科目一覧へ戻る | 2025/05/23 現在 |
開講科目名 /Class |
社会・環境と健康特殊講義/Special Topics in Public Health and Human Life |
---|---|
授業コード /Class Code |
J000331001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期集中/SPRING INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
津川 尚子/TSUGAWA NAOKO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
津川 尚子/TSUGAWA NAOKO | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習) |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、栄養学研究科のDPに示す「栄養学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な専門分野の高度な知識を修得して、課題を解決する能力を有する。」、「我が国の高齢社会に深い関心をもち、予防医学の知識を使って患者および地域住民の栄養管理・栄養改善に貢献でき、医療、食品製造、食育などの分野で中核として活躍できる能力を有する。」ことを目標に開講する。公衆衛生学と疫学および統計についての基本的な知識を修得し、専門職として社会貢献できる能力を養うことを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
公衆衛生活動を実施するための根拠を得るためには、そのベースとなるデータ収集と統計的処理が欠かせない。本講義では、疫学研究を中心に、目的に応じた基本的統計解析の手法と意義を学ぶ。 ・公衆衛生と疫学の歴史や背景ついて概説できる。 ・疫学研究の分類と研究デザインについて概説できる。 ・疫学研究におけるデータの種類、尺度、変数の取り扱いについて概説できる。 ・データの種類や目的に応じた疫学統計解析の手法について概説し、解析を実施できる。 ・疫学データを解釈するうえでの注意点について概説できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
公衆衛生、疫学、保健統計 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進め、一部演習を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
保健統計、疫学調査に関して、学部で学習した内容を復習しておくこと。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
本講義の最後には課題を科し、プレゼンテーションを実施するため、初期の段階から課題のテーマを選択し、調査しておくこと(週2時間程度)。また、毎回、各授業の復習を行うことを推奨する(90分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
最終プレゼンテーションのレジュメをレポートとして提出する。プレゼンテーション終了後にフィードバックとして総括を行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
演習課題(50%)、プレゼンテーション(30%)、最終レポート(20%)として評価 |
テキスト /Required Texts |
適宜指示する。 |
参考図書 /Reference Books |
適宜指示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 導入講義 | 講義内容と講義の進め方を説明する。第15回目で発表する文献を検索する。 | |
2 | 第2回 | 人類の歩みと疫学、公衆衛生 | 人類と疫学の歴史、公衆衛生の誕生を概説する。 | |
3 | 第3回 | 疫学の分類と研究デザイン | 疫学研究の分類と研究デザインを概説する。 | |
4 | 第4回 | 疫学研究と統計解析 | 疫学研究における統計解析の必要性を理解し、データの種類、尺度、変数の取り扱いについて演習を行う。 | |
5 | 第5回 | 疫学統計解析(1) | 統計基礎(平均値、中央値、標準偏差、標準誤差、正規性等)について概説する。 | |
6 | 第6回 | 疫学統計解析(2) | パラメトリック検定(2群間比較)の理論を概説し演習を行う。 | |
7 | 第7回 | 疫学統計解析(3) | ノンパラメトリック検定(2群間比較)の理論を概説し、演習を行う。 |
|
8 | 第8回 | 疫学統計解析(4) | カイ2乗検定の理論を概説し、演習を行う。 | |
9 | 第9回 | 疫学統計解析(5) | 相関解析、単回帰分析、重回帰分析の理論を概説し、演習を行う。 | |
10 | 第10回 | 疫学統計解析(6) | ロジスティック回帰分析とROC解析の理論を概説し、演習を行う。 | |
11 | 第11回 | 疫学統計解析(7) | 多重比較について理論を概説し、演習を行う。 | |
12 | 第12回 | 疫学統計解析(8) | カプランマイヤー法による生存解析について理論を概説し、演習を行う。 | |
13 | 第13回 | 疫学統計解析(9) | サンプルサイズについて考える。 | |
14 | 第14回 | 疫学研究における結果の解釈と注意点 | バイアス、交絡因子、エビデンスレベルとデータを解釈するうえでの注意点について討議する。 | |
15 | 第15回 | プレゼンテーション | 疫学研究論文紹介を行い、解析方法や結果の解釈について討議する。 |