科目一覧へ戻る | 2025/05/26 現在 |
開講科目名 /Class |
情報処理ワークショップⅡ/Workshop in Information Processing Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
J008221001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木4(後期)/THU4(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
橋本 貴/HASHIMOTO TAKASHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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橋本 貴/HASHIMOTO TAKASHI | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義&演習(対面) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、人間文化学研究科博士後期課程DP (知識・技能)の1に関わります。情報処理ワークショップIでは情報検索の基本的な知識・操作を中心に講義・演習を行いましたが、本科目では応用的な情報検索の知識・操作法と、得られたデータの利用・整理の際に必要となるIDE(統合開発環境)などのソフトウェアの基本的な知識・操作技能を身につけることを目的に講義・演習をおこないます。 具体的にはPower AutomateなどのLow/No CodeツールやCopilotなどの生成AIも活用し、PCの操作の自動化、Webからのデータ取得と加工などといった日常的によく目にする処理をできるだけ簡易な操作で実行できる知識とスキルの習得を目指します。 また、この科目の担当者は、文書情報管理士、公認デジタルアーキビストの資格を持ち、企業において資料保存、文書情報管理、デジタルアーカイブ構築などの実務に携わっている実務経験のある教員です。実務経験から得た情報処理における知見や専門的技術についても積極的に講義内容に取り入れて、受講者がより実践的な知識と技術を修得できるようわかりやすく伝えていく予定です。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①情報検索の応用的な知識・操作法を身につける。 ②Officeソフトウェアの応用的な操作方法を習得し様々なデータの整理・利用ができる。 ③様々なオンラインリソース・IDE(統合開発環境)などのソフトウェアを利用してデータの取得・整理・加工をおこない研究に役立てることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
情報検索、データベース、Microsoft 365、Power Automate、ファイル形式、ファイル管理、エディター・IDE(統合開発環境)、Python、API、生成AI |
授業の進め方 /Method of Instruction |
これまでプログラミングの経験の無い受講者でも無理なく理解できるよう、簡単な教材と演習環境をこちらで用意し、授業内で一緒に操作・指導して演習していく予定です。 まずはじめに講義・演習を通じて情報検索の応用的な知識とデータ、ファイルの基本的な取り扱い方法を学んだあと、エディター・Visual Studio Codeなどを使用した簡単なスクリプティングの実習をおこないます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
講義の前半は主にExcelを使用してデータの取り扱いについて演習し、後半はコーディングとIDE(統合開発環境)の操作を中心に演習する予定ですが、受講者の知識・習熟度にあわせて進捗や課題などを調整する予定です。 オンラインデータベースとWindows・Office系ソフトウェアの基本的な操作を習得していることが望ましいですが、これについては前期の情報処理ワークショップIで扱うので、前期・後期を両方履修することが望ましいです。 またインターネットとPCを利用した講義なので学内情報システムのアカウントが毎時間必ず必要となります。 エディター・IDE(統合開発環境)については実習室のPCにインストールされたものを使用する予定ですが、必要に応じてソフトウェアを配布して演習をおこないます。教材と演習環境はこちらで用意しますので、受講者側で特に準備するものはありません。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
講義後には、配布された資料や教材を見返すとともに学習した操作内容を各自でスムーズに行えるように練習すること(1週あたり1時間程度)。また、授業の進捗に合わせて適宜課す実習課題の準備をおこなうこと(1週あたり1時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、講義内容の理解度、学習した操作内容の習得度を確認するための課題を提出してもらう。また授業の進捗に応じて適宜実習課題を課す。提出された課題に対するフィードバックとして各課題ごとに完成見本、模範解答例などを提示し、特に注意すべき点などを次回以降の授業内で解説を行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
1. 授業への主体的な取り組み60%(授業内での演習・実習への取り組みと内容の理解度、学習した操作内容の習得度、課題への準備、復習など) 2. 毎回の授業での演習課題40%(完成度、理解度) |
テキスト /Required Texts |
神戸学院大学情報支援センター編. 情報活用の基礎 : -これだけは知っておきたいコンピューターの使い方-, 2025年度版. 2025年, PDF版. その他、配布資料や各種オンラインのリソースを使用する。 |
参考図書 /Reference Books |
吉井隆明, 森美由紀. 原田智子編. 検索スキルをみがく 検索技術者検定3級 公式テキスト. 第2版, 樹村房, 2018, 147p. 村上征勝 監修. 文化情報学事典. 勉誠出版, 2019.12. その他適宜オンラインのリソースを紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 授業の概要や今後のスケジュールなどについて説明する。 | |
2 | 第2回 | 研究分野・対象およびPC操作スキルの確認 | 受講者の研究分野・対象およびPCの操作スキルの習熟度を確認し以降の授業での講義・実習の方向をさだめる。 | |
3 | 第3回 | 情報処理の基礎知識[1] | ファイル形式について基本的な知識を学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 情報処理の基礎知識[2] | ファイル操作について基本的な知識を学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 情報処理の基礎知識[3] | Excelとテキストエディターの基本的な操作方法について学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 情報処理の基礎知識[4] | Excelを使って検索結果のエクスポートとメタデータの利用方法について学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 情報処理の基礎知識[5] | Excelを使ってデータ分析の基本について学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 情報処理実習[1] | Power AutomateなどのLow / No Codeツールを使った簡単なスクリプティング実習をおこなう。 | |
9 | 第9回 | 情報処理実習[2] | ターミナル/Power Shellなどのフロントエンドを使った実習をおこなう。 | |
10 | 第10回 | 情報処理実習[3] | エディター/IDE(統合開発環境)について基本的な操作方法を実習を通して学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 情報処理実習[4] | エディター/IDE(統合開発環境)を使用したファイル操作・管理について実習を通して学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 情報処理実習[5] | エディター/IDE(統合開発環境)を使った開発環境構築の基本を学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 情報処理実習[6] | エディター/IDE(統合開発環境)を使ったスクリプティングを実習を通して学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 情報処理実習[7] | エディター/IDE(統合開発環境)を使ったデータの取得(Webスクレイピング)について実習を通して学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 学習到達度確認 | これまで学習した内容をふまえて情報検索演習をおこない、学習内容を確認する。 |