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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
臨床免疫学特殊講義/Advanced Clinical Immunology
授業コード
/Class Code
J002412001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期集中/SPRING INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他(前期)/OTHERS(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業
授業の目的
/Class Purpose
◎ディプロマ・ポリシーとの関係
栄養学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な専門分野の高度な知識を修得し、優れた人格・思考力・判断力を身につけ、社会の発展と福祉に寄与できる高度な能力を有する医療従事者として、信頼できる医療情報を提供できることを目的とする。
◎教育目標
免疫に関する先天性疾患及び後天的疾患の知識を深める。輸血・細胞治療など最新の免疫学的療法を学修する。
◎なお、この授業の担当者は、1983年4月から33年間、臨床免疫学に関わる業務に携わっていた。実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から臨床免疫学の重要性と検査技術を解説するものとする。 
到 達 目 標
/Class Objectives
患者を第一に考えた医療が施せるような倫理観を習得できる。
免疫に関わる主な疾患について、概要、原因、頻度、治療法など説明できる。
輸血医療や移植医療を実施する適応疾患について説明でき、必要な検査や結果の解釈及び評価をおこなうことができる。
授業のキーワード
/Keywords
免疫学的療法、輸血療法、骨髄移植、臍帯血移植、末梢血幹細胞移植、iPS細胞、ABO血液型、HLA型。
授業の進め方
/Method of Instruction
受講生へ質問し、解答を求める場合があります。  
4年次までに学習した内容も確認する。
厚生労働省、日本赤十字社、骨髄(さい帯血)バンク、学会、研究所、医薬品メーカーのHPなどを参考に最新の医療を広範に学ぶ。
履修するにあたって
/Instruction to Students
大規模な医療機関で実施されている医療を主として、細胞治療に特化した内容になることを理解する。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
配布資料を用い、授業で学んだことをまとめて、新たな発見へ展開できるよう思考する。授業終了後には最低1時間以上の学習を行うこと。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
学修の修得状況を見ながら必要に応じてレポートの提出を求めることがある。レポートは確認した上で返却し、復習に活用してもらう。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業の内容だけでなく、自己学習によっていかに最新の知見を学修できているかを確認する。小テスト90%、提出課題10%。
テキスト
/Required Texts
適宜指示する。
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ドネーション(donation) 献血、骨髄バンクへの登録について学習する。
2 第2回 血液製剤の製造と管理 赤血球製剤、血小板製剤、血漿製剤の製造から保管までを学習する。
3 第3回 血液製剤の検査 血液製剤の安全性検査全般について学習する。
4 第4回 倫理 説明と同意、患者試料や情報の使用に関する倫理について学習する。
5 第5回 血液型 ABO、Rh、まれな血液型の種類・遺伝・検査法・結果の解釈・臨床的意義について学習する。
6 第6回 HLA型 移植に大きく関連するHLA検査の意義と検査法について学習する。
7 第7回 不規則抗体 不規則抗体の種類・検査法・結果の解釈・臨床的意義について学習する。抗原陰性血の対応についても学習する。
8 第8回 自己血輸血 術前、術中の希釈式・回収式・貯血式の各自己血輸血について学習する。
9 第9回 血液製剤の使用指針 使用の目的・指針・投与量・効果の判定・不適切な使用・注意点などを学習する。
10 第10回 副反応1 副反応の種類について学習する。
11 第11回 副反応2 副反応の発生機序、検査法や結果の解釈、予防法などについて学習する。 
12 第12回 移植 移植とは何か学習する。骨髄移植・臍帯血移植・末梢血造血幹細胞移植の特徴について学習する。
13 第13回 iPS細胞 iPS細胞とは何か学習する。iPS細胞から血小板の作製について学習する。iPSストックの必要性と今後について学習する。
14 第14回 難病 SMA(脊髄性筋萎縮症)など難病について学習する。
15 第15回 まとめ 免疫のメカニズム、免疫学的療法、輸血・細胞治療、iPSなど、最新の学問を学修できたか、まとめをディスカッションする。

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