科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
福祉分野に関する理論と支援の展開/Theory and Applications of Psychology in Social Welfare Area |
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授業コード /Class Code |
J008682001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(前期)/WED3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小山 正/KOYAMA TADASHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小山 正/KOYAMA TADASHI | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業 (講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、心理学研究科DP 1、3に示す、福祉分野で心理学の専門性を必要とする職業を担うための広い視野に立つ心理学の専門的知識・技能を身につけ、心理学の高度な知識と技能を活用し様々な分野の今日的課題を発見し、多角的な考察により心理学の理論と実践を相互に関連づけることで解決の方法を見出すことができることを目指します。この科目は、公認心理師必須科目・講義科目に属します。障害者の日常生活および社会生活を総合的に支援する障害福祉サービス事業、障害者支援施設、地域活動センター、福祉ホーム、障害児通所支援事業、障害児相談支援事業、児童福祉施設、児童相談所、および就学前の子どもの教育・保育等の場、保健所・保健センター、発達障害者支援センター等の福祉の分野に関わる公認心理師の実践を行うために必要な基礎知識と理論を臨床発達心理学的立場から述べます。また事例検討を通して、福祉現場の実情を理解し、実践的技能を高めることを目的としています。なお、この科目の担当者は児童相談所、児童福祉センター療育部門での心理判定員として9年間経験した実務経験がある教員です。児童福祉の現場での課題について言及しながら学びを深めていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・各福祉施設の役割について説明できる。(知識) ・各福祉施設における公認心理師の役割について説明できる。(知識) ・福祉分野における公認心理師の実践について述べることができる。(知識) ・臨床発達心理学的観点から支援について説明できる。(知識) ・子どもの諸行動について発達的な見方ができる。(技能) |
授業のキーワード /Keywords |
児童・家庭福祉、保健福祉、障害者福祉、高齢者福祉、公認心理師の専門性 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
各回の前半は、各回の主題に関して、講義形式で授業を進め、授業の後半にディスカッションを行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
地域の福祉施設やその現状について調べておくこと。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
講義の前に前回の配布資料、参考図書を読んでおくこと (90分)。授業後、参考図書、配布資料により討論のまとめ、復習を行う (90分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
小レポートと学期末にまとめのレポートを提出します。小レポートについては、適宜、記述のポイントなど、講述、総評を行います。 まとめのレポートついては、最終回にコメント、講評を行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
全授業回数の3分の2以上の出席をもって単位の認定・評価の対象になります。成績評価は 、小レポート(70%)と、 まとめのレポート (30%) によって総合的に評価します。レポートの課題は適時示します。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
ハリス,M. & ウェスターマン,G. (著), 小山 正・松下 淑 (訳) 「発達心理学ガイドブック: 子どもの発達理解のために」、明石書店 、2019年 小椋たみ子・小山 正・水野久美 (著) 「乳幼児期のことばの発達とその遅れ: 保育・発達を学ぶ人のための基礎知識」 、ミネルヴァ書房 、2018年 。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 本授業の目的と進め方 | 授業の目的と進め方等についてのガイダンスを行います。 | |
2 | 第2回 | 保健福祉領域 | 保健所、保健センターでの公認心理師の役割について理解を深めます。 | |
3 | 第3回 | 児童・家庭福祉領域 | 児童福祉施設について理解を深めます。 | |
4 | 第4回 | 児童相談所の役割 | 児童相談所の任務、役割、業務、一時保護所の運営等について学びます。 | |
5 | 第5回 | 認定こども園 | 認定こども園における子育て支援の実際と公認心理師の役割について学びます。 | |
6 | 第6回 | 発達障害者支援センターの役割 | 発達障害や発達障害に対する発達支援などのを行う地域拠点施設である発達障害者支援センター等について理解を深めます。 | |
7 | 第7回 | 障害者福祉領域 | 障害者支援施設、福祉ホーム、障害者職業センター等の施設の役割と機能について理解を深めます。 | |
8 | 第8回 | 高齢者福祉領域 | 老人福祉施設、地域包括支援センター等について理解を深めます。 | |
9 | 第9回 | 各施設職員との連携 | ここでは事例を通して、各施設職員と公認心理師との連携について学びます。 | |
10 | 第10回 | ケース処遇について | 事例を通して、それぞれの社会資源の役割、機能について理解を深めます。 | |
11 | 第11回 | 虐待の予防、子育て支援 | 虐待発生時の早期発見と対応、被虐待児への支援などについて事例を通して学びます。 | |
12 | 第12回 | 発達障害への支援 | 発達障害について理解を深め、発達障害への支援の在り方について事例を通して考えていきます。 | |
13 | 第13回 | 支援の充実に向けて | 支援ニーズの多様化への対応とより充実した支援に向けての今後の課題について考えます。 | |
14 | 第14回 | 福祉分野での公認心理師の役割 | 公認心理師の福祉分野での役割と課題について整理します。 | |
15 | 第15回 | 本授業の振り返り | 授業全体を振り返り、総括を行います。 |