科目一覧へ戻る | 2025/05/07 現在 |
開講科目名 /Class |
バイオメカニクス論(サ)/Biomechanics |
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授業コード /Class Code |
C001541001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
SPTc010 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
学際教育科目/ |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(後期)/WED1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
久野 峻幸/HISANO TAKAYUKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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久野 峻幸/HISANO TAKAYUKI | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面授業) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目はスポーツサイエンス・ユニットの専門科目である。スポーツサイエンス・ユニットのディプロマポリシーに示す、「スポーツに関する新たな知見や知識を探求できる能力を備え、それを社会の様々な分野における問題発見やその解決に活用することができること」を目指す。また、健康運動実践指導者(受験資格)、米国NSCA発行の国際的スポーツトレーナー資格であるCSCS・CPT(受験資格)の必須科目でもある。 この授業では、身体運動の仕組みを理解するのに必要な基礎知識を修得し、高度なスポーツ活動を理解し、獲得した知識や技能を人を指導していくうえで役立てていけるようになることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・筋や腱の動態を考慮したバイオメカニクス的観点から身体運動について説明できる。 ・スポーツやヒトの動きの中でのバイオメカニクスの役割とその応用について理解する。 ・科学的データからパフォーマンス向上などの指導に必要な情報を抜き取り、考察できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
身体のしくみ、身体の動き、力学の法則、科学的データ |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・パワーポイントを使用した講義を行う。学修の理解度を確認するために、不定期に授業時にレポートの提出を求める。また科学的データを基にしたディスカッションを行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・毎回出席をとります。 ・授業中に質問をしていきます。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事前学習として、講義の対象となるテキストの箇所を読み込んでおくこと。(目安として1時間) 事後学習として、講義の対象であった資料と内容を再確認するとともに計算方法は必ず理解すること。(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業において何題かの課題を出します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期試験70% ・レポート課題30% |
テキスト /Required Texts |
スポーツ・バイオメカニクス入門 第4版、金子・藤原著、杏林書院2020年発行) |
参考図書 /Reference Books |
スポーツバイオメカニクス、深代・桜井・平野・阿江編著、朝倉書店(2000年発行) バイオメカニクス、金子・福永編、杏林書院(2004年発行) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス、バイオメカニクスとは | 授業の進め方、バイオメカニクスの定義、基礎と応用について説明する。 | |
2 | 第2回 | 身体を動かす筋と腱の役割 | 身体を動かす筋と腱の役割(基本的構造)について理解する | |
3 | 第3回 | 身体を動かす筋のエネルギー源 | 身体を動かす筋のエネルギー源(3つのエネルギー供給過程)について理解する | |
4 | 第4回 | 身体を動かす筋に命令する神経の構造と機能 | 身体を動かす筋に命令する神経の構造と機能について理解する | |
5 | 第5回 | 運動に関わる身体の構造 | 運動に関わる骨や関節などの身体の構造について理解する | |
6 | 第6回 | 身体運動と力学の法則バイオメカニクスを理解するために必要な身体運動 | 関節運動)と力学の法則について理解する | |
7 | 第7回 | 立つ⇔座る(姿勢の調整と身体重心について) | ヒトが立つ・座る動作を行うことに対する姿勢制御について科学的に理解する | |
8 | 第8回 | 歩くから走る(移動速度、ストライドとピッチ、キック力、関節運動 | 歩行や走行などの移動運動のメカニズム(移動速度、ストライドとピッチ、キック力、関節運動)を理解する | |
9 | 第9回 | 跳ぶ(放物運動、幅跳びと高跳び | 垂直跳びや走り幅跳び、走り高跳びなどの様々な跳躍運動のメカニズムを理解する | |
10 | 第10回 | 投げる(色々な投げ:陸上投てきから野球まで) | 上競技や野球などの様々な投げる動作のメカニズムを理解する | |
11 | 第11回 | 打つと蹴る(物体への衝撃力、運動量保存則、作用と反作用) | 打つ動作と蹴る動作のメカニズムを理解する | |
12 | 第12回 | 泳ぐ(姿勢と浮力、推進力と水抵抗) | 泳ぐ動作のメカニズムと身体に加わる外部力について理解する | |
13 | 第13回 | 滑る(スキーやスケートでの抵抗力、慣性モーメント) | 滑る動作のメカニズムとスキーに加わる力について理解する | |
14 | 第14回 | 自転車を漕ぐ | ギアシステム、トルクとパワー出力について理解する | |
15 | 第15回 | 最新のバイオメカニクス | スポーツに関係するバイオメカニクスの現状について説明する。 |