科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
臨床栄養学特殊講義Ⅱ(栄養障害)/Special Topics in Clinical Nutrition Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
J000481001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期集中/AUTUMN INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大平 英夫/OHIRA HIDEO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大平 英夫/OHIRA HIDEO | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面での講義ならびに演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
教育目標:傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいて、適切な栄養管理を行うための栄養ケアプランの作成、実施、評価に関する総合的なマネジメントの考え方を理解し、具体的な栄養状態の評価・判定、栄養教育について修得する。本講義では、主として発育期の小児ならびに若年者において栄養障害の要因となる各種疾病を体系的に学習し、食事・栄養との関わりについての深い知識を得て、その理解に基づいた学童支援を可能とする基礎・応用能力、具体的な管理方法について修得する。 本科目は、栄養学部のディプロマ・ポリシーに示す、科学的根拠に基づいたヒトの健康について考察できること、各傷病者(高齢者含む)に対する適切な栄養管理、生活習慣病予防・合併症進展予防に必要な技能修得、ならびに管理栄養士として重要な態度・姿勢の修得を目指す。この科目は実務経験のある教員が担当し、臨床現場に沿った内容とするものである。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
管理栄養士として、小児食物アレルギーへの除去食への対応を説明することができる。 食物アレルギーへの代替食を用いた献立作成を行うことができる。 管理栄養士として、小児1型糖尿病、先天性代謝異常疾患への対応について説明することができる。 ライフステージに応じた、小児1型糖尿病、先天性代謝異常疾患への食事ならびに献立作成を行うことができる。 管理栄養士として、若年者に大きく関わる疾患等(炎症性腸疾患、心身症)への対応を説明することができる。 ライフステージに応じた、若年者に大きく関わる疾患等(炎症性腸疾患、う蝕、心身症)への食事ならびに献立を作成することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
臨床栄養学、栄養評価、Evidence-based medicine、献立立案 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
各疾病の講義終了後に、食事療法に準じた献立、栄養指導媒体作成の課題を出題。次回の講義より、提出された課題を基に、修正等の指摘、ディスカッションを行う。(①食物アレルギー(講義)、②③④⑤⑥⑦)、(⑧小児1型糖尿病(講義)、⑨)、(⑩炎症性腸疾患(講義)、⑪)、⑫心身症(講義)、(⑬先天性代謝異常疾患(講義)、⑭)、⑮課題報告会 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
基本的な教科書内容の復習、及び、食事(常食)の献立を最低限作成できるよう復習しておいて下さい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
講義後に内容の復習、課題提出の準備を含めて、およそ2時間とする。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
各講義のテーマに即した論文内容の要約発表、レポート提出。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
課題レポート内容(50%)、課題発表(50%) |
テキスト /Required Texts |
①「栄養食事療法必携」医歯薬出版、②「神戸学院大学大学院 臨床栄養学特殊講義に関する資料」(大平英夫作成) |
参考図書 /Reference Books |
①小児アレルギーシリーズ「食物アレルギー」診断と治療社、②卵、牛乳、小麦を使わない「アトピッ子のお料理ブック」女子栄養大出版、③日本小児内分泌学会糖尿病委員会編「こどもの1型糖尿病ガイドブック」分光堂④栄養科学イラストレイテッド「臨床栄養学 疾患別編 改訂第2版」羊土社 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 食物アレルギー基礎 | 食物アレルギーについて基礎的な内容(機序・総論)を講義する。 | |
2 | 第2回 | 食物除去の対応について① | 卵、牛乳の除去食への対応と、代替食を用いた料理について演習を行う。 論文検索課題 | |
3 | 第3回 | 食物除去の対応について② | 小麦、大豆の除去食への対応と、代替食を用いた料理について演習を行う。 論文検索課題 | |
4 | 第4回 | 食物除去食-献立作成①- | 献立作成ソフトを用い、通常給食から代替食(卵、牛乳除去)を使用した給食への展開を行う。 論文検索課題 | |
5 | 第5回 | 食物除去食-献立作成②- | 献立作成ソフトを用い、通常給食から代替食(小麦、大豆除去)を使用した給食への展開を行う。 論文検索課題 | |
6 | 第6回 | 食物アレルギー(食事指導の対応について) | 食物アレルギーに関する生活指導、食事指導について講義、模擬栄養指導を行う。 | |
7 | 第7回 | 食物アレルギー(総括) | 各自作成した献立を発表し、考察を行う。 各自検索論文の紹介 | |
8 | 第8回 | 小児1型糖尿病について① | 小児1型糖尿病の基礎(総論)と食事療法について講義を行う。 論文検索課題 | |
9 | 第9回 | 小児1型糖尿病について② | 小児1型糖尿病の模擬栄養指導を行う。 各自検索論文の紹介 | |
10 | 第10回 | 炎症性腸疾患について(1) | 炎症性腸疾患(総論)について講義を行う。 論文検索課題 | |
11 | 第11回 | 炎症性腸疾患について (2) | 炎症性腸疾患の最新の知見について。 各自検索論文の紹介 | |
12 | 第12回 | 心身症(神経性食欲不振症、神経性大食症) | 心身症(総論)について講義を行う。 | |
13 | 第13回 | 先天性代謝異常疾患について① | フェニルケトン尿症、メープルシロップ尿症、ホモシスチン尿症、ヒスチジン血症、ガラクトース血症について講義を行う。 論文検索課題 | |
14 | 第14回 | 先天性代謝異常疾患について② | 献立作成ソフトを使用した、献立演習(アミノ酸代謝異常疾患に対する低たんぱく食)を行う。 各自検索論文の紹介 | |
15 | 第15回 | 課題報告会 | 各自課題として選択した疾病への最新の知見への対応を発表し、考察を行う。 (食物アレルギー、小児1型糖尿病、炎症性腸疾患、心身症(神経性食欲不振症、神経性大食症、先天性代謝異常疾患)への複数論文(3つ以上)を基に各自総論を発表。 |