科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
社会・環境と健康特殊講義/Special Topics in Public Health and Human Life |
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授業コード /Class Code |
J000331001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期集中/SPRING INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
津川 尚子/TSUGAWA NAOKO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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津川 尚子/TSUGAWA NAOKO | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、栄養学研究科のDPに示す「栄養学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な専門分野の高度な知識を修得して、課題を解決する能力を有する。」、「我が国の高齢社会に深い関心をもち、予防医学の知識を使って患者および地域住民の栄養管理・栄養改善に貢献でき、医療、食品製造、食育などの分野で中核として活躍できる能力を有する。」ことを目標に開講する。公衆衛生学と疫学および統計についての基本的な知識を修得し、専門職として社会貢献できる能力を養うことを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
公衆衛生すなわち一般市民の健康の保持増進に関する考え方とその変遷について説明できる ・衛生統計について説明できる。 ・人口静態統計、人口動態統計について説明できる。 ・疫学とは何かについて説明できる。 ・疾病の発生頻度の指標について説明できる。 ・疾病とリスクファクターの関連性,効果の指標について説明できる。 ・疫学研究のデザインについて説明できる。 ・相関関係と因果関係の違いを説明できる。 ・バイアスの種類,対処方法について説明できる。 ・交絡とその対処法について説明できる。 ・年齢調整の方法について説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
公衆衛生、疫学、保健統計 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進め、一部演習を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
保健統計、疫学調査に関して、学部で学習した内容を復習しておくこと。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
本講義の最後には課題を科し、プレゼンテーションを実施するため、初期の段階から課題のテーマを選択し、調査しておくこと(週2時間程度)。また、毎回、各授業の復習を行うことを推奨する(90分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
最終プレゼンテーションのレジュメをレポートとして提出していただきます。プレゼンテーション終了後にフィードバックとして総括を行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
演習課題(50%)、プレゼンテーション(30%)、最終レポート(20%)として評価 |
テキスト /Required Texts |
適宜指示する。 |
参考図書 /Reference Books |
適宜指示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 講義内容と講義の進め方の説明 | |
2 | 第2回 | 公衆衛生学と疫学の定義 | 公衆衛生学と疫学について概説する。 | |
3 | 第3回 | 人類の歩みと疫学、公衆衛生 | 人類と疫学の歴史、公衆衛生学の誕生を概説する。 | |
4 | 第4回 | 健康の定義 | 疾病を考える上で重要な健康の定義を概説する。 | |
5 | 第5回 | 衛生統計 | 衛生統計(人口、死亡、病気)の捉え方を概説する。 | |
6 | 第6回 | 人口静態統計(1) | 統計の分母について概説を行う。 | |
7 | 第7回 | 人口動態統計(2) | 統計の分子について概説を行う。 |
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8 | 第8回 | 生命表と平均余命 | 生命表と平均余命について概説する。 | |
9 | 第9回 | 疫学の歴史,考え方 | 因果関係、疾病の発生頻度の測定、関連性・効果の指標について概説する。 | |
10 | 第10回 | 誤差,バイアス,交絡とその対処 | 誤差,バイアス,交絡とその対処の仕方について概説を行い、演習を行う。 | |
11 | 第11回 | 年齢調整の考え方・計算 | 年齢調整の考え方・計算について概説し、演習を行う。 | |
12 | 第12回 | 疫学の分類と研究デザイン | 疫学の分類と研究デザインの方法を概説し、研究のデザインについて演習を行う。 | |
13 | 第13回 | 検査の疫学 | 検査の疫学について演習を行う。 | |
14 | 第14回 | 課題演習 | 第13回までの学習を踏まえ、社会・環境と健康に関するテーマを選択し、既存のデータを用いて、調査の実践を行う。 | |
15 | 第15回 | プレゼンテーション | 取り組んだ課題の成果のプレゼンテーションを行う。 |