科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
栄養学研究(1年次)/Research in Nutrition |
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授業コード /Class Code |
J000601004 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
8.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
田村 行識/TAMURA YUKINORI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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田村 行識/TAMURA YUKINORI | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
講義および実験 |
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授業の目的 /Class Purpose |
栄養学研究科のDPに示す、「栄養学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な専門分野の高度な知識を修得して、課題を解決する能力を有する」人物になることを目的とする。具体的には、動物実験・細胞実験・遺伝子工学実験の技術を習得し、代謝性疾患の病態解明と新たな予防・治療法の確立を目指した基礎研究を進めていく能力を身に着ける。 なお、本講義は、大学で分生生物学、生化学、病態生化学の分野における研究・指導を行ってきた実務経験のある教員が担当する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
実験動物および培養細胞を用いた分子生物学的実験手法の原理の理解および技術習得によって、代謝性疾患の病態解明と新たな予防・治療法の開発に応用することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
マウス、培養細胞、タンパク質、遺伝子 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
マウスを用いた動物実験、培養細胞を用いた細胞実験を中心に進めていく。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
すべての実験記録(実験方法・実験結果)を実験ノートに記載すること。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
分子生物学的手法を用いた研究論文の検索や周辺知識の学習(1日あたり2時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
実験ノート(毎日)。確認のサインをして返却し、実験の方向性についても議論する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
週1回、研究ミーティングを行い、実験手技や研究理論の習熟度(50%)や実験ノートをもとにした研究の進捗状況(50%)を評価する。 |
テキスト /Required Texts |
適宜プリントを使用する。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1~2回 | 細胞実験の基礎 | 培養細胞の存在意義や、種類・特徴など基本的な知識の概説 | |
2 | 第3~4回 | 細胞実験の実践 | クリーンベンチの使い方、細胞の起こし方、細胞の継代、細胞の凍結などの技術習得 | |
3 | 第5~6回 | 動物実験の基礎 | マウスについての基礎知識(病態モデルマウスなどのマウスの種類や代謝の違いなど) | |
4 | 第7~8回 | 動物実験の実践 | マウスの飼育、体重・摂食量測定、採血、解剖、CT解析手法、代謝ゲージの使用方法などの習得 | |
5 | 第9~10回 | 初代培養細胞の樹立 | 実験動物からの初代培養細胞(骨芽細胞、肝細胞、筋芽細胞)の樹立方法を習得する。 | |
6 | 第11~12回 | タンパク質抽出 | 細胞や動物組織からのタンパク抽出法を習得する。 | |
7 | 第13~14回 | DNA・RNA抽出 | 細胞や動物組織からのDNAおよびRNAの抽出法を習得する。 | |
8 | 第15~16回 | PCR | PCRおよびリアルタイムPCR法の原理から実践までを学ぶ。 | |
9 | 第17~18回 | ウェスタンブロッティング | タンパク質の解析手法であるウェスタンブロッティングの原理を理解し、手技を習得する。 | |
10 | 第19~20回 | 免疫沈降法 | タンパク質の相互作用解析手法である免疫沈降法の原理を理解し、手技を習得する。 | |
11 | 第21~22回 | 組織免疫学的手法 | 動物組織からの組織切片の作製方法や、免疫染色を用いたタンパク質の発現解析手法を習得する。 | |
12 | 第23~24回 | 遺伝子工学実験 | 細胞への遺伝子導入による遺伝子発現抑制や遺伝子発現増強の技術を習得する。 | |
13 | 第25~26回 | ELISA法 | 血液中の特定の成分を分析する手法であるELISA法を習得する。 | |
14 | 第27~28回 | フローサイトメトリー | フローサイトメトリー法の原理と応用について習得する。 | |
15 | 第29~30回 | 組織からの脂質抽出と定量 | 動物組織からの脂質抽出および定量法を習得する。 | |
16 | 第31~60回 | 研究(前期) | 実験・調査の遂行、データ整理・解析およびデータの討論 | |
17 | 第61~120回 | 研究(後期) | 実験・調査の遂行、データ整理・解析およびデータの討論 |