科目一覧へ戻る | 2025/05/07 現在 |
開講科目名 /Class |
レクリエーション論(サ)/Theory of Recreation |
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授業コード /Class Code |
C001341001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
SPTc002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
学際教育科目/ |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
上谷 聡子/UETANI SATOKO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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上谷 聡子/UETANI SATOKO | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、スポーツサイエンス・ユニットの専門科目の一つである。レクリエーション・インストラクター資格に必要となる科目でもある。レクリエーション・スポーツに関心をもち、自ら親しみながら、スポーツサイエンス・ユニットのディプロマポリシーに示す、「スポーツに関する新たな知見や知識を探求できる能力を備え、それを社会の様々な分野における問題発見やその解決に活用することができること」を目指す。 本格的な少子・高齢社会を迎えているなかで、人々の生活意識が物の豊かさを優先することから、心の豊かさ、精神的ゆとりをも求める方向へと大きく変わってきている。仕事やさまざまな義務、拘束からすこし離れて、自由に楽しいひとときを過ごす。あるいは人とのふれあいの時をもつ。つまり、生活の余暇時間をどのように過ごすかが、豊かな生活・人生の実現にとって大きな課題となるといっても過言ではない。 余暇の時間をどのように過ごすかを考え、レクリエーションに取り組むことで、日々の生活に活力をもたせ、豊かさを実感したいものである。その取り組みの一つに、レクリエーション活動がある。また、レクリエーション活動やレクリエーション・スポーツのイベントで人々を支援する(ささえる)ことは、コミュニティづくりや地域活性化とともに、支援者の自己開発や自己実現にもつながるはずである。 本講義では、それらの活動を実施するために必要な知識や技術を学ぶことを目的とする。レクリエーションの意義やレクリエーション支援の方法・レクリエーション支援のプログラム方法等について、理論と実践を通じて学ぶ。ここで学んだ理論は、「レクリエーション実習Ⅰ」「レクリエーション実習Ⅱ」「国内実習Ⅰ」「国内実習Ⅱ」で必要な基礎知識ともなるため、これらの講義を受講する前に本講義を履修することが望ましい。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・レクリエーションという言葉の主旨について説明できる ・レクリエーション実践の楽しさを体験する ・レクリエーション活動がもたらす楽しさについて説明できる ・レクリエーション支援の理論について理解する ・レクリエーション支援のプログラムについて説明することができる |
授業のキーワード /Keywords |
心の元気、レクリエーション、レクリエーション支援、レクリエーション活動、アイスブレーキング、ホスピタリティ、グループワーク |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義だけではなく、実践も取り入れながら授業を進める。 理論と実践を合わせて行うことで、理論を深く理解することができるよう授業を進める。 ※授業の進行状況によって、授業計画を変更する可能性がある |
履修するにあたって /Instruction to Students |
グループワークも併用しながら講義を進めるため、積極的な姿勢で受講すること。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
講義内容について、事前事後の学習を行うこと(30分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業でレポートの提出を求める。 提出されたレポートの中で優秀なものを、授業冒頭で紹介する予定である(紹介不可の者は、その旨を記載してもらうことで、紹介は行わない)。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回のミニレポート 60% 授業内テスト 40% ※持ち込み不可 |
テキスト /Required Texts |
適宜資料を配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
公益財団法人 日本レクリエーション協会編『楽しさをとおした心の元気づくり -レクリエーション支援の理論と方法-』 星野欣生『職場の人間関係づくりトレーニング』金子書房、2007年 星野欣生『人間関係づくりトレーニング』金子書房、2003年 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 授業についての説明 レクリエーションとは |
授業の進め方について説明する(レク・インストラクター資格取得についても説明を行う)。 レクリエーションの言葉の主旨について学ぶ。 |
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2 | 第2回 | レクリエーション支援の方法① (アイスブレーキング実践) |
アイスブレーキングを体験する。 良好な集団づくりの方法を体験する |
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3 | 第3回 | レクリエーション支援の理論① (良好な集団づくりの理論) |
良好な集団、およびレクリエーション活動をとおした良好な集団づくりについて知る。 集団内のコミュニケーションの促進について学ぶ。 |
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4 | 第4回 | レクリエーション支援の方法② (レクリエーションの楽しさ) |
エクササイズ「平和中学校」を体験する。 レクリエーションの楽しさを体験する。 |
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5 | 第5回 | レクリエーション概論 | レクリエーションの目的、および心の元気づくりの手段としてのレクリエーション活動について知る。 レクリエーション支援の目的と方法について学ぶ レクリエーション・インストラクターの役割について理解する。 |
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6 | 第6回 | レクリエーション支援の方法③ (ホスピタリティ) |
エクササイズ「たずねる(聴く)、こたえる(話す)、観る」を体験する。 エクササイズを通じて、コミュニケーションの大切さに気が付く。 エクササイズ「心の窓」「心の4つの窓」を体験する。 エクササイズを通じて、相互理解が深まる心の仕組に気が付く。 |
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7 | 第7回 | レクリエーション支援の理論② (コミュニケーションと信頼関係づくりの理論) |
レクリエーション支援におけるコミュニケーションについて学ぶ 対象者と支援者の信頼関係、および信頼関係づくりの方法について理解する |
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8 | 第8回 | レクリエーション支援の方法④ (コミュニケーションを考える) |
エクササイズ「流れ星」を体験する。 エクササイズ「自分の話し方、きき方の検討」を体験する 普段行っているコミュニケーションについて、改めて考える。 |
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9 | 第9回 | レクリエーション支援の理論③ (自主的、主体的に楽しむ力を育む理論) |
自主的、主体的にレクリエーション活動を楽しむ力について知る。 やる気の変化とやる気が生じる心の仕組みについて学ぶ。 成功体験を支え合う対象者のかかわりあいについて学ぶ。 |
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10 | 第10回 | レクリエーション支援の方法⑤ (成熟したグループとは) |
エクササイズ「チーム・ラリー」を体験する。 成熟したグループとは何かについて考える。 |
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11 | 第11回 | 楽しさと心の元気づくりの理論① (楽しさを通した心の元気づくりと対象者の心の元気) |
レクリエーション活動の楽しさを感じる心の仕組み、および心の仕組みを根拠にした支援について知る。 楽しさが心の元気をもたらす生理的な仕組み、および社会的な仕組みについて学ぶ。 |
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12 | 第12回 | 楽しさと心の元気づくり理論② (心の元気と地域のきずな) |
ライフステージと心の元気づくりについて学ぶ。 地域のきずなづくりとレクリエーションについて理解する。 |
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13 | 第13回 | レクリエーション支援のプログラム① (リスクマネジメントとプログラム立案) |
リスクマネジメントの視点を方法を理解する。 レクリエーション支援のプログラム立案の視点と方法を理解する。 |
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14 | 第14回 | レクリエーション支援のプログラム② (確認テスト) |
理論に関する確認テストを行う。 与えられたテーマに対するプログラム立案を行う(リスクマネジメントも含む) |
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15 | 第15回 | レクリエーション支援のプログラム③ (ふりかえり) |
理論テスト解説。 プログラム立案に関する課題や改善点について解説する。 |