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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/07/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
歴史情報論方法論Ⅱ/Methodology in Historical Information Studies Ⅱ
授業コード
/Class Code
J007981001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木2(後期)/THU2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
森栗 茂一/MORIKURI SHIGEKAZU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
森栗 茂一/MORIKURI SHIGEKAZU 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
講義(対面)
授業の目的
/Class Purpose
本演習科目は人間文化学研究科修士課程地域文化論専攻の演習科目として位置づけられ、歴史情報論講座の連携した指導のもとおこなわれる。修士論文の大筋を院生・教員共同で検討し、人間文化研究科地域文化論専攻のDPに示されている「専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる(知識・技能)」「自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元することができる(思考・判断・表現)」「将来にわたって文化と学問への関心をもちつづけ、多様な実践現場の人々と協働して、高い倫理観と専門性にもとづいた貢献を果たすことができる(意欲・態度)」に関して、研究の意欲・態度を育成することを目的とする。

到 達 目 標
/Class Objectives
自分の研究について,研究をおこなうための前提となる事柄を論理説明でき(知識)、人の意見に耳を傾け,協調的・建設的な議論ができる研究的協働の(態度・習慣)を身につけ、客観的な根拠に基づいたオリジナリティのある主張を構築できる(態度・技能)身につく。また、研究に必要な情報の検索・収集の方法を獲得する(技能)。結果として、自らの研究に必要な調査方法を習得し、自分の主張を筋道をたてて文章で適切に表現できるようになる(技能)。最終的には、・自分の主張を筋道をたてて口頭または、文章等で適切に表現できるようになる(技能)。
授業のキーワード
/Keywords
論理的対話、構造化、研究倫理
授業の進め方
/Method of Instruction
個人指導だけでなく、多様な大学院生とともに、研究のあり方を検討する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
個々の研究テーマにしたがって方法論を提示します。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業外でも各自で卒業最大限の時間をあてて修士研究とりくむようにしてください。具体的な方法はテーマに応じて指導します。(毎週6時間以上) 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
1.研究内容提示の際は,発表内容をまとめた資料(提出日、氏名、資料頁、出典明示)を作成し提出する。評価できる点,改善すべき点については,毎回コメントする。
2.発表の後、修正したものを点検し、発表週内に指導教員に提出する。教員はこれを点検し、必要に応じてコメントをする。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
研究内容・意見交換への参加・コメント内容50%、課題提出50%をあわせて評価します。
意見交換、課題は、論理的対話、構造化、研究倫理から評価します。 
テキスト
/Required Texts
なし。
参考図書
/Reference Books
適時指示する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 歴史民俗学のガイダンス 歴史学と民俗学の関係、歴史民俗学の方法について、講じる。
2 第2回 歴史民俗研究の研究倫理 歴史民俗学、とくに地域と個人に対する調査・研究に関する倫理を講じる。
3 第3回 フィールドワーク実践 フィールドワークの方法と評価、その倫理、記録法について、講じる。
4 第4回 博士論文事例研究1 博士論文、修士論文における、方法、対象・時代限定、先行研究、用語定義、社会的実践性、社会的共有知性について、講じる。
5 第5回 博士論文事例研究2 博士論文、修士論文における、方法、対象・時代限定、先行研究、用語定義、社会的実践性、社会的共有知性について、『河原町の歴史と都市民俗学』を題材に講じる。
6 第6回 宮本常一研究1 宮本常一の調査法『民俗学の旅』について講じる。
7 第7回 宮本常一研究2 宮本常一の「瀬戸内海文化の系譜」『宮本常一講演選集 7 日本文化の形成』について、講じる。
8 第8回 宮本常一研究3 宮本常一『町のなりたち』を通して、都市を論じる。
9 第9回 網野善彦研究1 『無縁・公界・楽』を講じる。
10 第10回 網野善彦研究2 「遍歴と定住の諸相」『日本民俗文化大系 6 漂泊と定着』を講じる。
11 第11回 網野善彦研究3 『東と西の語る日本の歴史』を読んで多文化国家日本の歴史的姿 について、論じる。
12 第12回 地域の歴史1 兵庫とは何か、須磨とは何か、明石とは何かを論じる。
13 第13回 地域の歴史2 近代都市神戸について論じる。
14 第14回 地域の歴史3 墓場・寺院と都市開発の関連についれ論じる。
15 第15回 修士論文と多様な研究 多様な歴史研究、多様な履歴研究における、修士論文の書き方について講じる。

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