科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
臨床生理学特殊講義/Advanced Clinical Physiology |
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授業コード /Class Code |
J000652001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期集中/SPRING INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
和田 晋一/WADA SHINICHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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和田 晋一/WADA SHINICHI | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
◎ 生体からの生理機能情報を収集するための理論と実際について学び、結果の解析と評価について修得すること、また検査時の急変の対応についても修得することを目的としています。 ◎ ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 本研究科を修了する時に、学生には以下の1~4の能力が涵養されていることが学位授与の要件である。 1.栄養学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な専門分野の高度な知識を修得して、課題を解決する能力を有する。 2.優れた人格・思考力・判断力を身につけ、管理栄養士・臨床検査技師あるいは栄養教諭などとして社会の発展と福祉に寄与できる高度な能力を有する。 3.我が国の高齢社会に深い関心をもち、予防医学の知識を使って患者および地域住民の栄養管理・栄養改善に貢献でき、医療、食品製造、食育などの分野で中核として活躍できる能力を有する。 4.適切な栄養指導、栄養管理、栄養療法を実践できるコミュニケーション能力をもち、医療従事者としてのモラルをもって信頼できる医療情報を提供できる。 ◎ なお、本講義は各臓器別の実践的教育から構成されています。臨床生理学に関する業務を約30年経験している、実務経験を有する教員によって行われるので、より実践的観点から臨床生理学の役割を解説するものです。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・「授業計画」および「その他」に示された各種生理機能検査について、その概要を説明できること ・各種生理機能検査の臨床的意義と、検査結果の解釈を説明できること 以上を到達目標として掲げています。 |
授業のキーワード /Keywords |
生理機能 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基礎知識の解説にくわえて、それぞれの検査に関連する病態や疾患と対比させながら、進めていきます。 なお都合により、講義の日程が変わることもあります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業は解剖や生理学などの基礎知識を必要となるため、各教科の講義内容を復習した上で授業に臨んでください。(目安として約30分) 授業後は各回の授業内容を復習し、整理しておくようにしてください。(目安として約1時間) |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
テキストの該当部分を読んでから授業に臨んでください。30〜60分程度。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
適宜指示します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
口頭試験にて100%評価します。 |
テキスト /Required Texts |
最新臨床検査学講座 生理機能検査学第2版(医歯薬出版) |
参考図書 /Reference Books |
適宜指示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 臨床生理学総論 | 生理機能検査の種類とその概要、検査の目的と業務範囲、検査の注意事項、患者の心理と対応について、学習します。 | |
2 | 第2回 | 心音図・心機図(循環生理・心周期現象) | 心音図・心機図検査の基礎として、正常心音の成り立ちを心内圧との関係、心疾患を理解する上での基礎知識を養います。 | |
3 | 第3回 | 心電図(1) | 心電図学とは、心電図の歴史、心臓の構造・機能・神経支配、心電図の原理、心電計の装置とその付属品(装置の設定値)、機器の構造と取り扱い、安全対策、その他について、学習します。 | |
4 | 第4回 | 心電図(2) | 心電図の誘導法(標準肢誘導、単極胸部誘導、単極肢誘導。特殊誘導)、心電図波形各部位の名称および正常値、心電図検査、負荷心電図、などについて学習します。 | |
5 | 第5回 | 心エコー(1) | 心超音波検査の基礎として、心エコー像の描画モードと特徴、代表的心エコー像の描出法とオリエンテーション、健常例における各描出モード表示と代表的心エコー像の実例を提示します。 | |
6 | 第6回 | 腹部エコー | 腹部超音波検査の基礎と解剖、その他について学習します。 | |
7 | 第7回 | 筋電図 | 筋電図とは何か、筋電図の導出法と電極、正常および異常筋電図、誘発筋電図、その他について、学習します。 | |
8 | 第8回 | 誘発電位 | 視覚誘発電位、聴覚誘発電位、その他について、学習します。 | |
9 | 第9回 | 心電図・心エコー 症例(1) | 心電図・心エコーの症例から、病態について学習します。 | |
10 | 第10回 | 心電図・心エコー 症例(2) | 心電図・心エコーの症例から、病態について学習します。 | |
11 | 第11回 | 心電図・心エコー 症例(3) | 心電図・心エコーの症例から、病態について学習します。 | |
12 | 第12回 | 脳波(1) | 脳波検査の基礎として、脳波の成り立ち、脳波のとりかた、について学習します。 | |
13 | 第13回 | 脳波(2) | 脳波検査の実際として、正常脳波の読み方、異常脳波の読み方、アーチファクトについて、講義します。 | |
14 | 第14回 | 呼吸機能検査 (1) | 呼吸機能検査の基礎-1:呼吸機能検査の分類 肺気量分画(スパイロメトリー)、フローボリューム検査について、学習します。 | |
15 | 第15回 | 呼吸機能検査 (2) | 呼吸機能検査の基礎-2:機能的残気量、クロージングボリューム、肺拡散能力、基礎代謝など、について講義します。 |