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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
生命倫理学特殊講義/Special Topics in Bioethics
授業コード
/Class Code
J000141001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期集中/SPRING INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他(前期)/OTHERS(SPR.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
田村 行識/TAMURA YUKINORI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
田村 行識/TAMURA YUKINORI 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
本科目は、栄養学研究科のDPに示す、優れた人格・思考力・判断力を身につけ、管理栄養士・臨床検査技師あるいは栄養教諭などとして社会の発展と福祉に寄与できる高度な能力を有する人材になれることを目的とする。生命倫理学は、医科学研究や保健医療に関わる倫理的・法的・社会的な諸問題に取り組む学問であり、近年のテクノロジーの発展にともない、その重要性が高まっている。本科目では、生命倫理学で扱われている諸問題を学び、栄養学研究を行う研究者として、また、管理栄養士、臨床検査技師、栄養教諭等、医療や食に関わる者として、その対象とする人間、動物に対する倫理的考察の能力、臨床、研究の場における生命倫理に関する問題への基本的な知識と取り組み方を身に着けることができる。 
到 達 目 標
/Class Objectives
生命倫理学で扱われる諸問題に対し、医療や食に関わる者としての立場から、自分の意見をプレゼンテーションできるようになることを到達目標とする。
授業のキーワード
/Keywords
再生医療、終末医療、生殖医療、遺伝子治療
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心に進めていくが、講義ごとに質疑応答や短時間の討論を行うことで考えをまとめてもらう。
履修するにあたって
/Instruction to Students
講義の後半では、各大学院生の研究内容と関連性の高い生命倫理学で扱われるテーマを選択し、パワーポイントにまとめてプレゼンテーションしてもらう。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
各自が選択した生命倫理に関するテーマについての文献や資料を調査し、パワーポイントスライドにまとめる(目安時間5~7時間)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回レポートを提出してもらう。提出されたレポートは評価して返却する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業における質疑応答・討論(40%)およびレポート(60%)
テキスト
/Required Texts
プリントを使用する。
参考図書
/Reference Books
人を対象とする医学系研究に関する倫理指針 (厚生労働省)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 生命倫理学の概要 生命倫理学とはどのような学問かを概説する。
2 第2回 動物研究と生命倫理 動物研究における生命倫理的な問題を概説し、動物実験の在り方を考察する。
3 第3回 遺伝子検査と生命倫理 現在行われている遺伝子診断について概説し、その有用性と問題点を考察する。
4 第4回 遺伝子治療と生命倫理 遺伝子治療の有用性と今後の展望について概説し、問題点などを議論する。
5 第5回 再生医療と生命倫理① ES細胞の作製方法やこれまでの研究を紹介し、生命倫理的な側面から有用性と問題点を考察する。
6 第6回 再生医療と生命倫理② iPS細胞の作製方法や期待される臨床応用について概説し、生命倫理的な問題の有無を検討する。
7 第7回 再生医療と生命倫理③ 他の動物体内でのヒトの臓器作製など、進歩する再生医療技術に付随する倫理的な問題を概説し、討論を行う。
8 第8回 クローン技術と生命倫理 クローン技術がもたらす人類への有用性と問題点を概説し、討論を行う。
9 第9回 ヒトの生死と生命倫理 脳死判定など、ヒトの生死に関する倫理的諸問題について概説する。
10 第10回 終末期医療と生命倫理 安楽死など、終末期医療の倫理的な問題について概説し、討論を行う。
11 第11回 遺伝子組み換え食品と生命倫理 遺伝子組み換え技術の発展の裏側にある倫理的な問題点を概説し、討論を行う。
12 第12回 生殖医療と生命倫理 体外受精や代理出産など生殖医療に関する倫理的な問題点を概説し、討論を行う。
13 第13回 演習・討論① 大学院生によるプレゼンテーション(30〜40分)・討論(20分)・総括
14 第14回 演習・討論② 大学院生によるプレゼンテーション(30〜40分)・討論(20分)・総括
15 第15回 演習・討論③ 大学院生によるプレゼンテーション(30〜40分)・討論(20分)・総括

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