基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	ストレングス＆コンディショニング論（サ）／Strength and Conditioning
授業コード ／Class Code	C001471001
ナンバリングコード ／Numbering Code	SPTc021
開講キャンパス ／Campus	有瀬
開講所属 ／Course	学際教育科目／
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	木2(後期)／THU2(AUT.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	津田　真一郎／TSUDA SHINICHIROU
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
津田　真一郎／TSUDA SHINICHIROU	共通教育センター

授業の方法 ／Class Format	講義（対面）
授業の目的 ／Class Purpose	この科目はスポーツサイエンス・ユニットの専門科目である。ディプロマポリシーに示す、生涯にわたって学び続け、獲得した知識や技能を社会に役立てることができる能力を涵養することを目指す。また、NSCA（米国ストレングス＆コンディショニング協会）が発行する国際的なトレーナー資格のCSCS（認定ストレングス＆コンディショニングスペシャリスト）認定校試験受験資格の必須科目、CPT(認定パーソナルトレーナー）認定校試験受験資格の推奨科目としても位置づけられる。 アスリートにおけるストレングス＆コンディショニングとは、目標とする試合などに向けて、競技パフォーマンスを構成している全ての体力要素（筋力、パワー、筋持久力、心肺持久力、スピード持久力、柔軟性、敏捷性など）をトレーニングし、その競技に適切な形で、身体的な能力を向上させていくことにより傷害予防とパフォーマンス向上を図ることである。本講義では、最新の科学的知見を基に、アスリートのみならず、一般人や子ども、高齢者など多様なグループに応用できるトレーニングプログラムを考察することを目的とする。
到　達　目　標 ／Class Objectives	アスリートに対して競技の特異性を考慮したテストと評価を行い、科学的根拠に基づいた安全で効果的なストレングス＆コンディショニング・プログラムをデザイン・実行し、スポーツ傷害の予防などのアドバイスを行える知識を獲得することを目標とする。
授業のキーワード ／Keywords	プログラムデザイン、レジスタンストレーニング、ピリオダイゼーション、バイオモーターアビリティー
授業の進め方 ／Method of Instruction	講義を中心に進めます。Moodleで資料閲覧や課題提出を行います。
履修するにあたって ／Instruction to Students	運動生理学、コンディショニング論を履修し、単位を習得していること。　各種資格取得希望者が望ましい。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	各授業テーマに合わせてMoodle 配布資料、テキストを用いて事前・事後学習を行う（各約３０分）。レポート課題については、常時、図書館にて資料収集とまとめ作業を行う（約３０分）。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	年間トレーニング計画（ピリオダイゼーション）、プログラムデザインレポート。授業中に講評及びフィードバックを行う。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	テスト(50点)、プログラムデザイン・プロジェクト（20点）、プログラムデザインレポート(10点）、テスト（20点）を合わせて評価を行う。・小テストは、授業中に何回か実施する。尚、３分の２以上の出席が無い場合は、評価の対象としない。
テキスト ／Required Texts	NSCA決定版 ストレングストレーニング＆コンディショニング第4版，ブックハウスHD 2018.　 NSCA パーソナルトレーナーのための基礎知識 第2版　2013.
