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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
スポーツ史(サ)/History of Sports
授業コード
/Class Code
C001311001
ナンバリングコード
/Numbering Code
SPTc007
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
学際教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水1(後期)/WED1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
西脇 満/NISHIWAKI MITSURU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
西脇 満/NISHIWAKI MITSURU 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
講義やビデオ視聴など
授業の目的
/Class Purpose
 本科目は、スポーツサイエンス・ユニットの専門科目である。
 全学ディプロマポリシー

1. 幅広い知識に基づいて、他者および異文化を理解することができる。
2. さまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる。
3. 生涯にわたって学び続けることができる。
4. 獲得した知識や技能を社会に役立てることができる。

に基づき、本講の目的は次の通りとする。

1.「スポーツ」の概念を「哲学的」「客観的」に確認した上で、各国のスポーツ事情を歴史的観点から理解する。(ディプロマポリシー1より)

2.スポーツの歴史的研究を通じてそれが現代に関わる事情や問題について考察し、その解決策などを考える。(ディプロマポリシー2、4より)

3.スポーツの歴史を学ぶことで、将来のスポーツ、さらには社会の将来について考察する知見を養う。(ディプロマポリシー3、4より)
到 達 目 標
/Class Objectives
スポーツがどのような歴史的変遷を経て今のような形になったのかが説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
歴史研究を行うにはまずその対象となる事象の概念が明確になっていなければならない。その上でスポーツ史に含めるべき事象とそうでない事象を明確に区別すると同時に、それらが行われた理由、理念、目的などを明確にした上で歴史的変遷を考察する。 
履修するにあたって
/Instruction to Students
歴史的研究には当該研究対象の概念や範囲を明確にしておかねばならない。そのため前期にスポーツ哲学を履修しておくことが望ましい。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業中に適宜関連する書籍や資料などを紹介するので、週に1時間は読んでおくことが望ましい。 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業後に理解度を確認する簡単なレポートを提出、チェック後、理解が不足している部分について個別に説明する。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
テスト80%、小テストやレポートなど20%
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 「スポーツ史」とは  本講の目的、目標についてのガイダンス、自己紹介
2 第2回 太古のスポーツ 歴史的遺物や記録などから、主に紀元前の時代において現代のスポーツに該当する活動が行われていたのか、行われていたとすれば、それはどのようなものだったのかを考察する。 
3 第3回 古代ギリシャのスポーツとオリンピック① 競争的競技や身体の鍛錬が明らかに行われていた古代ギリシャについて、プラトン、アリストテレスなどの文献に基づいて、何が、なぜ、どのように行われていたのかを考察する。  
4 第4回 古代ギリシャのスポーツとオリンピック② 古代オリンピックの変遷、歴史、競技種目などについてビデオなどを視聴しながら理解する。 
5 第5回 古代ローマ時代のスポーツ  古代ギリシャと古代ローマは社会や政治の体制が異なるのはもちろん、行われていた身体運動や競技、またその目的も明らかに異なっていた。古代ローマのスポーツや身体運動について、ギリシャのそれと比較しながら考察する。
6 第6回 中世のスポーツ ヨーロッパ中世は暗黒時代などと言われることがあるが、その時代の人々はどのような運動をしていたのかを概観する。
7 第7回 初期の近代競技スポーツ イギリスの近代競技スポーツについてパブリックスクールを中心に概観する
8 第8回 近代オリンピックの歴史と変遷① 1896年からはじまった近代オリンピックの歴史について、主に第2次世界大戦前の日本人選手の活躍を中心にビデオなどを見ながら学習する。
9 第9回 近代オリンピックの歴史と変遷② 戦後の主なオリンピックについてビデオなどをみながら概観する
10 第10回 武士道とスポーツ① 「武士道」「武道」「士道」と日本における現代スポーツとの関係 
11 第11回 武士道とスポーツ② 新渡戸稲造の「武士道」について紹介 
12 第12回 キリスト教とスポーツ キリスト教(プロテスタント)的価値観とスポーツに取り組む際の考え方について検討する。
13 第13回 唯物論・共産主義思想とスポーツ 唯物論的価値観、特に旧共産主義諸国におけるスポーツの考え方について考察する。 
14 第14回 政治とスポーツ 1995年のラグビーワールドカップで優勝した南アフリカ共和国において、黒人初の大統領となったネルソンマンデラ大統領が白人のスポーツと言われたラグビーで自国への応援を呼びかけた背景とそのもたらされた結果を学び、スポーツが政治や人種問題に及ばした影響について理解する。 
15 第15回 まとめ これまでの講義で説明したスポーツや様々な身体運動の歴史あるいはその変遷、また現代のスポーツ事情が形成された背景などについての理解度を検証する。 

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