以上を通して、人間文化学研究科修士課程ディプロマポリシーの、1 専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる、2 自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元することができる、3将来にわたって文化と学問への関心をもちつづけ、多様な実践現場の人々と協働して、高い倫理観と専門性にもとづいた貢献を果たすことができるようになることを期す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
高い学術性を有する文献の読解力を修得する。 応用的フィールドワークの実践能力を修得する。 統計を用いて地域・社会を分析する能力を修得する。 修士研究にふさわしい論文を執筆する能力を修得する。 |
授業のキーワード /Keywords |
地域、場所、地理学、地誌、歴史、フィールドワーク、聞き取り調査 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
文献の読解、フィールドワーク、学会出席の全てに対して、報告発表を行なう。また、それらに基づいて論文を執筆していく。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
修士論文作成のため、研究に注力することが大切である。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
文献研究、フィールドワーク結果報告、学会発表批評など、数時間以上の事前学修が必要である。また、授業後に、得られた知見を研究結果に反映させるために1時間以上の事後学修が必要である。フィールドワーク、学会出席のために、相応の時間を要する。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
文献研究発表、フィールドワークレポート、地域研究系学会・研究会の発表についての批評レポート。文献研究発表、フィールドワークレポートは、授業時に内容について批評する。それ以外のレポートは、次回の講義において内容について批評する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
最終レポート70%、授業ごとに実施する小レポート30%の割合で評価します。 |
テキスト /Required Texts |
とくに使用しない。 |
参考図書 /Reference Books |
泉 岳樹・ 松山 洋(2017)『卒論・修論のための自然地理学フィールド調査』古今書院 岡本耕平監修(2022)『論文から学ぶ地域調査―地域について卒論・レポートを書く人のためのガイドブック』ナカニシヤ出版 梶田 真・加藤政洋・仁平尊明編(2007)『地域調査ことはじめ:あるく みる かく』ナカニシヤ出版 野間晴雄ほか編著(2017)『ジオ・パルNEO:地理学・地域調査便利帖第2版』海青社 埴淵知哉・村中亮夫編(2018)『地域と統計―〈調査困難時代〉のインターネット調査―』ナカニシヤ出版 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入・研究倫理指導 | 授業の方針、計画について説明したのち、卒業研究の結果と修士課程での研究の方向性について確認する。また研究倫理についても確認する。 | |
2 | 第2回 | 研究対象地域の検討 | 研究対象地域について検討する。必要に応じて、フィールドワークを行ない、現地の状況を確認をし、対象としての妥当性について検討する。 | |
3 | 第3回 | 修士1年次の研究計画 | 3月末の研究計画書提出を目標に研究計画を立案する。 | |
4 | 第4回 | 文献の検討と収集 | 研究に必要な文献を検討し、収集する。 | |
5 | 第5回 | 文献研究 その1 | 収集した文献を閲読し、発表して紹介する。 | |
6 | 第6回 | 文献研究 その2 | 収集した文献を閲読し、発表して紹介する。 | |
7 | 第7回 | 学会出席その1 | 土日祝日に開催されている地域研究系の学会・研究会に出席し、批評を提出する。 | |
8 | 第8回 | 文献研究 その3 | 収集した文献を閲読し、発表して紹介する。 | |
9 | 第9回 | 文献研究 その4 | 収集した文献を閲読し、発表して紹介する。 | |
10 | 第10回 | フィールドワークその1 | 研究対象地域あるいは類する特性を有する地域でフィールドワークを行なう。 | |
11 | 第11回 | 研究対象地域の統計研究 | 研究対象地域の特性を把握するため、統計研究を行なう。 | |
12 | 第12回 | 修士論文中間発表会発表準備 その1 |
修士論文中間発表会にむけて研究発表の準備を行なう。 | |
13 | 第13回 | 修士論文中間発表会発表準備 その2 |
修士論文中間発表会にむけて研究発表の準備を行なう。 | |
14 | 第14回 | 修士論文中間発表会発表準備 その3 |
修士論文中間発表会にむけて研究発表の準備を行なう。 | |
15 | 第15回 | 夏季休業中の研究調査計画 | 夏季休業中に予定するフィールドワークによる調査について計画を報告し、検討を加える。 | |
16 | 第16回 | 夏季休業中の研究結果報告 | 夏季休業中のフィールドワーク結果について報告する。 | |
17 | 第17回 | フィールドワーク結果の分析 その1 | 夏季休業中のフィールドワーク結果について分析する。 | |
18 | 第18回 | フィールドワーク結果の分析 その2 | 夏季休業中のフィールドワーク結果について分析する。 | |
19 | 第19回 | フィールドワーク結果の分析 その3 | 夏季休業中のフィールドワーク結果の分析結果をまとめる。 | |
20 | 第20回 | 論文執筆指導その1 | 文献研究とフィールドワーク結果に基づいて論文を執筆し、教員からの指導を受ける。 | |
21 | 第21回 | 論文執筆指導その2 | 文献研究とフィールドワーク結果に基づいて論文を執筆し、教員からの指導を受ける。 | |
22 | 第22回 | 論文執筆指導その3 | 文献研究とフィールドワーク結果に基づいて論文を執筆し、教員からの指導を受ける。 | |
23 | 第23回 | 学会出席その2 | 土日祝日に開催されている地域研究系の学会・研究会に出席し、批評を提出する。 | |
24 | 第24回 | 文献研究 その5 | 収集した文献を閲読し、発表して紹介する。 | |
25 | 第25回 | 文献研究 その6 | 収集した文献を閲読し、発表して紹介する。 | |
26 | 第26回 | フィールドワークその2 | 研究対象地域あるいは類する特性を有する地域でフィールドワークを行なう。 | |
27 | 第27回 | 論文執筆指導その4 | 文献研究とフィールドワーク結果に基づいて論文を執筆し、教員からの指導を受ける。 | |
28 | 第28回 | 論文執筆指導その5 | 文献研究とフィールドワーク結果に基づいて論文を執筆し、教員からの指導を受ける。 | |
29 | 第29回 | 論文執筆指導その6 | 文献研究とフィールドワーク結果に基づいて論文を執筆し、教員からの指導を受ける。 | |
30 | 第30回 | 春季休業中の研究計画と研究計画書策定準備 | 春季休業中の研究計画について検討するとともに、研究計画書策定にむけて段取りと内容を確認する。 |