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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
管理会計論特殊講義/Advanced Lecture on Management Accounting
授業コード
/Class Code
J003241001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年/FULL-YEAR
曜日・時限
/Day, Period
金5(前期),金5(後期)/FRI5(SPR.),FRI5(AUT.)
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
吉田 康久/YOSHIDA YASUHISA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
吉田 康久/YOSHIDA YASUHISA 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)。
授業の目的
/Class Purpose
(主題)
 管理会計における管理工学的な技法のなかで、基本的概念を選定し、その管理観を修学する。管理工学的な論理は画一的概念ではないため、多義的な解釈を許容する。大学院での講義であることに鑑みれば、受講生の自らによる調査・研究によって、理解を深めることが必要である。
(目標)
 管理技法の理念・思想を理解し、実態組織でどのようにカスタマイズできるかを、根拠をもって概説できる能力を会得する。
到 達 目 標
/Class Objectives
 到達目標は、従来の原価管理との理念上の違いや共通性を認識し、その優位性を理解することによって、現実の組織に適用する場合に、どのような考慮要因が生じるかを提起できることである。
授業のキーワード
/Keywords
原価対象・活動原価・キャパシティー
授業の進め方
/Method of Instruction
 講義前に、予習として書籍を章ごとに熟読し、レポートにまとめて臨むこと。講義中は、議論を互いに行い、自由な見解を求める。
履修するにあたって
/Instruction to Students
別段の理由がない限り、欠席を想定していない。(原則3回以下)
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
平易な書籍を読み、概要を熟知しておくこと。
予習に1時間程度そして復習に1時間程度が必要。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
年6回のレポート提出を課す。そして添削指導を行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
レポートにより評価する(100%)。
テキスト
/Required Texts
吉田康久『管理会計基礎論』中央経済社、2016年。
参考図書
/Reference Books
指定しない。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 管理技法の概説 管理会計に体系について概説する。
2 第2回 管理技法の認識背景 管理技法の理念について説明する。
3 第3回 管理技法の展開 管理技法の多様性について概説する。
4 第4回 管理技法の概念 管理とシステムの蓋然性について説明する。
5 第5回 管理技法様相の概念 管理概念の由来について説明する。
6 第6回 原価差異の認識 管理会計の基本管理対象である原価差異を説明する。
7 第7回 キャパシティーコスト 経営資源の維持コストについて説明する。
8 第8回 アイドルキャパシティーコスト 経営資源の遊休コストについて説明する。
9 第9回 損益分析の構造 利益図表の仕組みについて説明する。
10 第10回 損益分析の計算技法 損益分岐点分析の計算方法について説明する。
11 第11回 責任会計 階層構造による会計責任について説明する。
12 第12回 業績評価 業績評価の概念と方法論を説明する。
13 第13回 利益管理 利益管理において検討すべき事項について説明する。
14 第14回 加重平均資本コスト WACCについて説明する。
15 第15回 経済的付加価値 EVAについて説明する。
16 第16回 経営意思決定概念 経営意思決定の認識上の理念について説明する。
17 第17回 経営意思決定の機構 経営意思決定の体系について説明する。
18 第18回 経営意思決定の技法 経営意思決定の計算技法について説明する。
19 第19回 価格決定の概念 価格決定の方法論について説明する。
20 第20回 価格決定の技法 価格決定の計算技法と構造について説明する。
21 第21回 期待値 属性による期待値の変動性について説明する。
22 第22回 プロダクトミックス 複数製品販売における利益管理について説明する。
23 第23回 特殊原価 諸種の原価概念について説明する。
24 第24回 EOQ分析 経済的発注量分析について説明する。
25 第25回 予算管理 予算編成と予算統制について説明する。
26 第26回 キャッシュフロー 当期利益を現金残高に修正する技法について説明する。
27 第27回 キャッシュコンバージョン 財務健全性の観点について説明する。
28 第28回 活動原価会計 管理概念の多義的な解釈論について説明する。
29 第29回 管理会計工学 管理客体の認識観について説明する。
30 第30回 管理工学の展開 題目に従ってレポートを作成する。

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