参考図書 ／Reference Books	『目で見る動きの解剖学』大修館書店　１９９９ NSCAジャパン編『ストレングス＆コンディショニングⅠ・理論編』大修館書店 2003 NSCAジャパン編『ストレングス＆コンディショニングⅠ・エクササイズ編』大修館書店 2003 http://www.nsca-japan.or.jp/

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	トレーニングの基礎的概念	・コンディショニング論で学習した内容を復習し、トレーニングに関わる基礎的な概念について再確認する。
2	第2回	ストレッチングとウォームアップ	・柔軟性を高める運動前のウォームアップの長所と要因を説明する。 ・最も効果的な柔軟性トレーニングタイプの定義と、各筋群に対する最適なストレッチングの処方について説明する。 ・PNF（固有受容神経筋促通法）の利点を生かした3種類のストレッチングを説明する。 ・筋活動の抑制にかかわるメカニズムを説明する。
3	第3回	レジスタンストレーニングと補助のテクニック	・正しいレジスタンストレーニングのエクササイズとその一般的テクニックを説明する。 ・呼吸法のガイドラインとウェイトベルト装着の必要性を説明する。 ・フリーウェイトエクササイズの補助の仕方とテクニックを説明する。
4	第4回	＜プログラムデザイン＞ 無酸素性運動の処方Ⅰ	・無酸素性運動の処方についての基礎的なトレーニング原理について説明する。 ・レジスタンストレーニングのプログラムデザイン変数について説明し、トレーニングプログラム作成方法について検討する。
5	第5回	無酸素性運動の処方Ⅰ	・無酸素性運動の処方についての基礎的なトレーニング原理について説明する。 ・レジスタンストレーニングのプログラムデザイン変数について説明し、トレーニングプログラム作成方法について検討する。
6	第6回	無酸素性運動の処方Ⅱ	・プライオメトリックトレーニングのバイオメカニクスと生理学について説明する。 ・プライオメトリックトレーニングのプログラムデザイン変数について説明し、トレーニングプログラム作成方法について検討する。
7	第7回	無酸素性運動処方Ⅲ	・スピード、アジリティ、スピード持久力トレーニングの動作力学について説明する。 ・プログラムデザイン変数について検討し、効果的なスピード、アジリティー、スピード持久力のトレーニングプログラムを作成する。
8	第8回	有酸素運動の処方：有酸素性持久力トレーニング	・有酸素性持久力パフォーマンスに関係する生理学的要因について説明する。 ・有酸素性持久力トレーニングの様式について説明する。 ・プログラム変数を検討し、プログラムデザインを作成する。
9	第9回	有酸素運動の処方：有酸素性持久力トレーニング	・有酸素性持久力パフォーマンスに関係する生理学的要因について説明する。 ・有酸素性持久力トレーニングの様式について説明する。 ・プログラム変数を検討し、プログラムデザインを作成する。
10	第10回	＜運動処方原理の適応＞　 ピリオダイゼーション	・ストレングス＆コンディショニングに関するピリオダイゼーション（期分け）の価値、役割、適応の仕方を説明する。 ・トレーニングストレスに対する反応とピリオダイゼーションのサイクルについて説明する。 ・伝統的なピリオダイゼーションモデルの4つの時期区分と準備期における3つの段階を説明する。 ・プログラムデザインの変数をピリオダイゼーショントレーニングプログラムを考案するために適応する方法を検討する。
11	第11回	＜運動処方原理の適応＞　 ピリオダイゼーション	・ストレングス＆コンディショニングに関するピリオダイゼーション（期分け）の価値、役割、適応の仕方を説明する。 ・トレーニングストレスに対する反応とピリオダイゼーションのサイクルについて説明する。 ・伝統的なピリオダイゼーションモデルの4つの時期区分と準備期における3つの段階を説明する。 ・プログラムデザインの変数をピリオダイゼーショントレーニングプログラムを考案するために適応する方法を検討する。
12	第12回	リハビリテーションとリコンディショニング	・受傷した選手のリハビリテーションやリコンディショニングにおける医科学サポートスタッフの役割について説明する。 ・選手の傷害のタイプと組織の回復過程、リハビリテーションとリコンディショニングの方法論について理解する。
13	第13回	施設レイアウトとスケジュールの立て方	・ストレングス＆コンディショニング施設の設計と設備について説明する。 ・施設を効率的に利用するための機器、設備の配置やスケジュールの立て方などを説明する。
14	第14回	施設運営の方針と手順のマニュアル作成	・ストレングス＆コンディショニングプログラムの目標と目的について説明する。 ・施設スタッフの権利、職種および職務について説明する。 ・ストレングス＆コンディショニング・ストレングス＆コンディショニング施設の運営方針と手順マニュアルの作成について概説する。
15	第15回	施設のメインテナンスとリスクマネジメント	・安全な環境を整備するための施設、機器のメインテナンスと清掃の重要性を説明する。 ・施設におけるリスクマネジメントについて説明する。